「天空」流れるそうめん満喫 岡山 天空の城 <備中松山城>
標高430メートルに位置する国史跡の備中松山城(高梁市内山下)で30日、流しそうめんを楽しむイベント「天空のそうめん流し」が開かれた。通路などに特設された竹製といは全長200メートル。真夏の太陽が照りつける中、勢いよく麺が流され、大勢の観光客らが涼感たっぷりの演出を満喫した。 竹約60本を割って作ったといを、天守につながる「二の丸」と「三の丸」の高低差約30メートルを利用して配置。家族連れらが箸と麺つゆ入りの器を手に待ち受け、麺が流れてくると「来た来た」「取るのが難しい」とはしゃぎながら懸命にすくい、早速味わった。 450束のそうめんは1時間ほどで“完食”となった。同市立小2年の男子児童(8)は「まさか備中松山城でそうめんを食べられるとは。お殿様になった気分」と喜んでいた。 市内の若手商工業者らでつくる市青年経済協議会が創立50周年を記念し初めて企画。数百もの部材を城まで運び上げ、2日がかりで組み立てるなど準備してきた。陶山和典会長は「今後もさまざまな催しを通じて高梁を盛り上げたい」と話した。
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<備中松山城>お殿様気分で「天空のそうめん流し」満喫
標高430メートルに天守を頂く備中松山城(岡山県高梁市内山下)で30日、「天空のそうめん流し」があった。家族連れや観光客らが参加し、山城の高低差を利用した夏の風物詩を楽しんだ。
45歳以下の商工業者らで組織する市青年経済協議会が創立50周年を記念して企画。二の丸から三の丸にかけて、幅10センチほどの竹製の樋(とい)200メートルを設置した。
参加者たちは、そうめん流しの前にあった竹細工教室でこしらえた自作の箸と器を持って待ち構えた。そうめんが流れてくると、あちこちでにぎやかな歓声が上がり、用意した450束はみるみるうちになくなった。家族らと訪れた同市新町の会社員、村井誠司さん(40)は「山城でそうめん流しをできるとは。みんなで楽しめてよかった」と喜んでいた。
同協議会の陶山和典会長(43)は「これからも高梁に密着した活動をしていきたい」と話した。
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