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2017年03月

岡山さくらカーニバル  3月31日から  「2017岡山さくらカーニバル」
岡山市・後楽園東側の旭川河川敷 01
( 2016 年 岡山さくらカーニバル)

岡山の春を彩る「2017岡山さくらカーニバル」(岡山県、岡山市、岡山商工会議所、岡山青年会議所、山陽放送、岡山放送、テレビせとうち、山陽新聞社でつくる実行委主催)が31日〜4月9日、同市・後楽園東側の旭川河川敷で開かれる。 旭川に架かる蓬莱橋—相生橋間約1・3キロと周辺にはソメイヨシノ約250本があり、県内を代表する桜の名所の一つ。ちょうちん約500個、ぼんぼり約150基、投光器80基の設置を終えており、期間中の日没から午後9時まで桜をライトアップする。飲食などの屋台約50店、幼児向けのプレーランドもある。 会場では、淡いピンクの桜のつぼみが膨らみ始めており、気象情報会社ウェザーマップ(東京)は「岡山市の開花は4月2日、満開は9日になるだろう」と予想している。 4月2日には共催行事として宗忠神社(同市北区上中野)の「御神幸(ごしんこう)」行列が会場付近を通り、平安貴族風の衣装をまとった信者ら約千人が古式ゆかしく練り歩く。 カーニバルの問い合わせは現地本部(086—273—1213)。

若者が伝える水島臨鉄の魅力  岡山

■ 倉敷YEGがガイド本で10駅見どころ解説 倉敷商工会議所青年部(倉敷YEG)は、倉敷市中心部と同市水島地域をつなぐ水島臨海鉄道沿線の魅力をまとめたガイドブック「りんてつ沿線手帖(てちょう) くらしきピーポー探偵団が行く!」(吉備人出版)を刊行した。地元の大学、高校生や小中学生らと協力し、取材から構成、執筆、写真、イラストまで一から作り上げた。 若者目線で地元の魅力を発掘し、地域の活性化につなげようと企画。呼び掛けに参加したのは、倉敷YEGメンバーに加え、倉敷芸術科学大、くらしき作陽大、倉敷中央高、倉敷商業高、水島工業高、おかやま山陽高、倉敷市立南中、水島小—と総勢200人以上。同鉄道がかつて、蒸気機関車の汽笛音から「ピーポー」の愛称で親しまれたことにちなみ「くらしきピーポー探偵団」と名付け、2016年春から取り組んできた。 完成したガイドブックは、同鉄道の倉敷市駅から三菱自工駅前までの10駅(10・4キロ区間)を駅ごとにエリア分け。沿線のお薦め店や観光施設、イベントなどを地図や写真を添えて分かりやすく解説する。沿線の歴史的スポットなど観光案内的な内容に加え、「モチモチ揚げれんこん」をはじめ水島地区特産のレンコンやゴボウを使った「沿線食材レシピ」なども盛り込み、地域の姿を多彩な角度から照らし出す1冊になっている。 現状だけでなく、駅や沿線の移り変わりを伝える写真、小学生が未来の水素電車を想像したり、中学生が鉄道のデザインを考えたりした絵など、過去から未来までを意識しているのも特徴。 取材や執筆、撮影を主に担当したのは倉敷芸科大生と倉敷中央高生で、同大1年の花田昌樹さん(19)は「限られた文字数の中に情報を詰め込むのが大変だったが、端的にまとめられたと思う」、同高3年中田寿々花さん(18)と藤生まなみさん(18)は「今昔の変化も楽しめるので気軽に手に取ってほしい」と話している。 A5判、100ページで5千部作製。1080円。25日に出版記念式があり、倉敷YEG事務局(086—424—2111)で販売が始まった。県内の書店や通販サイト・アマゾンでも扱われる。倉敷YEGの秋田修一産学連携委員長は「関わった全員の『水島愛』が詰まった1冊。利用者が新たな情報を書き込むなど、自分なりの手帖を完成させてほしい」と話している。


■ 「車窓ガイド」は地元生徒がアナウンス 「りんてつ沿線手帖」出版に合わせ、地元生徒が水島臨海鉄道から見える風景や地域の特産物、歴史などを音声で紹介する「ピーポー車窓ガイド」サービスが始まった。倉敷市水島支所産業課のホームページから利用でき、沿線の魅力を車窓からの視線で発信する。 同支所が企画し、依頼を受けた倉敷中央高放送文化部と古城池高放送部が音声を吹き込んだ。下り用と上り用があり、スマートフォンやパソコンからアクセスできる。どこでも再生可能だが、乗車して発車のタイミングに合わせて始めると、車窓風景とともに楽しめる。 お披露目会が25日にあり、倉敷中央高の金高悠理子部長(17)が車内で生放送。倉敷市駅〜福井駅間を担当し「線路の下を横切る大きな道路は、現在の国道2号です。旧国道2号の渋滞緩和のため、昭和50年ごろ、ほぼ現在のルートが整備されました」などとアナウンスした。 同支所産業課のホームページはhttp://www.city.kurashiki.okayama.jp/piposhasogaido/。

