桃の節句にあわせ 桃の花沖縄へ (岡山県の花、桃) / 岡山県産桃の出荷量が過去最低
3月3日の桃の節句を前に、岡山県の花、桃が
沖縄に贈られました。
桃の花のプレゼントは、桃が自生していない沖縄で桃の花を飾り
ひな祭りを楽しんでもらおうと
岡山市の西大寺観光協会が毎年この時期に行っているものです。
出発を控えた沖縄便の機体の前で贈呈式が行われ、桃の花束が
客室乗務員に手渡されました。
贈られる桃の花は850本で、
那覇空港や石垣空港など沖縄県内5つの空港のロビーに
展示されるほか
保育園や福祉施設など100か所に贈られます。
桃の花は
北海道にも1350本がプレゼントされ、
ひな祭りを彩るとともに岡山をPRします。
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桃の節句を前に…岡山県の花・桃の花を北海道や沖縄に贈る
桃の節句を前に岡山県の県花、桃の花が海を越えて北海道や沖縄に届けられました。
(西大寺観光協会/大森後藤治 会長)
「岡山県の花であります桃の花を千歳と釧路にANAのご協力でお届けいただくと」
西大寺観光協会の大森後藤治会長らが全日空の職員に桃の花を手渡しました。県花である桃の花を通じて岡山県に親しみを持ってもらおうと西大寺観光協会や岡山市が航空各社の協力で毎年行っています。今年は約2200本を用意しました。
(西大寺観光協会/大森後藤治 会長)
「北海道には桃の花はないと聞いております。ちょうど桃の節句に合わせて咲くように準備されてますんで楽しんでいただきたい」
桃の花は北海道と沖縄の観光施設や福祉施設、幼稚園や保育園など155カ所に届けられます。
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岡山県産桃の出荷量が過去最低
岡山県産桃の2018年出荷量が、西日本豪雨やその後の猛暑で前年比2割減の1742トンと、記録が残る1979年以降最低となったことが26日までに、JA全農おかやま(岡山市北区磨屋町)の調べで分かった。県内に甚大な被害をもたらした異常気象が、果物王国を代表する特産品にも大きなダメージを与えた。 品種別では、メインの清水白桃が前年比24%減の619トンだったほか、白鳳(はくほう)は16%減の438トン、おかやま夢白桃が12%減の176トン、黄金桃が5%減の74トン。主要12品種全てで前年を割り込んだ。 全農おかやまによると、白鳳は収穫期が7月の豪雨と重なり、倉敷市玉島地区や岡山市北区一宮地区などで実が落ちるなどして出荷できない農家が相次いだ。続いた清水白桃も一宮地区などで梅雨明け後の高温と少雨で成熟が進まず出荷基準に満たないものが増え、収量が落ち込んだという。 一方、1キロ当たりの平均単価は供給不足で高値傾向となり、全体が852円と25%アップ。中でも清水白桃は1074円と前年より42%高くなり、白麗(47%高の892円)、おかやま夢白桃(44%高の982円)も大幅に上がった。販売額は14億8521万円と前年並みだった。 全農おかやまは今シーズンの見通しはまだ立たないとしながらも「豪雨に備え被害を少しでも減らせるよう農地の水はけを良くする対策を農家に呼び掛けていく。特定の品種に偏らない栽培体系の普及も指導し、自然災害に強い産地づくりに努めたい」としている。 ブドウは倉敷市真備町地区などで豪雨によるハウスの倒壊や木が流れるといった被害が出たが、全体の18年の県内出荷量は約5600トンと前年比約1割減にとどまった。
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