2019年08月
岡山 天満屋岡山店リニューアルオープン /岡山天満屋6年振り大改装 上質感高める (生き残りをかけ?)
岡山 天満屋岡山店リニューアルオープン /岡山天満屋6年振り大改装 上質感高める (生き残りをかけ?)
岡山 天満屋岡山店リニューアルオープン(生き残りをかけ?)
天満屋岡山店は、本館の大規模な改装を終え、30日、リニューアルオープンしました。
50代~60代が顧客の中心ですが、20代~30代に人気のブランドを強化し、新たな層の取り込みを狙います。
若い世代に人気のカラフルな口紅や香水などが並びます。
天満屋岡山店は、本館の1階~4階にかけて、4年ぶりに大規模な改装をしました。
中四国初出店となるジョーマローンロンドンです。
コロンやボディークリームなど、香りを重ね付けすることができるのが特徴で、自分好みの香りを探すことができます。
カナダ発の化粧品ブランドMACは、口紅のカラーが豊富なことから10代~20代に人気といいます。
店では、化粧品について昨年の1.5倍の売上を目指す考えです。
2階婦人服売り場には、今月1日に誕生したばかりのブランド「キャスト」がお目見え。
流行に敏感な客層を狙います。
自分で試着をしなくても着た時のイメージがわいたり、コーディネートの参考にしたりすることができます。
3階には、メガネサロンが移設拡大し、今までの約2倍、約1500点の商品が並びます。
岡山で初となる測定器を導入し、個人に合うレンズを作るなど質の高いサービスを提供します。
天満屋岡山店では、残り7ブランドが10月4日までに、順次リニューアルオープンする予定で、最終的には、25のブランドやコーナーが新設、改装されることになります。
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岡山天満屋6年振り大改装 上質感高める
天満屋は30日、岡山天満屋(岡山市北区)の本館を6年振りに大幅改装し、北隣に時計・宝飾品の専門店を新設した。本館では成長産業の化粧品売り場を3割増床し、人気ブランドも投入。地域としての上質感を高める。西に約1キロのJR岡山駅周辺ではショッピングセンターが進出し、天満屋が立地する表町商店街の客足は減少傾向。天満屋は地域のブランド力向上で、商店街復権を目指す。
1階の化粧品売り場は、婦人雑貨を縮小し面積を3割増やした。新規に人気ブランドの「M・A・C」「ドゥ・ラ・メール」「ジョー マローン ロンドン」が出店。既存の20店のうち8店を改装し、30~40代の女性客増加をねらう。
4階紳士服売り場には、男性用化粧品のコーナーを新設。店長の難波康彦・執行役員は「化粧品は、売上高で(前年度比で)2ケタ成長している。人々の美意識が高まっている」と説明する。
北隣に新設した専門店は「天満屋ウォッチギャラリー」。このほど開業した商業ビル「ザ・コートヤード表町」の1、2階部分に位置し、面積は計998平方メートルで中四国では最大規模。本館から時計売り場を移し、既存のロレックスなどに加えフレデリックコンスタント、ラドーなどを投入し計30ブランドを展開している。時計の品数は従来の倍の2千点となる。
大々的に「リニューアル」を打ち出したが、天満屋への逆風は大きい。西に約1キロのJR岡山駅前周辺では、平成26年にショッピングモールのイオンが開業。「買い物する人の流れが変わった」(商店主)といい、表町商店街の客足は減りつつある。以前は天満屋が火曜定休とし、周辺店舗も合わせて休んでいた経緯があり、天満屋の定休廃止後も名残で火曜に休む店舗が多いことも拍車をかけている。
また、天満屋自体も他店との競争の激化などから業容は縮小傾向にある。天満屋は24年に広島八丁堀店(広島市)、26年に高松天満屋(高松市)を閉店。コスト削減の限界を迎え、来年1月には広島アルパーク店(広島市)を閉める。こうした中で経営資源の集中と選択を進め、高級路線での差別化で生き残りを図る。今回の改装は試金石となりそうだ。
難波氏は「人々にもう一度百貨店に来てもらえるよう、創業190周年の老舗として地域に根ざした取り組みを進めたい」と話している。
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天満屋岡山店が6年ぶりに大幅リニューアル 「ジョーマローンロンドン」など中四国初のブランドも
天満屋岡山店が30日、リニューアルオープンしました。若い世代を呼び込み集客アップにつなげようと大幅に改装した売り場とは。
(松木梨菜リポート)
「天満屋岡山店では6年ぶりの大幅リニューアルになります。入り口入ってすぐのとこところには新しい化粧品ブランド、M・A・Cが入りました。特にリップスティックが若い世代に人気のブランドです」
1階の化粧品コーナーに新しく3つのブランドを導入、これまであった8つのブランドをリニューアルしました。
イギリス発のライフスタイルブランド「ジョーマローンロンドン」は、中四国初出店です。コロンやルームフレグランスなどを販売しています。
(買い物客はー)
「大阪や京都に行って毎回買ってました」
Q.天満屋に来る機会増えそう?
