世界(地域/岡山)に目を向けグローバル 366 岡山県を中心にグローカル GPS APS

岡山 中心 グローカル 地域目線で、世界を思考していきたいですね! 地域の紹介、世界の話題を考える。岡山県の善さをアピールしつつ・・・そんな感じで・・ね。旅行、グルメ・B級グルメ・・、パワースポット・・、iPhone やAndroidに役立つ情報も・・

岡山 中心 グローカル 地域目線で、世界を思考していきたいですね! 地域の紹介、世界の話題を考える。岡山県の善さをアピールしつつ・・・そんな感じで・・ね。旅行、グルメ・B級グルメ・・、パワースポット・・、iPhone やAndroidに役立つ情報も・・

岡山 笠岡市で藤の花が見頃を迎える


 笠岡市で藤の花が見ごろを迎え、淡い紫色の花が訪れた人を楽しませています。

笠岡市笠岡の高月啓充さん(84)の住宅の敷地には「ダルマフジ」という品種の藤の木が60本植えられています。
今月1日に咲き始めた花は見頃を迎え、総延長およそ1キロメートルの藤だなに淡い紫色の花がカーテンのように垂れ下がり、甘い香りを漂わせています。
高月さんはこの時期、藤の花を楽しんでもらおうと敷地を一般に開放していて、訪れた人は淡い紫色の花を眺めたり、香りを楽しんだりしていました。
総社市から訪れた、40代の女性は「去年は行けなかったのでとても楽しみにしていました。マスクをしながらでも良い香りを堪能できました」と話していました。
高月さんは「色や香りを楽しんでもらい、日ごろのストレスなどを解消してもらいたい」と話していました。
藤の花は今月20日ごろまで楽しめそうだということですが、来年以降は高月さんが高齢になり負担が大きいことや、新型コロナウイルスの感染の長期化を懸念して公開を止めるということです。
来園の際は事前に予約が必要で090−9063−2207まで問い合わせてください。

“未知の天体 天の川銀河に” 東京大学など国際研究グループ


 宇宙から来る観測史上最も高いエネルギーのガンマ線を捉えたと東京大学などが参加する国際研究グループが発表し、高エネルギーの元となる未知の天体が天の川銀河の中にある証拠だとしています。

宇宙空間では、原子核を構成する粒子である陽子が飛び交っていて、その中に超高エネルギーの陽子があることが観測されていましたが、どのようにエネルギーを得ているのか分かっておらず、元となる未知の天体を「ペバトロン」と名付けて60年来の謎とされています。

東京大学と中国の大学などの国際研究グループは中国の高原地帯に観測装置を設置して、超高エネルギーの陽子が物質に衝突したときに放出されるガンマ線の観測を行いました。

その結果、2017年までの2年間に光の1000兆倍に相当する観測史上最も高いエネルギーのガンマ線などを23回観測し、その発生源は天の川銀河に沿って広く分布していることが分かったということです。

研究グループは、シミュレーションとも一致することから、「ペバトロン」が天の川銀河の中にある証拠だと考えられるとしています。

研究グループの東京大学宇宙線研究所の瀧田正人教授は「『ペバトロン』は超巨大ブラックホールや超新星爆発の残がいなどが候補とされているが、次はその正体を突き止めるのが課題だ」と話しています。

松山英樹 マスターズで優勝 男子日本選手で海外メジャー初制覇 / マスターズで優勝後の松山英樹インタビュー(一問一答)
松山英樹


アメリカで行われた男子ゴルフの海外メジャー大会「マスターズ・トーナメント」で最終ラウンドを単独首位から出た松山英樹選手が通算10アンダーで首位を守り優勝しました。日本の男子選手が、ゴルフの海外メジャー大会で優勝するのは初めてで、松山選手は10回目のマスターズ出場で歴史的な快挙を成し遂げました。

アメリカ・ジョージア州のオーガスタ・ナショナルゴルフクラブで11日、行われた最終ラウンドで29歳の松山選手は通算11アンダーで2位と4打差の単独首位でスタートしました。

