世界(地域/岡山)に目を向けグローバル 366 岡山県を中心にグローカル GPS APS

岡山 中心 グローカル 地域目線で、世界を思考していきたいですね!地域の紹介、世界の話題を考える。岡山県の善さをアピールしつつ・・そんな感じで・・ね。旅行、グルメ・B級グルメ・・、パワースポット・・、iPhone やAndroidに役立つ情報も・・(ジャニーズ ファンだった! あの日までは)

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岡山 マンション建設現場で型枠など崩れる 1人死亡5人けが 

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岡山 マンション建設現場


18日午後、JR岡山駅前の高層マンションの建設現場で、生コンクリートを流し込んだ型枠などが崩れ、作業員6人が巻き込まれました。
警察によりますと、この事故で1人が死亡し、5人がけがをしました。

18日午後1時前、岡山市北区駅前町の高層マンションの建設現場で「型枠が崩れて6人ほどが下敷きになった」と消防に119番通報がありました。
警察や消防によりますと、地下およそ9メートルの場所で、壁と型枠の間に生コンクリートを流し込んでいたところ、その型枠や足場が崩れて、30代から60代の男性の作業員6人が巻き込まれたということです。
消防によりますと、このうち3人が足場の下敷きになっていたということです。
警察によりますとこの事故で、吉備中央町の会社員・幸田英明さん(67)が、型枠の下敷きになって死亡しました。
また5人がけがをして市内の病院に搬送されましたが、いずれも命に別状はないということです。
現場は、JR岡山駅のすぐ東側の再開発が行われている場所です。

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作業員6人が死傷したマンション工事現場 消防「危険な現場だった」その状況は【岡山】




3月18日、岡山市中心部のマンションの工事現場で起きた6人死傷の事故。取材を進めると徐々に詳しい状況が分かってきました。現場で取材にあたった奥原記者の中継です。

(奥原怜奈記者)
「現場はJR岡山駅東口から徒歩3分ほど離れた場所です。再開発のため、2025年12月の竣工を目指して地上31階、地下2階建てのマンションの建設工事が進められていました。

コンクリートの壁を作る際に使う型枠と足場が崩れ、男性作業員6人が下敷きになったりしたということです。

この事故で、岡山県吉備中央町の作業員、幸田英明さん(67)が死亡、残りの30歳から69歳の男性作業員5人がケガをして病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。

また、現場の底は地下約9メートルにあり、救出後に地上へ引き上げる作業を連携して行ったということですが、消防は「危険な現場」だったと話していました。

Q:現場は当時どのような工事作業が行われていた?
(奥原怜奈記者)
「具体的な工事の内容は分かっていませんが、実際に崩れた型枠などの資材は非常に重いものだったということです。また事故当時、強い風は吹いておらず、警察は業務上過失致死傷の疑いも視野に事故の詳しい原因を調べています。」




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岡山 ハクモクレンまもなく見頃 岡山・半田山植物園





 
岡山市北区の半田山植物園では、ハクモクレンが花を咲かせています。
ハクモクレンは春を代表する花のひとつで手のひらほどの白い花を咲かせます。
半田山植物園にはおよそ10本のハクモクレンが植えられていて、ことしは前の週から開き始め、まもなく見頃を迎えます。
訪れた人は、空に向かって咲くハクモクレンの写真を撮ったり、隣で咲くツバキカンザクラとの共演を楽しんでいました。
半田山植物園によると、ハクモクレンは3月末まで楽しめるということです。

岡山 JR在来線の利用促進会議 移動で鉄道利用は6%余 岡山




 JR在来線の利用促進について話し合う会議が岡山市で開かれ、鉄道を利用している人は6%あまりにとどまっていることが報告されました。

この会議は、県内を走るJR在来線の利用促進をはかり、路線の維持や地域の振興につなげようとおととしから開かれていて、4回目の会合には、オンラインを含め、JRや県、それに沿線の自治体などからおよそ50人が出席しました。
会議では、県や自治体が今年度実施したスタンプラリーや写真展などの利用促進策のほか、おととし県民2万7000人余りを対象に行った、移動手段に関するアンケート調査の結果が報告されました。
それによりますと、鉄道を利用している人は全体のわずか6.7%にとどまっていたということです。
このためアンケートを分析した企業から、音楽イベント会社と連携して、野外イベントの参加者に鉄道利用を呼びかけたり、駅の近くで人が集まるお祭りを開催したりしたらどうかというアイデアを提案されたことが紹介されました。
県県民生活交通課の森晃章課長は「鉄道は利用してもらわないと利便性も高まらず、将来的に維持が難しい。少しでも多くの人にそういったことを知ってもらい、鉄道を守ろう、乗ってみようという機運を盛り上げたい」と話していました。

岡山 津山さくらまつりを前にぼんぼり設置…2024年初企画の花見イベントも予定【岡山】




 さくらまつりに向けた準備です。サクラの名所、津山市の鶴山公園で夜桜に風情を添えるぼんぼりの設置が始まりました。

ソメイヨシノやジンダイアケボノなど、約1000本のサクラが咲き誇る鶴山公園。ぼんぼりは3月23日から始まる津山さくらまつりで点灯し夜桜の風景を演出します。

園内には約180本の杭が立てられており津山市観光協会の職員らが杭の先に六角形のぼんぼりを手際よく取り付けていきました。

(津山市観光協会企画部 本名隆光次長)
「津山さくらまつりを前に、急ピッチで準備している。今年(2024年)初企画で(本丸から)クレーンで上がり、高さ20メートルから見下ろすサクラを3月30日、31日に予定している。ぜひ皆さん体験してください」

ぼんぼりは3月23日から4月7日までのさくらまつり期間中、午後6時から午後10時まで点灯されます。

岡山 「アレ」を達成した前田穂南選手(天満屋)が阪神タイガースの開幕戦で始球式【岡山】




 今年の阪神タイガースの開幕戦で、パリ五輪女子マラソン代表に内定している天満屋の前田穂南選手が始球式を務めることがわかりました。

前田選手は、今年(2024年)1月の大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒と19年ぶりに日本記録を更新し2位になりました。今月の名古屋ウィメンズマラソンで日本記録を更新する選手がいなかったため、パリ五輪女子マラソンの代表に内定しています。

前田選手は、大阪国際マラソンの目標を岡田彰布監督の言葉にあやかり「アレ(=日本記録)」と発言していました。

前田選手が始球式を務める阪神タイガースの開幕戦は、京セラドーム大阪で4月2日に行われ、横浜ベイスターズと対戦します。
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岡山 前田穂南「2大会連続で日本代表として走れることに誇りを…」天満屋勢初のメダルを目指す【岡山】

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2024年夏のパリオリンピックのマラソン日本代表に、岡山市の天満屋の前田穂南選手(27)が内定しました。自身としては2大会連続、天満屋所属の選手としては6大会目のオリンピックです。

マラソン代表の残り1枠への可能性を残し3月10日に行われた名古屋ウィメンズマラソン。優勝した安藤友香の記録は2時間21分18秒でした。この記録が、1月に前田が記録した日本記録の2時間18分59秒を下回るタイムだったため、前田がパリオリンピック、マラソン日本代表の最後の1枠に内定。国内で5人目となる2大会連続のオリンピックで前田は所属先を通じてコメントを発表しました。

