岡山県内で初 北朝鮮のミサイル想定 倉敷の大学で訓練 (米海軍:西太平洋の空母3隻態勢に)
岡山県 弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動について(平成29年9月25日更新)
( 岡山県民の 「北朝鮮のミサイル想定」の訓練は、いつ? )
北朝鮮の弾道ミサイルの飛来に備えた避難訓練が30日、くらしき作陽大(倉敷市玉島長尾)で行われ、学生ら約460人が避難手順などを確認した。市防災危機管理室によると、弾道ミサイルを想定し、学生ら市民を対象にした避難訓練は岡山県内で初めて。 午前9時40分、北朝鮮から日本へ向け弾道ミサイルが発射され、同市にも影響を及ぼす恐れがある—との想定で行われた。 学生のほか教職員、同市職員らが参加し、運動場にあらかじめ集合して訓練を始めた。全国瞬時警報システム(Jアラート)の警報音が鳴り響き、音声で弾道ミサイルが発射されたことが伝えられると、避難場所の音楽ホール・聖徳殿へと一斉に向かい、約7分で避難を終えた。同大付属認定こども園の園児たちも避難した。 ホール内では教職員や担当学生らが「姿勢を低く」「耳をふさいで」などと指示。参加者はスマートフォンなどを使い、大学の安否確認サービスに現在地やけがの有無を知らせた。 訓練は、自治体などと連携し地域活性化を図る文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」(大学COC事業)の一環で、作陽音楽短大との共通科目「備災・減災とりくみ隊」を履修する21人が企画。子ども教育学部1年の男子学生(19)は「予想より早く避難できたが、人が密集して危険な箇所もあった。経路などを見直し、より的確に誘導できるようにしたい」と話した。 弾道ミサイルに備えた避難訓練を巡っては、岡山県が6月、県職員を対象に実施している。
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米海軍:西太平洋の空母3隻態勢に-2011年以来初めて
米海軍は空母3隻と各護衛艦を西太平洋に同時展開する。トランプ大統領のアジア歴訪を11月に控え、北朝鮮との緊張が続く中、2011年以来の西太平洋での米空母3隻態勢となる。
米海軍の発表によれば、「ニミッツ」空母打撃群が中東での任務の後、太平洋に向かう途中にインド洋で展開。「セオドア・ルーズベルト」空母打撃群は23日に西太平洋に入り、既に展開していた「ロナルド・レーガン」に加わった。
米海軍は空母3隻展開は以前に策定された配備サイクルの一環だと説明した。
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米海軍第7艦隊、空母3隻体制に 北朝鮮に圧力
米海軍は25日、北朝鮮情勢への対応を担う第7艦隊の管轄海域に、原子力空母「ニミッツ」が入ったと発表した。「ロナルド・レーガン」「セオドア・ルーズベルト」と共に、西太平洋からインド洋の管轄海域内で同時に展開する原子力空母は計3隻になった。11月上旬から始まるトランプ大統領のアジア歴訪に合わせ、北朝鮮への圧力を強める狙いがあるとみられる。
ニミッツを含む空母打撃群は、中東で過激派組織「イスラム国」(IS)を掃討する任務を終えた。横須賀基地を母港とするロナルド・レーガンは米韓合同演習に参加した後、21日に韓国・釜山に入港。セオドア・ルーズベルトは米西海岸を出港し、23日に西太平洋に展開したばかりだ。