松山選手は出だしの1番をボギーとしますが、続く2番のパー5をバーディーとしてすぐに取り返します。

さらに8番、9番と連続バーディーを奪って、前半、スコアを2つ伸ばして折り返します。

後半に入ると、12番のティーショットをバンカーに入れ、この日2つ目のボギーとしますが、直後の13番パー5でバーディーを奪い、再びスコアを戻します。

しかし、15番のパー5の第2打を池に入れてボギーとしたあと16番も連続ボギーとしてスコアを落とし我慢のゴルフが続きます。

2位と2打差で迎えた最終18番をボギーでしのぎ、1打差で首位を守りました。

松山選手は最終ラウンドをバーディー4つ、ボギー5つでスコアを1つ落としたものの、通算10アンダーで初めてのマスターズ優勝を果たしました。

日本の男子選手が、ゴルフの海外メジャー大会で優勝するのは初めてで、松山選手は10回目のマスターズ出場で歴史的な快挙を成し遂げました。

松山「最後、ハラハラ、ドキドキさせてしまった」 
男子ゴルフのマスターズ・トーナメントで初優勝を果たした松山英樹選手は「1番のティーグランドに立ってすごく緊張した。2番のティーショットですごくいいショットを打てたので、そこからだいぶ落ち着いてできた」と最終ラウンド序盤の心境を振り返りました。

後半に入ってからは「絶対難しくなると思っていたし緊張して、なかなか簡単にバーディーをとれるような状態ではなかったので、本当に1つずつミスをしないようにやっていた」と話しました。

2位と2打差で迎えた最終18番については「2打差あってよかったなと思いながら、丘を上がっていた」と話していました。

そのうえで松山選手は「10年前、マスターズに来させてもらって、自分は変わることができたと思っているので、その時、背中を押してくれた人たちに、またいい報告ができるのはよかったなと思っている。今回は、最後、ハラハラ、ドキドキさせてしまったので、次に勝つときはしっかりといい勝ち方で終わりたいと思っている」と笑顔をみせていました。
青木功会長「ゴルフ界の将来担う子どもたちに大きな夢」 
海外メジャーの全米オープンで1980年に2位に入り、現在は日本ゴルフツアー機構の会長を務める青木功選手がコメントを出し「日本初、アジア初となる今回の優勝は、私だけでなく、日本全国のゴルフファンや関係者が待ち望んだ瞬間でした」と悲願の初優勝をたたえました。

そのうえで「2011年のマスターズでは、東日本大震災で日本の国民が大きく傷ついているときに、見事ローアマチュアに輝き、特に被災した方々に勇気を与えてくれました。そして今回、新型コロナウイルスの世界的な拡大によって、皆さんの気持ちが落ち込んでいる状況の中でのマスターズ優勝で、本当に多くの方々に希望を与えてくれたと思います」としています。

さらに「今回の優勝は、ゴルフ界の将来を担う子どもたちに大きな夢を与えてくれたに違いありません。将来のプロゴルファーのためにも、松山選手の持っている心の強さ、忍耐力、技術の高さを、これからもいかんなく発揮し、披露してくれることを願っています」とメッセージを送っています。
菅首相「勇気と感動与えてくれた」 
菅総理大臣は12日朝、総理大臣官邸で記者団に対し「本当に、すばらしかった。新型コロナの影響が長引く中で日本中の皆さんに、まさに勇気と感動を与えてくれたのではないか。また、東北の大学のご出身であり、東日本大震災からの復興にも大きな力を与えてくれたと思っている」と述べました。

そのうえで「日本人として初めてのメジャー大会制覇ということだけではなくて、マスターズは、アジアでも初めての優勝でありすばらしい快挙だ。松山選手はまだ若く、これから大いに期待をしたい」と述べました。
地元オーガスタのファンは
男子ゴルフの海外メジャー大会「マスターズ・トーナメント」が開かれたジョージア州オーガスタでは、会場近くのスポーツバーで多くの地元ファンが優勝争いの行方を見守りました。

ことしのマスターズは、観客数が例年の5分の1程度と大きく制限されていて、会場に入ることができなかったゴルフファンがオーガスタ市内のスポーツバーで観戦する姿が見られました。