「2大会連続でオリンピックの舞台で日本代表として走れることに誇りを持ち、世界でしっかり自分のパフォーマンスを発揮したいと思います」

前田が所属する天満屋女子陸上競技部は1992年創部。マラソンで初めてオリンピックに出場したのは現在、ヘッドコーチを務める山口衛里さんでした。

山口さんのシドニーを皮切りにアテネ、北京、ロンドンと4大会連続で天満屋の選手がオリンピックに出場。そんな名門の門を叩いた1人が、2015年入社の前田でした。

(天満屋入社時の前田穂南選手 当時18歳)
「マラソンが走れる土台をしっかり作って、目標に向かって頑張っていきたい」

入社から6年後の2021年に初めて出場した東京オリンピック。結果は33位でした。

(東京五輪出場時の前田穂南選手 当時25歳)
「オリンピックは夢の舞台。スタートラインに立てて走り切れたのは貴重な経験」

その後、ケガもあり、苦しい時期を乗り越えて挑戦した2023年10月のオリンピック代表選考レースは7位。代表に内定することはできませんでした。

(MGC当時の前田穂南選手)
「思うような結果が出なかった。次、(MGC)ファイナルに向けて頑張りたい」

代表残り1枠への挑戦。前田は前を向いていました。

(大阪国際女子マラソン前の前田穂南選手)
「もう一度、オリンピックに出たい」

その思いに近づいたのが2024年1月、前田が19年ぶりに、野口みずきさんが持つ日本記録を更新。10日のレース結果をもってパリオリンピックの日本代表に内定しました。

「今までの経験を生かして、またこれから継続して練習に取り組んで準備していきたいと思います」

天満屋勢から初のオリンピックのメダル獲得へ、歴史への挑戦が始まります。

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岡山天満屋 前田穂南選手 大阪国際女子マラソンで日本新! 沿道の父を見て「え、走ってるって思いました(笑)」
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前田穂南選手の父走る?1


https://www.youtube.com/watch?v=kx-RvbJZW6I

 1月28日の大阪国際女子マラソンで日本記録を更新した前田穂南選手が、一夜明け会見に臨みました。

【天満屋 前田穂南選手(27)】「しっかり自分の力を出し切って、最後まで粘って走りきれたことで、自己ベスト更新して、日本新記録更新できたことがすごいうれしいです」

1月28日に行われた「大阪国際女子マラソン」。日本新記録ペースで快走する前田選手の目に飛び込んできたのは、なんと沿道を走るお父さんの姿でした。

【前田穂南選手】「え、走ってるって思いました(笑)」

お父さんの声援を背に受け、野口みずきさんの持つ日本記録を19年ぶりに更新した前田選手。3月に行われる名古屋ウィメンズマラソンの結果次第で、2大会連続のオリンピック出場が決まります。

【前田穂南選手】「待つだけなので、何も考えずに待っています」

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【野口みずきの記録破り19年ぶり日本記録更新】高校時代は補欠 前田穂南の強さの原点を恩師が語る「目標を失わずしっかりやってきた選手
https://www.youtube.com/watch?v=Nf8cY5XqkjQ

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前田穂南、父哲宏さんの沿道並走を見て「頑張ろうと思いました」/大阪国際女子マラソン一問一答前田穂南選手の父jpg





<陸上:大阪国際女子マラソン>◇28日◇ヤンマースタジアム長居発着(42・195キロ)

21年東京オリンピック(五輪)代表の前田穂南(27=天満屋)が、日本新の2時間18分59秒をマークして2位に入った。

05年野口みずきの日本記録2時間19分12秒を、19年ぶりに更新した。

前田と武冨豊監督が出席した会見の主な一問一答は以下の通り

 

-感想を

前田 まず自己ベストを更新できた、日本新記録を更新できて、すごくうれしい気持ちです。昨年のMGCでは自分の力を出し切ることができなくて、すごく悔しい気持ちがあった。今回は絶対に自分の力を出し切りたいという気持ちがあった。レースに向けて、練習も継続してできて、自信を持ってスタートラインに立てた。最後まで力を出し切れた。

武冨監督 今回、MGC前もいい練習ができていたが、それでも足りないということで。もっと設定タイムを上げて練習に入りました。練習をしっかり消化していった。(2時間)20分を切る、というのはかなりの確率で大丈夫だろうと、大会に送り出せた。MGCに比べて、リラックスして、自分らしい準備ができていたと思う。

-中間点で前に出た。1キロ3分10秒台だった。日本新記録のため

前田 日本記録を出したい気持ちがあった。体が動いたらいこう、と決めていました。

-1キロ3分10秒を続ける自信があった

前田 練習でやってきたことを信じて、最後まで走ろうという思いで走りました。

-レース中に日本記録までいけると思ったのは

前田 後半、いけるという思いはあったんですが、風や、雨が降ってきて、足が止まりそうな感覚が出てきたが、トラックに入った時に、ぎりぎりになってきて。最後は絶対に切ろう、という気持ちで走りました。

-何が支えになったか

前田 沿道からの応援が力になりました。

-日本記録を狙ったのはいつごろから

前田 4年前ぐらいからです。

-切れそうだと思っていたか、遠いと思っていたか

前田 体調がよくて、継続して練習ができたらいける、という自信はありました。

-どういう練習をしてきたか。

前田 距離をしっかり走り込んで、変化走を中心に練習してきたことが、私の中で自信になってスタートラインに立って走ることできました。

-いい走りをする確信はあったか

武冨監督 東京五輪の前に、(20年2月の)青梅マラソンの30キロで日本新を出していると思うが、その時に比べて、質も量も上げて今回(の練習を)設定しました。それをしっかり消化していること、タイム的にも40キロ走で4、5分は(タイムを)縮める練習ができていた。手応えは、そこで確実にいけるだろうと思いました。

-選考会という勝負のレースで20キロ過ぎに飛び出した。不安はなかったか

前田 不安はなかったです。最初に飛び出した時はなかったけど。飛び出さなきゃよかった、と思った時もありました。呼吸が乱れだした時が結構苦しかったです。

-今回、結果が出た理由は

前田 まずはしっかり練習を継続してやってこられたことが大きいかなと思う。

-レース中の気持ちは

前田 気持ちの面でもすごくリラックスして、ゆとりをもって走ることができました。

-武冨監督を驚かせた

前田 はい(笑顔)

-今回、記録が出たことでさらに上を目指すには

武冨監督 大会前に練習したことが、タイム的には挑戦するのが初めてのタイムだった。何度も挑戦して、初めて自分のタイムになると思う。今回は勢いで練習を消化できた。それを繰り返していけば、本当の実力になる。そういうふうにやっていきたい。

-シューズを試行錯誤してきたが、今日のシューズは

前田 今日のシューズは厚底のメタスピードスカイ(アシックス社)。ずっと慣れない期間が多かったけど、大分なじんできて。ようやく、しっくり、自分の感覚で走れるようになってきたかなと思います。

武冨監督 感覚的なものは本人しかわからないが、練習で自転車で後ろから見ている時に、やっと1年ぐらいで。ときどき合わない時もあったけど、この1年は安定して使いこなしていた。慣れてきたのかなと思う。

-フォームの変化はあるか。19年のMGC、20年青梅マラソンに比べて、感じているところはあるか

前田 シューズを替える前と、替えた後では大分、ゆとりをもって動かしていけている感じがあります。

武冨監督 正直、東京五輪前の状態は、いい感じで走っていて。それからケガをしてしまった。彼女の走りに影響が出ていたのが正直なところ。東京五輪前のいい状態であれば、もっと速く(記録を)出せた。けがやシューズの変更で、なかなかなじめなくて、走りがぎくしゃくしていたのかな。この1年でやっと自分のものになったのと、走りに本来のゆとりがでてきたので、これで(記録を)狙えてくるのかなと思った。