江戸四大書僧・寂厳の思いに迫る 岡山


 「江戸の四大書僧」として良寛らと並び称された寂厳(じゃくごん)(1702〜71年)ゆかりの宝島寺(倉敷市連島町矢柄)は、その奥深い人物像を知ってもらおうと、同寺に伝わる直筆の漢詩集「松石餘稿(しょうせきよこう)」の出版に取り組んでいる。地元の同寺関係者が原典を活字に翻刻し、漢詩研究の第一人者で岡山大名誉教授の下定雅弘さん(70)=大阪府富田林市=に現代語訳と注釈を依頼。104編の詩に込められた寂厳の思いに迫っている。 寂厳は足守藩士の家に生まれ、11歳で出家。円福寺(倉敷市沖)の住職から京都に遊学し「悉曇(しったん=サンスクリット語)学」の研究に打ち込んだ。40歳で宝島寺の住職になり、晩年まで約30年間を過ごした。同寺に数多く伝わる研究書を中心にした著書や書跡などは、一括して県重要文化財に指定されている。 寂厳の著書を調査してきた同寺の釋子哲定住職によると、「松石餘稿」は10代から最晩年まで人生の哀歓をうたい、推敲(すいこう)を続けたライフワーク。「寂厳の心の声」を多くの人に伝えようと2012年、宝島寺古文書研究会の三宅昭三さん(74)=同市、米沢誠介さん(76)=笠岡市=らの協力を得て、出版に向けた作業に着手した。 寂厳が詩に込めた思いを深く読み解くため、下定さんに協力を依頼。下定さんは現代語に訳していく中で「中国の漢詩に基づいて一つ一つの言葉を選び、自身の思いを自在に表現している。博識ぶりと応用力に驚かされた」とした上で「実直、素朴で温かな人柄を実感する」と語る。 例えば、京都遊学を前に詠んだ詩は「経典を読みそらんじ、厳しい求道の道を進んでいく覚悟である」と率直に語り、弟子には「発心の初めを思い起こせ。成功は必ずそこにある」と諭すなど、ひたむきに信仰する高潔な人柄がしのばれる。一方、当時は気味悪い生き物とされたホタルを「宝玉が飛ぶよう」と素直に称賛し、朝寝する知人の高いびきを「山を崩すようなものすごい音」とからかうなど人間味も伝わる。 現在、全編の解読を完了し、5月上旬の刊行を目指して詰めの作業中。2千部作り、同寺関係者に配るほか、希望者には販売も予定している。釋子住職は「郷土が誇るべき偉人の寂厳を身近に感じ、親しむきっかけにしてほしい」と期待している。 31日に本尊を33年ぶりに開帳 宝島寺は31日、33年ぶりとなる本尊・十一面観世音菩薩(ぼさつ)像の開帳法会を行う。修復工事を終えた仁王門(倉敷市重要文化財)も併せて公開する。 同寺は、859(貞観元)年の開基と伝わる真言宗の古刹(こさつ)。平安時代の作とされる十一面観音像は33年に1度公開する秘仏。稚児行列を中心にした練り供養の後、午前10時から本堂で開帳する。市重文に昨年指定されたばかりの木造天部立像(りゅうぞう)をはじめとした寺宝約100点も本堂や客殿で披露する。 昨年9月から修復していた仁王門は午前9時半に落慶式。室町時代の創建当時を思わせる鮮やかな丹(に)塗りの姿を見せる。 寺宝の展示のみ4月1日まで。問い合わせは同寺(086—444—8035)。


【岡山の議論】天皇陛下の実姉が園長、岡山の動物園が存亡の危機…市民ら公営化求めるも市は困惑

 天皇陛下の実姉、池田厚子さん(86)が園長を務める岡山市北区の「池田動物園」が存亡の危機にある。戦後間もなく創設され、市民の身近な憩いの場として愛されてきた民間の動物園だが、開園64年を経て施設は老朽化。入園者の減少で赤字体質が続き、2億円以上に上る累積赤字を厚子さんらが私財で負担するという厳しい現状だ。見かねた市民らが公営化による経営の安定を求めて署名活動を展開し、6万人以上の署名を市に提出したが、突然の要望に市も戸惑いを隠せない。伝統の園は存続できるのか。

旧岡山藩主・池田家と皇室に由来

 池田動物園は、昭和28年に前身の「池田産業動物園」が旧岡山藩主池田家の16代目当主、池田隆政氏(平成24年死去)によって創設され、37年から現在の「株式会社池田動物園」となった。

 日本動物園水族館協会(東京都)によると、加盟する89動物園のうち大半の71園は公営。民営はわずか18園で、うち同園や和歌山県のアドベンチャーワールド、埼玉県の東武動物公園など15園が株式会社という。