ファンたちは松山選手と最後まで優勝を争った2位のアメリカの選手を応援しながらも、松山選手が優勝を決めると手をたたいて「おめでとう」などと祝福していました。

地元・オーガスタ出身の男性は「私たちにとってこの大会は誇りだし、優勝はすごいことだ。いろいろな国の選手が優勝するのはいいことだし、日本にとっても大きな意味があると思う」と松山選手の初優勝をたたえていました。

また、別のゴルフファンの男性は松山選手について「3日目の後半9ホールのプレーは、今までゴルフを見てきた中で1番すばらしいプレーだった。見ていて本当に楽しかった。彼はとても落ち着いてプレーしていたし、楽しそうにしているのがよかった」と話していました。
松山英樹 これまでの歩み 
松山英樹選手は愛媛県出身の29歳。

力強く正確なショットと巧みなテクニック、そして勝負強いパットが持ち味で、これまで国内ツアーで8勝、アメリカツアーで5勝を挙げています。

東北福祉大学の2年生で19歳だった2011年に、海外メジャー大会の「マスターズ・トーナメント」に出場し、日本選手最年少で予選通過を果たして27位に入りアマチュアで最も成績がよい「ローアマチュア」に輝きました。

その年の11月にはアマチュアで国内ツアー大会を制し、2013年4月に大学に通いながらプロに転向しました。

この年、国内ツアーで4勝をあげて新人として初めて賞金王に輝き、2014年からはアメリカツアーに本格的に挑戦しました。

そして、この年(2014年)の6月には日本選手として史上最年少の22歳で、アメリカツアー優勝を果たしました。

アメリカツアーでの優勝は男子では青木功選手、丸山茂樹選手、今田竜二選手に次いで4人目でした。

2017年2月にはアメリカツアーで丸山茂樹選手の記録を抜いて日本の男子選手では単独で最多となる通算4勝目を挙げ、さらに8月の世界選手権シリーズ第4戦で通算5勝目をあげました。

海外メジャーではこの年(2017年)の全米オープンで2位に入りました。

しかし、2018年の左手のけがの影響などもあってその後、ツアーでの勝利から遠ざかっていました。

ショットや、パットの感覚を確かめながらのゴルフが続く中、去年11月の大会では2位に入るなど復調を見せていました。
海外メジャー大会とは
男子ゴルフの海外メジャー大会は、マスターズ・トーナメント、全米オープン、全英オープン、それに全米プロ選手権の4つの大会で、出場条件の厳しさや賞金額、それに歴史と伝統などから世界で最も注目を集める大会です。

この海外メジャー大会を最も多く制したのは1960年代から90年代にかけて活躍し、「帝王」とも呼ばれたアメリカのジャック・ニクラスさんで、4つの大会で合わせて18回の優勝を誇っています。

1990年代からはアメリカのタイガー・ウッズ選手が活躍しおととしのマスターズで11年ぶりの勝利を挙げたウッズ選手は歴代2位の15勝を積み上げています。

一方、日本選手はこれまでこの4つのメジャー大会で優勝の経験はなく、青木功選手が1980年に全米オープンで2位に入ったのが最高でした。

松山英樹選手は2017年の全米オープンで青木選手に並ぶ2位に入り、マスターズでも2015年に5位となるなど日本の男子選手として初めてとなる海外メジャー大会優勝への期待が高まっていました。
多くの日本選手が挑んできたマスターズ・トーナメント
1934年から始まったマスターズ・トーナメントは4つの海外メジャー大会のうち、唯一、毎年同じコースで行われます。

会場のアメリカ・ジョージア州にある「オーガスタ・ナショナルゴルフクラブ」は「ガラスのグリーン」と呼ばれるほど、速くボールが転がるグリーンが特徴で難易度の高いコースです。

また、11番から13番までの3つのホールは風向きを読みにくく「神に祈るほど難しい」ことから「アーメン・コーナー」と呼ばれています。

メジャー大会の優勝者や世界各地のツアーの賞金ランキング上位者など限られた選手のみが招待される大会で、優勝者がはおる「グリーンジャケット」はすべてのゴルファーの憧れとも言われています。