-ストライド、ピッチの変化は

武冨監督 ストライドは大きな変わりはないと思う。ただ1歩1歩のゆとり、どういう表現がいいかわからないが、タメがちょっとずつ出てきているのかなと思います。

-20キロすぎに仕掛けた時、監督はどう思ったか

武冨監督 レース前から「いける」と思ったところで動かして、といった。無理矢理にペースをチェンジしたというより、体が反応していたので、いけるだろうと。最後までいけるかは心配していましたけど、これはいけるんだろうなと見ていた。

-給水ミスが2回あった

前田 15キロでとれなくて(所属の)先輩にマラソンメッセージカードを貼っといて、といって、とれなくて、すごく残念。飲めなかったことには影響ないです。(ゴール後にメッセージの確認は)してないです。

-お父さんが並走した

前田 並走はちょっとみえた。応援は今回、聞こえなかった。(並走を見て)「頑張ろう」と思いました。

-大会前の高地合宿、取り組み、練習のポイントを教えてほしい

前田 高地合宿でしっかり距離を速いペースで走って、変化走をして自信になりました。

武冨監督 細かいところまではいうべきじゃないと思っていますが、変化走、距離もかなりペースを上げて、40キロ走、30キロの変化走を高地でやっている。基準が野口さんがやっていた練習、岩谷産業の広瀬監督にいろいろ聞いていたので、まずそこを目標に。それに近いことができていた。1カ月間(米)アルバカーキでやっていました。

-五輪代表が近づいた。東京は悔しい思いをした

前田 東京五輪では悔しい思いがあった。もう1度、パリ五輪で世界と勝負して、自分の走りで走りきりたい、という気持ちがあります。

-これだけのタイムで、名古屋を待つ心境は

前田 まだどうなるか、わからないですが、今の力を出し切れたので、後は待つのみだなと思います。

-雨、風がなければもっといけたと思うか。今後の記録更新の手応えは

前田 後半、向かい風、雨で動かしにくさはあったので、そこがなかったら、もうちょっと走れたというのはあります。

-レース後のインタビューで「走るのが楽しい」と言っていた。苦しかった時期は

前田 けががあったりして、なかなか思うように走れない期間が多かったり、悔しい部分があったので。結構、嫌になったこともあったけど、しっかり走って結果を出すのは達成感、走っていてよかったなというのはあります。///


日本新記録!前田穂南選手(27)が岡山で笑顔で語った「アレ」のこと そして父は「力を押してあげたかった」






岡山のヒロインが、19年間止まっていた時間を動かしました。大阪国際女子マラソンで日本新記録を樹立した天満屋の前田穂南選手(27)が、一夜明けたきのう(30日)大阪から岡山に戻り、RSK山陽放送を訪れ単独インタビューに応じてくださいました。

【写真を見る】【単独インタビュー】日本新記録!前田穂南選手(27)が岡山で笑顔で語った「アレ」のこと そして父は「力を押してあげたかった」

おととい(29日)のレース、現地・大阪での前田選手のご両親への取材、先輩の想いなども含めてお伝えします。

■笑顔の前田穂南選手が岡山に凱旋!

きのう夕方、岡山に帰ってきた前田穂南選手がRSK山陽放送を訪れ、【画像(1)】のような笑顔を見せてくれました。

ーいま一番やりたいことは?
(前田穂南 選手)
「走ることです、ふふふふ」

■大会5日前 明かさなかった目標「アレ」です

(松村みなみ記者 リポート)
「レースのスタート・ゴールとなるヤンマースタジアム長居です。『目標はアレ』と話していた前田選手。一体どんな走りを見せるのでしょうか。運命のレースは間もなくです」

大一番を前に、リラックスした表情を見せる前田選手。実は、この5日前に岡山では。

ー「大阪国際女子マラソンの目標を教えてください」

(前田穂南選手)
「アレです」

目標を明言せず、【画像(2)】のような不敵な笑みを浮かべていました。

「アレ」とは、優勝?自己ベスト更新?

■先輩・谷本観月選手(天満屋)も沿道で祈っていた

注目を集める中、レースは序盤から、パリ五輪の設定記録を大きく超えるハイペースで進みます。すると15キロ地点には、前田選手と9年間共に練習をしてきた天満屋のチームメイト・谷本観月選手(29)(【画像(3)】)が。

(谷本観月選手)
「辛くても、練習のレベルは変えずに、目標に向かって一生懸命やっている前田の姿勢を見たら『五輪に行ってほしい』じゃなくて『前田が五輪に行かないといけない』」

前田選手の夢だった2021年の東京五輪では33位。そこから度重なるケガと、体調不良に悩まされてきました。それでも、諦めずに練習を重ねる姿を見てきたからこそ、結果を出してほしいと祈ります。

(谷本観月選手)
「前田頑張れ!前田自信持っていって!」
「緊張しました、私が…行ってくれると信じて…」



緊迫のレースが動いたのは、中間点を過ぎたあたりでした。前田選手はペースメーカーの新谷仁美選手(総社市出身)をも振り切り前へ。その後、エチオピアのエデサにかわされるも、日本新記録ペースで走り続けます。

■沿道で並走した父「力を押してあげようと」

すると32キロ地点には、前田選手を支えてきた父・哲宏さん(【画像(4)】)が。

(父・哲宏さん)
「ほーちゃんファイト!良い感じ!と」
「力を押してあげようと」

限界に挑戦する娘を見て、いてもたってもいられず、共に走りました。

(天満屋・山口衛里コーチ(シドニー五輪日本代表))
「前田、日本記録いけるよ!」

誰よりも強く、速く駆け抜けた前田選手は、野口みずきさんの日本記録を19年ぶりに更新する2時間18分59秒でフィニッシュしました。

心に秘めた思い、レース直後のインタビューで、「アレ」についてついに明かしてくれました。

ー「アレ」って何だったんでしょうか?

(前田穂南選手)
「日本記録更新です」

(谷本観月選手)
「嬉しいです。もうどうしよう…」

前田選手の母・麻理さん(【画像(5)】)も娘を信じていました。

(母・麻理さん)
「感無量です」

ーお母さんは「アレ」の意味を知っていたんですか?
「知っていました。日本新記録を出すと思っていました。それだけの練習を積んでいると武冨監督から聞いていたので」

(父・哲宏さん【画像(6)】)
「本人が1番苦しかったと思う。僕も応援するしかないので…サポートして、応援して…という感じだった」

■日本新記録の前田穂南選手 改めて...パリ五輪はどうなる?

【スタジオ】
まさに「有言実行」、そして「アレ」が日本の新記録を更新するというのが、驚きでしたよね。

(コメンテーター 春川正明さん)
「やっぱり今回難しかったのは、レースの中で記録は出さなきゃいけないし、パリ五輪のためには日本人で1位にならなきゃいけないし、勝負ですよね。だから普通なら『勝負を取る』とか『記録を取る』とかあるんですけど、その両方しなきゃいけないってのはやっぱ難しいなと思ったんですけれども」





「ただ日本新記録を樹立しましたが、これでパリ五輪出場が決まったわけではないんですよね?」

そうなんです。実はこの先のレースの展開で、この正式にパリオリンピックの代表が決まるということです。

【画像(7)】のように今回の大阪国際女子マラソンで、前田選手は「2時間18分59秒」と、パリ五輪の設定記録の「2時間21分41秒」を大きく上回ったんですが、3月の名古屋ウィメンズマラソンで、この記録を超える人がいなかった場合に、パリ五輪の代表になるということです。

ただ今回は日本新記録ですから、大きくパリ五輪出場に前進したというわけなんです。そしてつい30分ほど前、RSKイブニングニュースが始まる直前に、前田穂南選手に「日本新記録樹立」そして「パリ五輪」への思いをインタビューしました。

■一夜明け、RSK山陽放送で語ってくれた前田穂南選手

ー改めて日本新記録樹立、おめでとうございます。率直に今の気持ちはどうですか?