「増えるかもしれないです。ここが入ったから。ここじゃないとないってものもあるのでそれを買う目的でここに来る機会は増えると思います」
中四国初出店の「ドゥ・ラ・メール」は、保湿クリームが人気のブランドです。
天満屋では全体の売り上げが伸び悩む中、化粧品の去年の売り上げは2013年と比べると約2割増えたため、大幅なリニューアルに踏み切りました。
天満屋岡山店では、今回のリニューアルで化粧品コーナーの売り上げだけで昨年の5割アップを目指します。
一方、2階には20代後半から30代をターゲットにした、中四国初出店の婦人服ブランド「CAST」がオープン。
(松木梨菜リポート)
「洋服のタグについているQRコードをかざすと画面に見本のコーディネートが出るんです」
ウェブで公開された映画で、女優の飯豊まりえさんら3人の主人公が着ていた服が主に販売されています。
(天満屋岡山店/難波康彦 店長)
「いまのお客様も大事にしながら新しい次世代を取り込みたい。たくさんのお客様に来ていただいて楽しんでいただいて表町の街を活性化したい」
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天満屋岡山店北に「ウォッチギャラリー」 30日オープン、高級時計350種類販売/////
岡山交通戦争? バス路線の競合問題 「訴えを却下」(両備グループ(両備バス) VS 八晃運輸(めぐりん))原告の資格がないと訴えを却下 東京地裁
岡山交通戦争? バス路線の競合問題 「訴えを却下」(両備グループ(両備バス) VS 八晃運輸(めぐりん))原告の資格がないと訴えを却下 東京地裁(事実上の門前払いとなる判決)
岡山市のバス路線の競合問題に司法が判断です。
両備グループが国に対し、八晃運輸の新たなバス路線の認可の取り消しを求めている裁判で、東京地方裁判所は訴えを却下しました。
この裁判は両備グループが国に対し、岡山市内を走る循環バス「めぐりん」を運行する八晃運輸への認可の取り消しを求めているものです。
両備グループは、八晃運輸が「めぐりん益野線」に参入する際「バス停の設置などに手続き上の不備があるにも関わらず、中国運輸局は昨年2月、事業計画の変更を認めたのは違法だ」と訴えていました。
岡山市中心部と東区西大寺を結ぶこの路線をめぐっては、八晃運輸と競合関係にある両備グループが「黒字路線のみを狙ったいいとこどりは公共交通の存続に関わる」と反発していました。
30日の裁判で、東京地裁の鎌野真敬裁判長は「取り消しを求める訴えを起こす原告としての適正に欠ける」として訴えを却下しました。
両備グループは、控訴するかどうか今後検討するということです。
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両備グループが競合のバス路線の認可取り消しを求めた裁判 原告の資格がないと訴えを却下 東京地裁
格安路線バスの認可取り消しを求めた裁判で判決です。昨年4月に運行が始まった岡山市の新しいバス路線について、競合する両備グループが国に認可の取り消しを求めている裁判です。
東京地裁は30日の判決で、両備グループの訴えを原告の資格がないとして却下しました。
益野線
(記者)
「原告の両備グループと弁護団が東京地裁に入っていきます。これから判決が言い渡されます」
この問題は昨年4月、岡山市中心部で循環バス「めぐりん」を運行する八晃運輸が、岡山駅前と西大寺地区を結ぶ益野線を新設したことに端を発しています。
両備グループ/小嶋光信 会長
(両備グループ/小嶋光信 会長)
「何でこんなものが認可されるのかわからない。執行停止や取り消しを引き出すことが最大の努力になりますね」
ほぼ同じ路線を持つ両備グループは、黒字路線に低運賃で参入されると地方の赤字路線が維持できないなどと主張していました。