これまでに多くの日本選手が挑んできましたが2001年の伊澤利光選手、2009年の片山晋呉選手が4位に入ったのが日本選手としての最高成績です。

松山選手はアマチュアとして初めて出場した2011年に27位に入り、アマチュアとして最も成績のよい「ローアマチュア」に輝き、これまでは2015年の5位が最高成績でした。
今大会の松山の成績
今大会の松山英樹選手の成績です。
第1ラウンド:2位で好スタート 
第1ラウンドは前半の2番で6メートルのパットを決めてバーディーを奪ったあと、8番のパー5では7メートルのイーグルパットを沈めました。

この日はイーグル1つ、バーディー2つ、ボギー1つの3アンダーで、首位と4打差の2位と好スタートを切りました。
第2ラウンド:首位と3打差の6位に 
第2ラウンドは後半最初の10番をボギーとしましたが、13番のパー5でグリーン奥からの残り14ヤードをパターで直接入れてイーグルを奪いました。

この日は、イーグル1つ、バーディー2つ、ボギー3つで回ってスコアを1つ伸ばし、通算4アンダーとして首位と3打差の6位で決勝ラウンドに進みました。
第3ラウンド:単独トップに立つ 
前半は安定したショットで、7番でバーディーを奪いスコアを1つ伸ばして折り返すと後半の11番でティーショットを打ったあと雷雨で1時間余り中断を余儀なくされました。

再開後の11番、12番を連続バーディーとすると15番のパー5で3日連続となるイーグルを奪い単独首位に立ちました。

続く16番と17番も連続バーディーで後半だけで6つスコアを伸ばしこの日はイーグル1つ、バーディー5つ、ボギーなしの会心のラウンドで通算11アンダーとして2位に4打差をつけて単独首位に立っていました。
タイガー・ウッズ「英樹は日本の誇りだ。おめでとう」
マスターズ・トーナメントで通算5勝をあげているアメリカのタイガー・ウッズ選手は、みずからのツイッターで「英樹は日本の誇りだ。おめでとう。この優勝は、あなたとあなたの国にとっても偉業だ。マスターズでのこの歴史的な優勝は、ゴルフ界全体に影響を与えるだろう」とコメントし祝福しました。

////

マスターズで優勝後の松山英樹インタビュー(一問一答)


 マスターズ・トーナメントで優勝したあとの松山英樹選手のインタビュー、一問一答です。

Q:グリーンジャケットを羽織ってガッツポーズを見せた。どんな気持ちだった?

A:本当は18番でやりたかったけど、表彰式でできてよかったと思います。

Q:最終日どんな気持ちでプレーをしていた?

A:自分のベストを尽くすことだけを考えて、通算14アンダーから15アンダーまで行けば、追いつかれないと思っていたので、そこを目指してやっていました。

Q:出だしの1番でボギー、2番でバーディー取り返した。最初の1番と2番はどうだった?

A:正直、1番のティーグランドに行くまでは全然普通にいけたのかなと思うが、やっぱりティーグランドに立って、すごく緊張してきて。2番のティーショットですごくいいショットを打てたので、そこからだいぶ落ち着いてできました。

Q:そして3番、4番、5番とすばらしいパーセーブだった。

A:そうですね。ミスパットなんですけど。まあ、そういうのも今週は多くて。よかったなと思っています。

Q:そして8番、9番の連続バーディーで一時2位とは5打差。リーダーズボードは確認していた?

A:ずっとチェックはしていましたけど、後半になって絶対難しくなってくると思っていましたし、自分の状態が、緊張してなかなか簡単にバーディーをとれるような状態じゃなかったので。本当に1つずつミスをしないように、しないようにやっていたんですけどね。最後ミスしましたけど。まあよかったと思っています。

Q:リードした状態で15番も果敢に2オンをねらっていた。あの時は?

A:距離的に4番アイアンだったので、3番アイアンならきざもうと思ったが、(同じ組の)ザンダー・シャフリー選手も3連続(バーディー)できていましたし、ここでバーディーを取れば、引き離せるかと思っていたが、裏目に出ましたね。

Q:18番。最終組の丘を上がってくるとき、スタンディングオベーション。どういう気持ち?。

A:2打差あってよかったなと思いながら(丘を)上がっていました。

Q:黄色のウエアはなぜ?