(前田穂南選手)
「日本新記録更新は、すごく目指していたので、19年ぶりに更新することができてすごく嬉しいです」

ー一夜夜明けての今ですが、きのうは眠れましたか?
「やっぱりレースが終わってからは、もうアドレナリンとかが出て、あんまり寝られないときの方が多いです」

ー昨日のレースの「レースプラン」は、元々どうイメージしていましたか?

「ここ、っていうのは決めてなかったんですけども、足が動いてきて、いつの間にかもう前に行って動いていたので、『このまま行こう』っていう思いで走り切りました」

■なぜ目標を「アレ」と言っていたのか?「阪神の岡田監督が...」

ー「日本新記録」という目標をずっと「アレ」というふうに話されてたんですけど、その理由は?

「口に出してしまうとやっぱり重い感じがあったので、あえて言わないでおこうと思ったのと、岡田監督(阪神タイガース)がその言葉を出してくれたので、それを使おうと思って」

ー前田さんって、阪神ファン?

「家族は阪神ファンですけど、私はそこまで野球はあまり分からない...」


■つらかったこの数年間 どう乗り越えた?

ー東京オリンピックも出場されて、それから怪我であったりとか、コロナもあったと思うんですけど、そのときは?

「怪我とかで思うように走れなくて、コロナ禍になって全然もう走れない状態だったので、すごいもう苦しい時期でした」

ーそのとき、自分の中で何が支えとなって走り続けてきたんでしょうか?

「まずはやっぱり一番、家族の支えがあって、もう1回頑張ろうっていうのがありました」

■ニックネームが“ど根性フラミンゴ”...「フラミンゴは臭かったです」

ー前田さんには「ど根性フラミンゴ」というニックネームが付けられていますが、それはどういうふうに感じていますか?

「自分自身、嫌ではないんですけど、フラミンゴは、可愛くないです(笑)キャラクターはかわいい...キャラクター系のフラミンゴはかわいいですけど、動物は、臭いです。動物園に行ったとき、めっちゃ臭かったです」(めちゃめちゃ笑顔の【画像(8)】)

■次の目標に向かって

ー今後への想いを教えてください

「今回しっかり出し切って結果を出したので、次また、もう次の目標に向かって、
まずは休んで、継続して、またしっかり練習していきたいと思います」

【スタジオ】
苦しい時期も、やはり家族の支えがあって、走り切ることができたと話してくれたんですが、終始「走ることが楽しい」と話してくれたのも、前田選手の印象がかなりありますね。

(コメンテーター 春川正明さん)
「高校時代、駅伝で強豪校で補欠だったというので、そこからトップ選手に上り詰めたという。。。これはあらゆる競技補欠の選手に希望を与えますよね。

3月の名古屋ウィメンズが終わって今後どうなるか、私たちも注目したいと思います。



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前田穂南の由来は鈴木保奈美から 父哲宏さんは沿道で娘と並走/大阪国際女子マラソン



<こんな人>

<陸上:大阪国際女子マラソン>◇28日◇ヤンマースタジアム長居発着(42・195キロ)

日本新記録の樹立で東京に続く、オリンピック(五輪)2大会連続出場に大きく前進した前田穂南(27=天満屋)。

大阪・豊中市の実家から応援に駆けつけた父哲宏(あきひろ)さんと母麻理さん(ともに50)は、ゴールした試合会場で喜びをかみしめた。

32キロ地点の沿道から娘と並走し、テレビ中継にも映った哲宏さんは「こちらの身が引き締まる(記録)。すごい頑張りだった。穂南らしさが出ていた」。沿道からは「ホーちゃん、ファイト」と声をかけたそうで、32キロ地点を選んだのは「ペースメーカーが離れ、粘りどころと思った」のが理由という。

「穂南」という名前は、両親がファンだったという俳優鈴木保奈美(57)の影響があった。

91年にフジテレビ系で放送された月9ドラマ「東京ラブストーリー」を見て育った世代で、前田家の第1子に「ホナミという名前をつけたかったんです。漢字は違いますけど(笑い)」と麻理さん。

阪神ファンだという前田家では、プロ野球阪神が昨年に優勝した頃から、前田から「アレ(=日本記録更新)という言葉が出ていた」と麻理さん。

哲宏さんは「僕が阪神ファンで、その影響があったかもしれない。(出場が決まればパリ五輪へは)今はホッとひと息ついてほしい」と温かい言葉をかけ、今後の陸上人生へ「これで終わりじゃない。わくわくすることをしてほしい」と、さらなる飛躍を期待していた。
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【野口みずきの記録破り19年ぶり日本記録更新】高校時代は補欠 前田穂南の強さの原点を恩師が語る「目標を失わずしっかりやってきた選手
https://www.youtube.com/watch?v=Nf8cY5XqkjQ

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岡山(日本新) 快挙を後押し!前田穂南(天満屋)の隣で沿道を必死に走るピンクの男性 思わず激走 ネットまさか「お父さん?」「感動やな」「速い」「泣ける」

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岡山(天満屋 前田穂南選手)
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  「大阪国際女子マラソン」(28日、ヤンマースタジアム長居発着)

 今夏のパリ五輪の出場権をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジとして行われ、21年東京五輪代表の前田穂南(27)=天満屋=が2時間18分59秒で、05年のベルリンマラソンで野口みずきがマークした2時間19分12秒の日本記録を塗り替えた。設定記録の2時間21分41秒も突破して日本人トップの2位でゴールし、パリ五輪代表3枠目の1番手となった。

【写真】沿道を激走応援 50歳には見えないイケメン父 快挙の娘に手を振る

 前田は初の五輪出場を目指す松田瑞生(28)=ダイハツ、佐藤早也伽(29)=積水化学=とともに先頭集団でしのぎを削っていたが、21キロ過ぎで前に出ると、後続との差を広げた。その直後、松田が先頭集団から遅れていった。

 32キロ過ぎではピンクのジャンパーを着た男性が沿道で声をかけながら疾走。その状況が10秒以上続き、フジテレビの実況は「歩道では前田選手のお父さんが横で並走してます!小学校時代からともに走り続けてきた親子」と伝えると、ネットも反応した。「お父さん並走からのお母さん声かけ 泣ける」、「お父さんも速い」、「感動やな」、「前田親子並走してる」などの声があがった。

 父・哲宏さん(50)の激走の後、母・麻理さん(50)が沿道から大声でエールを送る姿もあった。レース後、哲宏さんは32キロの並走について「じっとしてられなかった。最後は見られなかった」と、思わず体が動いたと明かした。

