玉野・深山公園で紅葉見頃 岡山県南部
深まる秋-。岡山県南部有数の紅葉の名所・深山公園(玉野市田井)で、今年も木々がきれいに色づいた。カエデやケヤキ、フウが濃淡の赤、黄、オレンジ色に葉を染め、散策する市民らの目を楽しませている。 中池西側の小川沿い、ヤマモミジやイロハモミジなど約500本が並ぶモミジ谷を歩くと、柔らかな晩秋の日差しの下、錦絵のような光景が広がる。時折吹き抜ける冷気をはらんだ風に、一枚、また一枚と鮮やかな葉が舞う様子はまさに錦秋。訪れた人は足を止め、じっくりと眺め、写真に収め、心ゆくまで堪能している。 夫婦で井原市から訪れた会社員男性(59)は「深山公園の紅葉を見るのは初めて。園内は広いので、ゆっくりと歩きながら楽しみたい」と話していた。 公園を管理する市公園緑化協会によると、例年通り10月下旬に色づき始め、今月に入って朝晩ぐっと冷え込むようになると、一気に紅葉が進んだという。 見ごろは12月上旬まで。園内の木々が葉を落とすと、いよいよ冬が訪れる。