A:特に意味はないんですけど、黄色とネイビーなら、グリーンジャケットに合うかなと思って。

Q:意識していたんですね?

A:いや、ウエア決める時は全然そういうのはないんですけど。終わってみてそういう風になったのでよかったなと思っています。

Q:日本の子どもへメッセージ

A:やっと日本人でもできるというのが分かったと思うので、僕もまだまだ頑張ると思うので、メジャーを目指して頑張ってもらいたいと思っています。

Q:東北の皆さんへのメッセージは?

A:10年前、ここ(マスターズ)に来た時に、ここに来させてもらって、自分が変わることができたと思っているので。10年っていう、早いのか遅いのかわからないですけど。こうやってその時背中を押してくれた人たちに、またいい報告ができたのはよかったなと思っています。

Q:日本のファンにもひと言。

A:最後はハラハラドキドキさせてしまったので、次、勝つときはしっかりといい勝ち方で終わりたいなと思っています。

////

農業で働きたい人が急増 コロナで収入減や働き方の変化背景に


 農業で働きたいと希望している人がことし1月までの1年間でおよそ10倍に急増していることが、大手人材情報会社のデータで分かりました。

副業としての農業を希望する人も多いということで、新型コロナウイルスの影響による収入の減少や働き方の変化が背景にあるとみられています。

大手人材情報会社「マイナビ」はおととしから農業分野の求人アプリを開設していて、登録者に農家や農業法人などでの仕事を紹介しています。

会社によりますと、このアプリに農業で働きたいと希望し、登録した人はことし1月末の時点で1万2759人と前の年の同じ時期に比べておよそ10倍にのぼり、急増しているということです。

登録した人を年代別でみますと、
▽20代が25%、
▽30代が28%、
▽40代が23%、
▽50代が18%、
▽60代が2%となっていて、20代から30代が合わせて5割を占めていました。

また、この会社によりますと、登録者の中には副業としての農業を希望する人も多く、東京や大阪などの都市部に住む人なども目立つということです。

会社では、農業を希望する人が急増している理由について新型コロナウイルスの影響で、収入が減少したり、リモートワークなどが広がり、働く場所にこだわらず仕事ができるようになったりしたことなどが背景にあるのではないかと分析しています。

また、去年、農林水産省などが開いた農業の仕事を紹介するイベントでも、参加者が前の年より4割増加するなど農業で働きたいという人たちが増えているということです。

「マイナビ」の農業活性事業部の池本博則 事業部長は「急激に希望者が増えていて驚いている。農業に対して注目が集まっている好機だと思うので、希望者と受け入れ側をうまく結び付けていきたい」と話しています。

農家と就農希望者を結び付けるイベント人気 
大手人材情報会社「マイナビ」によりますと、この会社が東京や大阪などで定期的に開催している農家と、新たに就農を希望する人を結び付けるイベントには去年から多くの人たちが訪れるようになったということです。

このうち、先月、大阪市で開かれたイベントでは新型コロナウイルスの感染を防止するため予約制としましたが、60人余りの定員は満員となりました。

会場では農業法人や地方自治体など16の団体のブースが設けられ、訪れた人たちは仕事の内容などについて説明を受けていました。

このうち、東京に住むシステムエンジニアの20代の男性は新型コロナの影響で毎日、リモートワークとなり働く場所にこだわる必要がなくなったとして、副業で農業の仕事を探しに来たということです。

男性は「今後は第1次産業も重要になると思ったことに加え、リモートワークの導入でどこでも働けるなら農業もできるのではと思いました。将来的には自分のやりたい仕事をしながらそのうえで農業もやっていきたい」と話していました。

「マイナビ」の農業活性事業部の池本博則 事業部長は「キーワードとして副業とかダブルワークというのが増えている。まず農業を試すという意味でもこうした働き方から農業に入っていくというのはよいのではないか」と話しています。
副業として農業で働き始めた人も 
新型コロナウイルスの影響で収入が大幅に減ったため、副業として農業で働き始めた人もいます。

前橋市の小林ミチルさん(50)は現在、市内の中古車販売店で週5日、パート従業員として午後2時から7時まで働きながら、午前中は副業としてトマトを栽培している自宅近くの農園でも同じくパート従業員として働いています。