 30キロを過ぎ、苦しい局面を迎えたところでの熱いエール。前田は「並走はちょっと見えました。応援は聞こえなかったですが、頑張ろうと思いました」と後押しに感謝した。

 パリ五輪代表選考では、昨秋のMGC1位の鈴木優花(第一生命)と2位の一山麻緒(資生堂)が出場権を獲得。残り1枠を争ったレースで快挙を成し遂げた前田は、パリ五輪代表3枠目に大きく近づいた。今後、名古屋ウィメンズで前田の記録を抜く選手が出なければ代表権を獲得する。


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大阪国際女子マラソンで天満屋の前田穂南選手が日本新記録で2位 パリ五輪出場に大きく前進



大阪国際マラソンで快挙です。天満屋の前田穂南選手が日本新記録を叩き出して2位に入り、パリ五輪女子マラソン代表の座を大きく引き寄せました。

(号砲)

風もなく絶好のコンディションの中スタートしたレースは速いペースで進みます。パリ五輪代表の残り1枠をかけた大一番。前田穂南選手は序盤からトップグループに入り機会をうかがいます。パリへの切符はこの大会か、3月の名古屋ウィメンズマラソンで選考基準のタイム2時間21分41秒以内で走り、最も速かった選手に与えられます。

レースを動かしたのは前田選手でした。20キロを過ぎたところで1人抜け出しトップを独走します。30キロを過ぎてエチオピアのエデサ選手にトップを譲りますが、前田選手は粘り強い驚異の走りを見せ、2時間18分59秒と2005年以来19年ぶりに日本記録を更新し、日本人最高位の2位でフィニッシュしました。

(前田穂南選手(天満屋))「たくさんの応援の力ですごい元気をもらって最後まで走り切ることができました。応援ありがとうございました。今回は日本記録更新を狙っていたのですごくうれしいです」

パリ五輪代表の座を自らの力で大きく手繰り寄せた前田穂南選手。3月の名古屋の結果を待つことになります。
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岡山 前田穂南が生出演「やめたい時期を乗り越え強くなった」女子マラソン日本新の快挙を振り返る【岡山】
前田穂南選手の父走る?1


大阪国際女子マラソンで日本記録を更新した天満屋の前田穂南選手が1月29日、OHKの情報番組「なんしょん?」に生出演し、今の思いを語りました。

Q、一夜明けて岡山に戻ってきて、今の気持ちは?
「まだ戻ってきたばっかりなので、あまりまだ実感がないです」

Q、昨日はどんなことを考えて眠った?
「あまり寝られなかったので、ゆっくり寝たいなって考えながら寝ていました」

Q、レースにはどんな意気ごみで挑んだ?
「やっぱり記録は狙っていたので、去年MGCの結果が思うように出せなかったので、今回のレースでしっかり出し切りたいっていう思いで走り切りました」

Q、行けると確信したのはどのタイミング?
「体が勝手に反応したので、そのままの勢いで走りました」

Q、お父様が伴走していらっしゃいましたが?
「『走っているな』って思って見ていました」

Q、記録達成まで、どんなハードルを乗り越えた時が一番大変だった?
「怪我が多かった時期とかで思うように走れない時期があって、もうやめたいっていうのがすごく大きかったりしたのが一番あって、そこをしっかり乗り越えて、また強くなったっていうのを感じて、そこでしっかり乗り越えられたかなっていうのがあります」

「岡山・香川の皆さん、いつも応援ありがとうございます。またしっかり自分の走りで力を出し切って、皆様に元気な走りができるように頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」

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日本新記録!前田穂南選手(27)が岡山で笑顔で語った「アレ」のこと そして父は「力を押してあげたかった」






岡山のヒロインが、19年間止まっていた時間を動かしました。大阪国際女子マラソンで日本新記録を樹立した天満屋の前田穂南選手(27)が、一夜明けたきのう(30日)大阪から岡山に戻り、RSK山陽放送を訪れ単独インタビューに応じてくださいました。

【写真を見る】【単独インタビュー】日本新記録!前田穂南選手(27)が岡山で笑顔で語った「アレ」のこと そして父は「力を押してあげたかった」

おととい(29日)のレース、現地・大阪での前田選手のご両親への取材、先輩の想いなども含めてお伝えします。

■笑顔の前田穂南選手が岡山に凱旋!

きのう夕方、岡山に帰ってきた前田穂南選手がRSK山陽放送を訪れ、【画像(1)】のような笑顔を見せてくれました。

ーいま一番やりたいことは?
(前田穂南 選手)
「走ることです、ふふふふ」

■大会5日前 明かさなかった目標「アレ」です

(松村みなみ記者 リポート)
「レースのスタート・ゴールとなるヤンマースタジアム長居です。『目標はアレ』と話していた前田選手。一体どんな走りを見せるのでしょうか。運命のレースは間もなくです」

大一番を前に、リラックスした表情を見せる前田選手。実は、この5日前に岡山では。

ー「大阪国際女子マラソンの目標を教えてください」

(前田穂南選手)
「アレです」

目標を明言せず、【画像(2)】のような不敵な笑みを浮かべていました。

「アレ」とは、優勝?自己ベスト更新?

■先輩・谷本観月選手(天満屋)も沿道で祈っていた

注目を集める中、レースは序盤から、パリ五輪の設定記録を大きく超えるハイペースで進みます。すると15キロ地点には、前田選手と9年間共に練習をしてきた天満屋のチームメイト・谷本観月選手(29)(【画像(3)】)が。

(谷本観月選手)
「辛くても、練習のレベルは変えずに、目標に向かって一生懸命やっている前田の姿勢を見たら『五輪に行ってほしい』じゃなくて『前田が五輪に行かないといけない』」

前田選手の夢だった2021年の東京五輪では33位。そこから度重なるケガと、体調不良に悩まされてきました。それでも、諦めずに練習を重ねる姿を見てきたからこそ、結果を出してほしいと祈ります。

(谷本観月選手)
「前田頑張れ!前田自信持っていって!」
「緊張しました、私が…行ってくれると信じて…」



緊迫のレースが動いたのは、中間点を過ぎたあたりでした。前田選手はペースメーカーの新谷仁美選手(総社市出身)をも振り切り前へ。その後、エチオピアのエデサにかわされるも、日本新記録ペースで走り続けます。

■沿道で並走した父「力を押してあげようと」

すると32キロ地点には、前田選手を支えてきた父・哲宏さん(【画像(4)】)が。

(父・哲宏さん)
「ほーちゃんファイト!良い感じ!と」
「力を押してあげようと」

限界に挑戦する娘を見て、いてもたってもいられず、共に走りました。

(天満屋・山口衛里コーチ(シドニー五輪日本代表))
「前田、日本記録いけるよ!」

誰よりも強く、速く駆け抜けた前田選手は、野口みずきさんの日本記録を19年ぶりに更新する2時間18分59秒でフィニッシュしました。

心に秘めた思い、レース直後のインタビューで、「アレ」についてついに明かしてくれました。

ー「アレ」って何だったんでしょうか?

(前田穂南選手)
「日本記録更新です」

(谷本観月選手)
「嬉しいです。もうどうしよう…」

前田選手の母・麻理さん(【画像(5)】)も娘を信じていました。

(母・麻理さん)
「感無量です」

ーお母さんは「アレ」の意味を知っていたんですか?
「知っていました。日本新記録を出すと思っていました。それだけの練習を積んでいると武冨監督から聞いていたので」

(父・哲宏さん【画像(6)】)
「本人が1番苦しかったと思う。僕も応援するしかないので…サポートして、応援して…という感じだった」

■日本新記録の前田穂南選手 改めて...パリ五輪はどうなる?

