現代アートの国際展「岡山芸術交流2016」で作家トーク/ 芸術的なPR◇JR岡山駅に懸垂幕
現代アートの国際展「岡山芸術交流2016」で作家トーク
現代アートの国際展「岡山芸術交流2016」で作家トーク
現代アートの国際展「岡山芸術交流2016」(岡山市などでつくる実行委主催)の開幕を飾るシンポジウムや出品作家によるトークが9、10の両日、岡山市内で開かれる。 アート施設が集積する瀬戸内地域を世界に発信する構想を持つ同交流。シンポジウム「瀬戸内アートリージョンの可能性」は10日午後1時から、同市北区天神町、県天神山文化プラザで開催。石川康晴総合プロデューサーをはじめ、瀬戸内国際芸術祭を展開する福武財団(香川県直島町)の福武英明副理事長、神勝寺(福山市)に「禅と庭のミュージアム」を整備したせとうちホールディングスの神原勝成会長らが意見交換する。 トークは9日午後2時から県立図書館(岡山市北区丸の内)で、アーティスティックディレクターのリアム・ギリック氏が、美術家島袋道浩氏、米国の映像作家レイチェル・ローズ氏らと作品を語り合う。10日午後4時からは城下公会堂(同天神町)で島袋氏と、同氏の新作に関わった作曲家野村誠氏の音楽ライブもある。 いずれも無料だが、申し込みが必要。問い合わせは実行委事務局(086 221 0033)。
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芸術的なPR◇JR岡山駅に懸垂幕
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芸術的なPR◇JR岡山駅に懸垂幕
9日に開幕する現代アートの国際展覧会「岡山芸術交流2016」をPRしようと6日、JR岡山駅の壁面に巨大懸垂幕が登場した=写真=。
展覧会の作品選定などを担った英国人作家リアム・ギリック氏(52)の作品「From Yu to You…」で、縦約10メートル、横約27メートル。参加アーティスト30人のファーストネームを、荒木悠(Yu)さんからリズム良く読める順に並べ、最後を「You(あなた)」で締めて鑑賞を呼び掛けている。午後2時頃に懸垂幕が掲げられると、通行人や駅利用者らが足を止めて見入っていた。
開幕に先立って公開されたリアム・ギリック氏の作品(岡山市北区で)
ギリック氏の作品は同日、北区丸の内の市城下地下広場「しろちか」にもお目見え。展覧会のテーマの一つ「既存の文化資本の活用」を意識し、採光用タワーを黄やオレンジ色など鮮やかな塗料で着色しており、通行人らが変貌ぶりを楽しんでいた。
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