岡山県内の初日の出20スポット 山頂や高台でイベント多彩
御来光とともに新年を迎えようと、元旦には岡山県内各地の山頂や高台などの初日の出スポットがにぎわう。幸せな1年を願って訪れる人たちのため、甘酒やぜんざい、豚汁などを用意している所もある。当日の天気予報は県南部が「晴れ時々曇り」、県北部は「曇り」。主なスポットを紹介する(文中のかっこ数字は地図では●に白数字)。
(1)神道山(岡山市北区尾上)
午前7時ごろから山頂で日拝式があり、登頂者に蒜山大根を使った炊きたての「福福だいこん」が振る舞われる。約500台分の無料駐車場がある。
(2)金甲山(岡山・玉野市境)
標高403メートル。山頂付近に約50台分の無料駐車場を備える。31日午後10時から1日午前5時までは山頂への県道が封鎖され、一般車両は封鎖解除後に通行できる。
(3)八塔寺城山(備前市吉永町加賀美)
「ご来光ツアー」は午前6時に麓の旧三国郵便局に集合。雑煮を食べた後、20分ほどかけて登る。天気が良ければ小豆島などが望める。参加無料で、丸餅2個を持参する。
(4)熊山(赤磐市奥吉原)
標高508メートルの山頂付近にある熊山遺跡の管理棟で午前7時ごろから、ぜんざいや甘酒を無料で提供。天候が良ければ瀬戸内海を見渡せる。無料駐車場は約20台分。
(5)竜天天文台公園(赤磐市中勢実)
標高470メートルにある天文台に門松を飾り、午前6時から「初日の出を迎える会」を開く。地元住民が豚汁や甘酒などを振る舞う。約100台分の無料駐車場がある。
(6)鷲羽山(倉敷市大畠)
標高133メートルの山頂付近で、瀬戸内海の島々を染める日の出を望める。第2展望台では午前5時半から、住民グループがぜんざい千食を振る舞う。無料駐車場は約400台。
(7)王子が岳(玉野・倉敷市境)
標高234メートル。山頂から瀬戸大橋や四国連山を一望できる。山頂展望台は駐車場から徒歩5分。日の出ごろにパークセンター内のカフェがテークアウトのみ営業する。
(8)秋葉山(総社市井尻野)
総社青年会議所が午前5時半から、市内を一望できる247メートルの山頂で参拝式を開く。温かいおでんや甘酒、お茶などを無料で提供する。
(9)福山(総社市清音三因、西郡)
恒例の元旦登山は午前6時、JA岡山西清音ライスセンター(同市清音三因)を出発。標高302メートルの山頂で初日の出を拝む。記念絵馬の無料配布や甘酒の接待(マイカップ持参)がある。
(10)経ケ丸山頂(井原市笹賀町)
標高281メートルの山頂展望台で日の出に合わせ、地元和太鼓グループ・井原鏡獅子太鼓が演奏を繰り広げる。
(11)高越山(井原市神代町)
山頂の高越城址(し)で、城址顕彰会などが「初日の出を見る会」を開催。甘酒の接待や、地元和太鼓グループ・井原早雲太鼓による演奏がある。
(12)黒沢山(津山市東田辺)
標高約670メートル。市中心部が眺められる。8合目の駐車場では、御来光に合わせ、午前6時半ごろから約1時間、地元の東田辺町内会が甘酒やミカンなどを振る舞う。
(13)両山寺(美咲町両山寺)
標高約600メートルにある両山寺周辺から、天候次第で眼下に広がる雲海を見ることができる。
(14)津山城跡(津山市山下)
市中心部から初日の出を望めるスポット。元日は通常より早い午前6時に開園し、先着200人に甘酒を振る舞うほか、同9時まで牛の骨周りの肉を使ったそずり鍋、ぜんざいの販売などを行う。入園料300円(中学生以下無料)。
(15)那岐山麓山の駅(奈義町高円)
国定公園・那岐山(1255メートル)の中腹約400メートルに位置。午前6時45分から初日の出まつりが開かれ、雑煮(1杯100円)の販売や地元特産品が当たる福引大会がある。
(16)櫃ケ山(ひつがせん=真庭市仲間)
標高953メートル。美しい稜線から湯原富士の異名も持つ。山頂までは、国道313号沿いの登山口から徒歩で約2時間。天候が良ければ山頂から蒜山三座や大山も望める。
(17)弥高山(高梁市川上町高山)
県内有数の雲海の名所。標高654メートルの山頂から、雄大な御来光が望める。午前6時ごろから地元青年団が甘酒とコーヒーを振る舞う。駐車場からは徒歩15~20分。
(18)霧の海展望の丘(高梁市松原町松岡)
標高約500メートルの高台にある展望台から金甲山、弥高山などが望める。午前6時半ごろから、地元住民による甘酒と豚汁の接待がある。
(19)大和山(吉備中央町北、納地)
標高608メートルの山頂付近まで車で行ける。午前6時ごろから住民グループ・大和山野山の会がたき火をして、甘酒を振る舞う。
(20)國神社(岡山市北区三門)
標高約234メートルの高台に高い場所に本殿。地域住民に愛される穴場スポットである。岡山市街の眺望は絶佳である。