【スタジオ】
まさに「有言実行」、そして「アレ」が日本の新記録を更新するというのが、驚きでしたよね。

(コメンテーター 春川正明さん)
「やっぱり今回難しかったのは、レースの中で記録は出さなきゃいけないし、パリ五輪のためには日本人で1位にならなきゃいけないし、勝負ですよね。だから普通なら『勝負を取る』とか『記録を取る』とかあるんですけど、その両方しなきゃいけないってのはやっぱ難しいなと思ったんですけれども」





「ただ日本新記録を樹立しましたが、これでパリ五輪出場が決まったわけではないんですよね?」

そうなんです。実はこの先のレースの展開で、この正式にパリオリンピックの代表が決まるということです。

【画像(7)】のように今回の大阪国際女子マラソンで、前田選手は「2時間18分59秒」と、パリ五輪の設定記録の「2時間21分41秒」を大きく上回ったんですが、3月の名古屋ウィメンズマラソンで、この記録を超える人がいなかった場合に、パリ五輪の代表になるということです。

ただ今回は日本新記録ですから、大きくパリ五輪出場に前進したというわけなんです。そしてつい30分ほど前、RSKイブニングニュースが始まる直前に、前田穂南選手に「日本新記録樹立」そして「パリ五輪」への思いをインタビューしました。

■一夜明け、RSK山陽放送で語ってくれた前田穂南選手

ー改めて日本新記録樹立、おめでとうございます。率直に今の気持ちはどうですか?

(前田穂南選手)
「日本新記録更新は、すごく目指していたので、19年ぶりに更新することができてすごく嬉しいです」

ー一夜夜明けての今ですが、きのうは眠れましたか?
「やっぱりレースが終わってからは、もうアドレナリンとかが出て、あんまり寝られないときの方が多いです」

ー昨日のレースの「レースプラン」は、元々どうイメージしていましたか?

「ここ、っていうのは決めてなかったんですけども、足が動いてきて、いつの間にかもう前に行って動いていたので、『このまま行こう』っていう思いで走り切りました」

■なぜ目標を「アレ」と言っていたのか?「阪神の岡田監督が...」

ー「日本新記録」という目標をずっと「アレ」というふうに話されてたんですけど、その理由は?

「口に出してしまうとやっぱり重い感じがあったので、あえて言わないでおこうと思ったのと、岡田監督(阪神タイガース)がその言葉を出してくれたので、それを使おうと思って」

ー前田さんって、阪神ファン?

「家族は阪神ファンですけど、私はそこまで野球はあまり分からない...」


■つらかったこの数年間 どう乗り越えた?

ー東京オリンピックも出場されて、それから怪我であったりとか、コロナもあったと思うんですけど、そのときは?

「怪我とかで思うように走れなくて、コロナ禍になって全然もう走れない状態だったので、すごいもう苦しい時期でした」

ーそのとき、自分の中で何が支えとなって走り続けてきたんでしょうか?

「まずはやっぱり一番、家族の支えがあって、もう1回頑張ろうっていうのがありました」

■ニックネームが“ど根性フラミンゴ”...「フラミンゴは臭かったです」

ー前田さんには「ど根性フラミンゴ」というニックネームが付けられていますが、それはどういうふうに感じていますか?

「自分自身、嫌ではないんですけど、フラミンゴは、可愛くないです(笑)キャラクターはかわいい...キャラクター系のフラミンゴはかわいいですけど、動物は、臭いです。動物園に行ったとき、めっちゃ臭かったです」(めちゃめちゃ笑顔の【画像(8)】)

■次の目標に向かって

ー今後への想いを教えてください

「今回しっかり出し切って結果を出したので、次また、もう次の目標に向かって、
まずは休んで、継続して、またしっかり練習していきたいと思います」

【スタジオ】
苦しい時期も、やはり家族の支えがあって、走り切ることができたと話してくれたんですが、終始「走ることが楽しい」と話してくれたのも、前田選手の印象がかなりありますね。

(コメンテーター 春川正明さん)
「高校時代、駅伝で強豪校で補欠だったというので、そこからトップ選手に上り詰めたという。。。これはあらゆる競技補欠の選手に希望を与えますよね。

3月の名古屋ウィメンズが終わって今後どうなるか、私たちも注目したいと思います。

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岡山 有言実行! 日本新 「『アレ』を絶対に掴み取る」大阪国際女子マラソンにかける前田穂南選手の決意【岡山】FullSizeRender
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FullSizeRender岡山(天満屋 前田穂南選手)






 28日の日曜日、パリ五輪女子マラソン代表をかけた大阪国際女子マラソンが行われます。

【写真を見る】「『アレ』を絶対に掴み取る」大阪国際女子マラソンにかける前田穂南選手の決意【岡山】

昨年10月、一発勝負の選考会・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で1位と2位になった鈴木選手と一山選手の2人は、代表に内定。最後の1人はあさっての大阪国際か、3月の名古屋ウィメンズマラソンで設定記録を突破し、なおかつ最も速い記録の選手が選ばれます。

この狭き門に挑むのが、前回の東京五輪代表で、天満屋の前田穂南選手。設定記録は自己ベストを上回っていますが、五輪出場に強い決意を抱いています。

ー走り続けている理由は?

(前田穂南選手)「まずは走ることが一番好き」

ー寝たり遊んだりとかよりも?

(前田穂南選手)
「あ、それも好きです(笑)」

今月(1月)23日、大一番を前に笑顔を垣間見せた前田穂南選手。しかし、この3か月前…。人目もはばからず大粒の涙を流しました。

(前田穂南選手)
「日本代表内定がとりたいと思っています」

上位2人がマラソン日本代表に内定する一発勝負。MGCの号砲が鳴らされました。

(号砲)「パン」

「十分な練習が積めた」と自信を持って挑んだレース。前田選手は先頭に立ち序盤からレースを引っ張ります。ところが、次第に強くなっていく雨。

(前田穂南選手)
「雨で結構身体が冷えたり、筋肉が固まって動かなくなった」

中盤、後続選手のペースアップにのまれ結果は7位。パリへの切符をつかむことはできませんでした。

(前田穂南選手)
「マラソンは何が起こるかわからない、という難しさを感じました」

自信があった大舞台での不完全燃焼。応援に駆け付けた母の麻理さんを見つけると、悔しさがあふれました。

(母 麻理さん)「頑張る?」
(前田穂南選手)「うん」

(母 麻理さん)「次、頑張るそうです」

前田選手には、どうしてもパリ五輪をあきらめられない理由があります。選考会のMGCで優勝し、鳴り物入りで東京五輪の内定を決めました。さらに延期となった1年間、自らを追い込んだものの結果は33位。惨敗でした。

