移住人気No.1岡山県の「弱点」をあえて探してみる (3,11後、岡山が移住先ナンバーワンに選ばれた)

(完成 予定 の 「イオンモール岡山」は、西日本最大級の施設 とのこと! )

温暖な気候と災害の少なさ、交通利便性の高さで移住先として人気の高い岡山県。2014年1月に県知事は、標語である「晴れの国」を語呂合わせした「8092宣言」を行った。毎年の移住者数8092人を達成すべく、東京や大阪で移住者セミナーを積極的に開催している。

また5月23日には岡山市役所で「移住・定住のための住まい探しの支援に関する協定締結式」が行われた。岡山・倉敷・津山・玉野・総社・赤磐・瀬戸内・真庭の8市の窓口に移住相談があった場合、県内の不動産業者で組織する協会が希望する物件の有無などを調べ、相談を受理した窓口から依頼者に回答するというものだ。

このように移住者誘致の態勢を整えている同県だが、マイナス面についてはあまり語られていない。実際問題がないのか、それとも他県民には知らされていないのか――気になった編集部は弱点を探してみた。


岡山市と倉敷市に集中しすぎ!

岡山県の人口は約193万人。そのうち岡山市の人口は約71万人で、倉敷市は47万人。両市は隣り合っていて、1960年代には合併して100万都市を目指す構想もあった。歴史的成り立ちは異なり、双方にブランド力もあることから合併話は流れたが、もし実現していたら......県人口の6割以上を占める県都なんてどこにもない。


かつて本州と四国を結んでいた宇高航路で栄えていた玉野市は、瀬戸大橋の開通によって見る影もなくひっそりしている。

県北部は中国自動車道の開通によって京阪神圏との結びつきが強くなったが、県南部との結びつきはいまいち。中心都市の津山市商業地区は、郊外に買い物客が奪われ地盤沈下が著しい。

実は娯楽が少ない

観光都市倉敷はともかく、岡山市は「見どころは後楽園くらいかなぁ」と地元の人も認めるほど。レジャー施設は「池田動物園」と「鷲羽山ハイランド」くらいだ。今年秋に西日本最大級のショッピングセンター「イオンモール岡山」がオープンするのでショッピング面では充実しそうだが、首都圏や名古屋圏、京阪神圏並みのレジャースポットを求めるのは少々厳しい。

アダルト関連の規制は全国随一の厳しさで、ソー○ランドと名乗っている店も女性従業員は本番行為をしない。

もはや「教育県岡山」ではない?

風俗に対する厳しさは教育県岡山の風土がもたらしたけれども、教育に関心が高いあまり、出身高校で人を判断する傾向が年配者を中心に強い。岡山市内にある5つの高校と倉敷市内の4高校はエリート校とされるが、それ以外の高校出身者の評価は低い。

一方で全国学力・学習状況調査における平均正答率の全国順位は決して高くない。小学校は38位で、中学校は32位にとどまっている。

4月5日にNHK岡山放送局で放送された「金だイチ」によると、地元教師は次の問題点を挙げる。
◾恵まれているから、子供に志がない
◾親が学校の言うことを聞かず、勉強を子供に任せっきり
◾先生にゆとりがない
◾頑張っても報われない社会

勉強だけでなく、防災に対する危機意識もない

恵まれすぎているから「勉強しなくてもいいや」となってしまうのか...。実はこの思考は防災意識にも現れていると指摘される。

Jタウンネット5月27日付の記事「岡山ローカル番組の震災移住者特集に大きな反響」を公開したところ、気になるツイートがあった。