副業として農業を始めたのは去年6月でした。

きっかけは当時、働いていた地元のホテルでの収入が新型コロナウイルスの影響で大幅に減少したことでした。

宿泊客が大幅に減ったため去年11月の出勤日は4日にとどまり、給料はおよそ3万円で、休業手当を入れても4万円余りと、1か月の収入は感染拡大前と比較して6割以上減少しました。

小林さんはこのままでは生活ができないと考え、去年12月にホテルの仕事を辞め、いまは中古車販売会社で働いています。

中古車販売会社と農業の収入は合わせて15万円ほどです。

小林さんは娘と2人暮らしで農業の収入は生活に欠かせないといいます。

小林さんは「農業の経験はなく初めてでしたが、働くことが楽しいと感じています。今後も副業として、農業は続けていきたいと思っています」と話していました。

一方、小林さんが働いている農園も収穫期の人手不足の解消などにつながったということです。

農園では現在、およそ10人が働いていてそのうち小林さんを含めて3人が副業として勤務しています。

農園によりますと新型コロナウイルスの感染拡大のあと、農業の経験がない人から働きたいという問い合わせが増えているということです。

農園を経営する石井 真帆美さん(49)は「農園で働く従業員が増えて、仕事も非常に効率的になり助かっています。これからも柔軟に人材を受け入れていきたい」と話していました。
人材育成に力を入れる農業法人 
農業の分野で長く働き続けてもらおうと人材育成に力を入れている農業法人があります。

山梨県中央市にある農業法人「サラダボウル」は、各地で農場を運営し生産したトマトなどを首都圏のスーパーなどに出荷しています。

農業法人では毎年、中途採用を含めおよそ20人を新たに受け入れていて、多くが農業未経験者です。

なかには総合商社や大手IT企業、それに保険会社の営業職で働いていた人などもいます。

会社が重要視しているのは長く勤めてもらうための人材育成です。

会社では一人一人の能力を最大限生かすため中途採用の場合、これまでの仕事の知識や経験などをできるだけ活用してもらうことにしています。

また、1人ひとりの社員のキャリアアップも後押しすることに力を入れています。

3か月に1度、社長や上司との面談の場が設けられ、仕事への不安や将来つきたい仕事のポスト、それに自分が描いている農業との関わり方などについて意見を交換することができるようになっています。

こうした取り組みの結果、離職する人は減ったということです。

農業法人「サラダボウル」経営企画室の森 成徳さんは「これまでになかった農業のスタイルをつくっていこうとしています。多くの人が農業で働き続けることができるよう後押ししてきたい」と話しています。
専門家は
副業などで農業を希望する人たちが増えていることについて、農業経営に詳しい東京農業大学の堀田和彦 教授は「日本の農業は高齢化や担い手不足といったさまざまな問題が深刻化している。副業という形でも農業に携わる人が増えているのはよいことだと思う。副業といった多様な働き方を認めつつ、本格的に農業に受け入れていく必要がある」と話しています。

新型コロナワクチン 高齢者への接種 きょうから開始


 新型コロナウイルスのワクチンの接種が、12日から高齢者を対象に始まります。

アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンは、ことし2月以降医療従事者への接種が進められ、12日から65歳以上の高齢者およそ3600万人を対象に、順次接種が行われます。

厚生労働省によりますと、初日の12日は、東京 世田谷区の高齢者施設や、大阪 松原市の体育館など、全国の少なくともおよそ120か所で接種が行われる予定です。

11日までに都道府県に配送されたワクチンは、▽東京、神奈川、大阪がそれぞれ3900回分、▽そのほかの道府県が1950回分ずつで、自治体の間では高齢者施設の利用者から接種を始める動きも出ています。

厚生労働省は今後、自治体への配送量を増やしていく計画で、ことし6月中には対象の高齢者全員が2回接種できる量を配送する見通しだとしています。

接種を受けるには、自治体から接種券が届いて以降、電話やインターネットなどで予約を行う必要があります。

接種を受けられる医療機関などは、厚生労働省の専用サイト「コロナワクチンナビ」でも検索できます。

このページのトップヘ