(前田穂南選手)
「自分の力が出し切れなかった悔しい気持ち」



大会直後に右足が疲労骨折。1年7か月もの間、マラソンから遠ざかっていましたがオリンピックでの悔しさは消えませんでした。

(前田穂南選手)「また五輪に出て自分の走りで世界と戦いたい。五輪は昔は目指す場所だった」

ー今は?
「今は違います。力を作ってスタートラインに立たないといけない」

高校時代は控えの選手だった前田選手。

人一倍練習を積み重ねることで、オリンピアンまで上り詰めました。

復帰から1年足らず、MGCでの涙の後、アメリカでの高地合宿を決め40キロ走などの練習を積んできた前田選手。大阪国際まで3か月の強行軍でした。

選考基準となる設定記録は2時間21分41秒。自己ベストを超える厳しいタイムです。

(武冨豊監督)
「これまでの中でも1番良い練習ができている。その記録も達成可能かなと」

大会5日前。大一番を前に前田選手は笑顔を見せました。

ー大阪国際での目標を教えてください

(天満屋・前田穂南選手)「秘密です」

「ひと言だけ…もう少しだけ…」

(前田穂南選手)「アレです」

「アレ」を絶対に掴み取る。五輪への強い思いを胸に。浪速路を駆け抜けます。

【スタジオ解説】
ーいよいよあさって(28日)に迫った大阪国際女子マラソン。前田選手と最後の椅子を争う注目選手の1人が松田瑞生選手です。自己ベストは設定記録を上回る2時間20分台で優勝の有力候補です。また松田選手に続く自己ベストを持つのが、ブダペスト世界陸上代表の佐藤早也伽選手。

天満屋からは松下菜摘選手と大東優奈選手も出場し自己ベストを目指します。強力なライバルを前に前田選手は一体どんなレースを見せるのか。注目の号砲は28日午後0時15分です。


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快挙を後押し!前田穂南(天満屋)の隣で沿道を必死に走るピンクの男性 思わず激走 ネットまさか「お父さん?」「感動やな」「速い」「泣ける」

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岡山(天満屋 前田穂南選手)
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  「大阪国際女子マラソン」(28日、ヤンマースタジアム長居発着)

 今夏のパリ五輪の出場権をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジとして行われ、21年東京五輪代表の前田穂南(27)=天満屋=が2時間18分59秒で、05年のベルリンマラソンで野口みずきがマークした2時間19分12秒の日本記録を塗り替えた。設定記録の2時間21分41秒も突破して日本人トップの2位でゴールし、パリ五輪代表3枠目の1番手となった。

【写真】沿道を激走応援 50歳には見えないイケメン父 快挙の娘に手を振る

 前田は初の五輪出場を目指す松田瑞生(28)=ダイハツ、佐藤早也伽(29)=積水化学=とともに先頭集団でしのぎを削っていたが、21キロ過ぎで前に出ると、後続との差を広げた。その直後、松田が先頭集団から遅れていった。

 32キロ過ぎではピンクのジャンパーを着た男性が沿道で声をかけながら疾走。その状況が10秒以上続き、フジテレビの実況は「歩道では前田選手のお父さんが横で並走してます!小学校時代からともに走り続けてきた親子」と伝えると、ネットも反応した。「お父さん並走からのお母さん声かけ 泣ける」、「お父さんも速い」、「感動やな」、「前田親子並走してる」などの声があがった。

 父・哲宏さん(50)の激走の後、母・麻理さん(50)が沿道から大声でエールを送る姿もあった。レース後、哲宏さんは32キロの並走について「じっとしてられなかった。最後は見られなかった」と、思わず体が動いたと明かした。

 30キロを過ぎ、苦しい局面を迎えたところでの熱いエール。前田は「並走はちょっと見えました。応援は聞こえなかったですが、頑張ろうと思いました」と後押しに感謝した。

 パリ五輪代表選考では、昨秋のMGC1位の鈴木優花(第一生命)と2位の一山麻緒(資生堂)が出場権を獲得。残り1枠を争ったレースで快挙を成し遂げた前田は、パリ五輪代表3枠目に大きく近づいた。今後、名古屋ウィメンズで前田の記録を抜く選手が出なければ代表権を獲得する。


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大阪国際女子マラソンで天満屋の前田穂南選手が日本新記録で2位 パリ五輪出場に大きく前進



大阪国際マラソンで快挙です。天満屋の前田穂南選手が日本新記録を叩き出して2位に入り、パリ五輪女子マラソン代表の座を大きく引き寄せました。

(号砲)

風もなく絶好のコンディションの中スタートしたレースは速いペースで進みます。パリ五輪代表の残り1枠をかけた大一番。前田穂南選手は序盤からトップグループに入り機会をうかがいます。パリへの切符はこの大会か、3月の名古屋ウィメンズマラソンで選考基準のタイム2時間21分41秒以内で走り、最も速かった選手に与えられます。

レースを動かしたのは前田選手でした。20キロを過ぎたところで1人抜け出しトップを独走します。30キロを過ぎてエチオピアのエデサ選手にトップを譲りますが、前田選手は粘り強い驚異の走りを見せ、2時間18分59秒と2005年以来19年ぶりに日本記録を更新し、日本人最高位の2位でフィニッシュしました。

(前田穂南選手(天満屋))「たくさんの応援の力ですごい元気をもらって最後まで走り切ることができました。応援ありがとうございました。今回は日本記録更新を狙っていたのですごくうれしいです」

パリ五輪代表の座を自らの力で大きく手繰り寄せた前田穂南選手。3月の名古屋の結果を待つことになります。
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前田穂南選手 大阪国際女子マラソンで日本新! 沿道の父を見て「え、走ってるって思いました(笑)」
 前田穂南選手の父走る?0
前田穂南選手の父走る?1


https://www.youtube.com/watch?v=kx-RvbJZW6I

 1月28日の大阪国際女子マラソンで日本記録を更新した前田穂南選手が、一夜明け会見に臨みました。

【天満屋 前田穂南選手(27)】「しっかり自分の力を出し切って、最後まで粘って走りきれたことで、自己ベスト更新して、日本新記録更新できたことがすごいうれしいです」

1月28日に行われた「大阪国際女子マラソン」。日本新記録ペースで快走する前田選手の目に飛び込んできたのは、なんと沿道を走るお父さんの姿でした。

【前田穂南選手】「え、走ってるって思いました(笑)」

お父さんの声援を背に受け、野口みずきさんの持つ日本記録を19年ぶりに更新した前田選手。3月に行われる名古屋ウィメンズマラソンの結果次第で、2大会連続のオリンピック出場が決まります。

【前田穂南選手】「待つだけなので、何も考えずに待っています」

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【野口みずきの記録破り19年ぶり日本記録更新】高校時代は補欠 前田穂南の強さの原点を恩師が語る「目標を失わずしっかりやってきた選手
https://www.youtube.com/watch?v=Nf8cY5XqkjQ

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前田穂南、父哲宏さんの沿道並走を見て「頑張ろうと思いました」/大阪国際女子マラソン一問一答前田穂南選手の父jpg





<陸上:大阪国際女子マラソン>◇28日◇ヤンマースタジアム長居発着(42・195キロ)

21年東京オリンピック(五輪)代表の前田穂南(27=天満屋)が、日本新の2時間18分59秒をマークして2位に入った。

05年野口みずきの日本記録2時間19分12秒を、19年ぶりに更新した。

前田と武冨豊監督が出席した会見の主な一問一答は以下の通り

 

-感想を

前田 まず自己ベストを更新できた、日本新記録を更新できて、すごくうれしい気持ちです。昨年のMGCでは自分の力を出し切ることができなくて、すごく悔しい気持ちがあった。今回は絶対に自分の力を出し切りたいという気持ちがあった。レースに向けて、練習も継続してできて、自信を持ってスタートラインに立てた。最後まで力を出し切れた。

武冨監督 今回、MGC前もいい練習ができていたが、それでも足りないということで。もっと設定タイムを上げて練習に入りました。練習をしっかり消化していった。(2時間)20分を切る、というのはかなりの確率で大丈夫だろうと、大会に送り出せた。MGCに比べて、リラックスして、自分らしい準備ができていたと思う。