 昭和天皇の第四皇女である池田厚子さんは、動物園開園前の27年に隆政氏と結婚し、岡山市民に。厚子さんの岡山入りの際は新婚の夫妻を祝うパレードも行われ、市民が大歓声で迎えた。

 動物園は2人の結婚を機に開園。園長だった隆政氏が私財を投じるなどして改修・整備してきたが、平成17年以降は修繕が中心となり全体的に老朽化が進み、展示の形態も旧態依然としたまま。約7万9200平方メートルの園内には急な坂や階段が多く、入り口と園内で最も高いシマウマの飼育舎の高低差は約35メートルにもなり、来園者からは「利用しづらい」との声も。

人気者のゾウも不在

 開園当初は外国から高価な動物を購入することは難しく、ライオンやトラなど十数種類の動物しかいなかった。現在は、キリンやフラミンゴなど115種類553点(1月末現在)を飼育しているが、近年は徐々に減っている。

 インドゾウのメリーが昨年2月に死んでからはゾウも不在に。メリーは昭和42年、2歳でタイから来園し、約半世紀にわたって園の人気者だった。入り口近くには今もメリーの飼育舎が残り、「スター不在」を一層際立たせ、寂しい印象を与えている。

 市民からは「いずれは再びゾウを」と望む声もあるが、ワシントン条約の規制強化によってその実現は困難な状況だ。現在、ゾウは繁殖目的でつがい以上での飼育が求められ、飼育舎の建設には現状の約10倍の敷地が必要となるが、資金難の同園にとっては容易ではない。

 来園した岡山県倉敷市の女子短大生(20)は「幼稚園の遠足で来たときにゾウを見たが、いなくなって残念。動物園には必ずゾウがいるイメージがあったので」、岡山市中区の自営業の男性(55)は「坂が急でベビーカーを押すのがつらい。下り坂だと危険なので怖い。入園料(大人1080円)の割に狭いし、動物がいない獣舎もあって寂しい」と話した。

池田家が私財で赤字を穴埋め

 園によると、記録が残る同園の年間入園者数は昭和62年度が18万5395人でピークで、平成16年度にはその約半数にまで落ち込んだ。その後は少し持ち直し、27年度は12万1119人が来場したが、平成以降は赤字体質で、累積赤字は2億3404万円に上っている。

 その補填(ほてん)はすべて隆政氏と、隆政氏が亡くなった後に園長を務める厚子さんが行ってきたが、「自転車操業的な現状で、返済の目途はたっていない」(同園)。

市民らが立ち上がる

 そんな園の窮状を見かねて市民有志が「池田動物園をおうえんする会」を結成。メリーの死などをきっかけに署名活動を開始した。会によると、20政令市で公営動物園がないのは岡山と新潟のみといい、清水努会長は「政令市・岡山として、子供の教育と観光のため同園を市の宝として、今後50年、100年と続くような施設に」と訴える。

 同園も「運営費の柱は入園収入だが年間約12万人では維持運営がやっと」といい、公営化による同園の存続を求めている。

 2月17日には、清水会長や同園の忠政智登士副園長らが岡山市役所を訪れ、「動物園は存亡の危機。市営にして経営の安定化を」(清水会長)と公営化を求める陳情書と昨年5月から集めた6万7488人分の署名を大森雅夫市長に手渡した。

 これに対し岡山市は「園を残してほしいという思いは理解している。しかし、園の経営陣から経営方針が示されなければ動きようがない」と困惑顔だ。

 市は「陳情書はあくまで『おうえんする会』からのもので、同園からはまだ正式な意思表示はない」としており、陳情書を受け取った大森市長も「市として何ができるのか、経営陣とともに考えていかなければならない問題だ」と述べるにとどめた。

 市民の憩いの場であり、子供たちが命の尊さを学ぶ場でもあった地域の動物園だが、存続には課題が山積している。

ぼんぼり試験点灯、花見準備整う  「2017岡山さくらカーニバル」


 岡山に春本番を告げる「2017岡山さくらカーニバル」(岡山県、岡山市、岡山商工会議所、岡山青年会議所、山陽放送、岡山放送、テレビせとうち、山陽新聞社でつくる実行委主催)は31日、岡山市・後楽園東側の旭川河川敷で開幕する。4月9日まで。 会場は30日、花見シーズンを待ちわびた観光客を迎える準備が整った。河川敷に沿って、ちょうちん約500個、ぼんぼり約150基、投光器80基を設置。日没後、試験点灯されると、蓬莱橋—相生橋間(約1・3キロ)と周辺に立ち並ぶソメイヨシノ約250本が一筋の帯のように浮かび上がり、幻想的な雰囲気となった。 期間中、会場には約50の屋台が出店するほか、子ども向けのプレイランドも設けられる。ライトアップは日没から午後9時まで。 会場の桜は、一部でつぼみが開き始めているが、見頃はまだ先のよう。日本気象協会は「岡山市の開花は31日、満開は4月8日になるだろう」と予想している。 問い合わせは現地本部(086—273—1213)。

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