-中間点で前に出た。1キロ3分10秒台だった。日本新記録のため

前田 日本記録を出したい気持ちがあった。体が動いたらいこう、と決めていました。

-1キロ3分10秒を続ける自信があった

前田 練習でやってきたことを信じて、最後まで走ろうという思いで走りました。

-レース中に日本記録までいけると思ったのは

前田 後半、いけるという思いはあったんですが、風や、雨が降ってきて、足が止まりそうな感覚が出てきたが、トラックに入った時に、ぎりぎりになってきて。最後は絶対に切ろう、という気持ちで走りました。

-何が支えになったか

前田 沿道からの応援が力になりました。

-日本記録を狙ったのはいつごろから

前田 4年前ぐらいからです。

-切れそうだと思っていたか、遠いと思っていたか

前田 体調がよくて、継続して練習ができたらいける、という自信はありました。

-どういう練習をしてきたか。

前田 距離をしっかり走り込んで、変化走を中心に練習してきたことが、私の中で自信になってスタートラインに立って走ることできました。

-いい走りをする確信はあったか

武冨監督 東京五輪の前に、(20年2月の)青梅マラソンの30キロで日本新を出していると思うが、その時に比べて、質も量も上げて今回(の練習を)設定しました。それをしっかり消化していること、タイム的にも40キロ走で4、5分は(タイムを)縮める練習ができていた。手応えは、そこで確実にいけるだろうと思いました。

-選考会という勝負のレースで20キロ過ぎに飛び出した。不安はなかったか

前田 不安はなかったです。最初に飛び出した時はなかったけど。飛び出さなきゃよかった、と思った時もありました。呼吸が乱れだした時が結構苦しかったです。

-今回、結果が出た理由は

前田 まずはしっかり練習を継続してやってこられたことが大きいかなと思う。

-レース中の気持ちは

前田 気持ちの面でもすごくリラックスして、ゆとりをもって走ることができました。

-武冨監督を驚かせた

前田 はい(笑顔)

-今回、記録が出たことでさらに上を目指すには

武冨監督 大会前に練習したことが、タイム的には挑戦するのが初めてのタイムだった。何度も挑戦して、初めて自分のタイムになると思う。今回は勢いで練習を消化できた。それを繰り返していけば、本当の実力になる。そういうふうにやっていきたい。

-シューズを試行錯誤してきたが、今日のシューズは

前田 今日のシューズは厚底のメタスピードスカイ(アシックス社)。ずっと慣れない期間が多かったけど、大分なじんできて。ようやく、しっくり、自分の感覚で走れるようになってきたかなと思います。

武冨監督 感覚的なものは本人しかわからないが、練習で自転車で後ろから見ている時に、やっと1年ぐらいで。ときどき合わない時もあったけど、この1年は安定して使いこなしていた。慣れてきたのかなと思う。

-フォームの変化はあるか。19年のMGC、20年青梅マラソンに比べて、感じているところはあるか

前田 シューズを替える前と、替えた後では大分、ゆとりをもって動かしていけている感じがあります。

武冨監督 正直、東京五輪前の状態は、いい感じで走っていて。それからケガをしてしまった。彼女の走りに影響が出ていたのが正直なところ。東京五輪前のいい状態であれば、もっと速く(記録を)出せた。けがやシューズの変更で、なかなかなじめなくて、走りがぎくしゃくしていたのかな。この1年でやっと自分のものになったのと、走りに本来のゆとりがでてきたので、これで(記録を)狙えてくるのかなと思った。

-ストライド、ピッチの変化は

武冨監督 ストライドは大きな変わりはないと思う。ただ1歩1歩のゆとり、どういう表現がいいかわからないが、タメがちょっとずつ出てきているのかなと思います。

-20キロすぎに仕掛けた時、監督はどう思ったか

武冨監督 レース前から「いける」と思ったところで動かして、といった。無理矢理にペースをチェンジしたというより、体が反応していたので、いけるだろうと。最後までいけるかは心配していましたけど、これはいけるんだろうなと見ていた。

-給水ミスが2回あった

前田 15キロでとれなくて(所属の)先輩にマラソンメッセージカードを貼っといて、といって、とれなくて、すごく残念。飲めなかったことには影響ないです。(ゴール後にメッセージの確認は)してないです。

-お父さんが並走した

前田 並走はちょっとみえた。応援は今回、聞こえなかった。(並走を見て)「頑張ろう」と思いました。

-大会前の高地合宿、取り組み、練習のポイントを教えてほしい

前田 高地合宿でしっかり距離を速いペースで走って、変化走をして自信になりました。

武冨監督 細かいところまではいうべきじゃないと思っていますが、変化走、距離もかなりペースを上げて、40キロ走、30キロの変化走を高地でやっている。基準が野口さんがやっていた練習、岩谷産業の広瀬監督にいろいろ聞いていたので、まずそこを目標に。それに近いことができていた。1カ月間(米)アルバカーキでやっていました。

-五輪代表が近づいた。東京は悔しい思いをした

前田 東京五輪では悔しい思いがあった。もう1度、パリ五輪で世界と勝負して、自分の走りで走りきりたい、という気持ちがあります。

-これだけのタイムで、名古屋を待つ心境は

前田 まだどうなるか、わからないですが、今の力を出し切れたので、後は待つのみだなと思います。

-雨、風がなければもっといけたと思うか。今後の記録更新の手応えは

前田 後半、向かい風、雨で動かしにくさはあったので、そこがなかったら、もうちょっと走れたというのはあります。

-レース後のインタビューで「走るのが楽しい」と言っていた。苦しかった時期は

前田 けががあったりして、なかなか思うように走れない期間が多かったり、悔しい部分があったので。結構、嫌になったこともあったけど、しっかり走って結果を出すのは達成感、走っていてよかったなというのはあります。



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前田穂南の由来は鈴木保奈美から 父哲宏さんは沿道で娘と並走/大阪国際女子マラソン



<こんな人>

<陸上:大阪国際女子マラソン>◇28日◇ヤンマースタジアム長居発着(42・195キロ)

日本新記録の樹立で東京に続く、オリンピック(五輪)2大会連続出場に大きく前進した前田穂南(27=天満屋)。

大阪・豊中市の実家から応援に駆けつけた父哲宏(あきひろ)さんと母麻理さん(ともに50)は、ゴールした試合会場で喜びをかみしめた。

32キロ地点の沿道から娘と並走し、テレビ中継にも映った哲宏さんは「こちらの身が引き締まる(記録)。すごい頑張りだった。穂南らしさが出ていた」。沿道からは「ホーちゃん、ファイト」と声をかけたそうで、32キロ地点を選んだのは「ペースメーカーが離れ、粘りどころと思った」のが理由という。

「穂南」という名前は、両親がファンだったという俳優鈴木保奈美(57)の影響があった。

91年にフジテレビ系で放送された月9ドラマ「東京ラブストーリー」を見て育った世代で、前田家の第1子に「ホナミという名前をつけたかったんです。漢字は違いますけど(笑い)」と麻理さん。

阪神ファンだという前田家では、プロ野球阪神が昨年に優勝した頃から、前田から「アレ(=日本記録更新)という言葉が出ていた」と麻理さん。

哲宏さんは「僕が阪神ファンで、その影響があったかもしれない。(出場が決まればパリ五輪へは)今はホッとひと息ついてほしい」と温かい言葉をかけ、今後の陸上人生へ「これで終わりじゃない。わくわくすることをしてほしい」と、さらなる飛躍を期待していた。
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