そして、八晃運輸の新規参入が地域の公共交通を崩壊させる危険性があるなどとして、国に対して路線の認可取り消しなどを求め、提訴しました。
今後の対応を考えたいとしている
30日の判決で東京地裁の鎌野真敬裁判長は、既存の運送事業者の利益を保護する規定などは見当たらないと指摘し、認可の取り消しを求める「原告適格を欠く」として訴えを却下しました。
(岡山電気軌道/礒野省吾 専務)
「結果は非常に残念に思ってますし、遺憾に思ってます。いいとこ取りとか運賃とかいう問題を全く理解されてないということで、私共の路線についても全国の路線についても縮小されていくのかなというのが気掛かり」
両備グループは判決内容を踏まえて、今後の対応を考えたいとしています。
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バス路線新設、取り消し訴え却下 岡山で認可巡り、東京地裁が判決
岡山市の両備ホールディングスと岡山電気軌道の2社が、2018年に八晃運輸(同市)が新設した競合バス路線の認可に不備があるとして国に認可の取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は30日、2社には訴訟を起こす資格がなく、訴えは不適法だとして却下した。
鎌野真敬裁判長は「道路運送法や関係法令に、既存業者の営業上の利益を保護する趣旨の規定は見当たらず、2社には原告適格がない」と指摘した。
判決によると、岡山市内で循環バス「めぐりん」を運行する八晃運輸は17年3月、同市中心部と西大寺地区を結ぶ益野線の新設を申請。国は18年2月に認可した。
国の認可に先立ち、益野線と競合路線のある両備ホールディングスと岡山電気軌道は収益が下がり、赤字路線の維持が難しくなるとして県南部の計31路線の廃止届を中国運輸局に提出し、その後取り下げ。4月に提訴していた。
判決の言い渡し後、岡山電気軌道の磯野省吾専務は「地方の公共交通の窮状を理解してもらえず、非常に残念だ。(提訴で)公共交通の在り方に一石を投じることはできたが、このままでは地方のバス路線は(収益の)いいところだけが残り、ネットワークが破壊されると懸念している」と話した。
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両備バス裁判原告適格欠き却下
岡山市の「両備グループ」が、市内のバス路線への他社の参入が認可されたのは違法だと国を訴えた裁判で、東京地方裁判所は「会社に訴えを起こす資格はない」として訴えを退けました。
「両備グループ」は、去年、市内のバス路線に別の会社が、より安い運賃で参入するのを国が認可したことについて、過当競争を防ぐ目的がある道路運送法に違反するとして、認可の取り消しを求めました。
裁判で会社側は、黒字路線にだけ参入されると、ほかの赤字路線を維持できなくなるおそれがあり、利用者のためにもならないと主張しました。
30日の判決で、東京地方裁判所の鎌野真敬裁判長は「道路運送法に、特定のバス事業者の利益を保護する趣旨が含まれるとはいえない。競合するバス路線があっても、運行する会社に訴えを起こす資格はない」として訴えを退けました。
判決について「両備グループ」は「地方公共交通の苦しい状況を正しく認識してもらえず、非常に遺憾だ。判決内容を精査してしかるべき対応をとる」というコメントを出しました。
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バス路線訴訟 両備グループの訴え却下
競合するバス事業者の新規路線を巡り岡山市の両備グループが国土交通省を相手取り認可取り消しを求めていた裁判できょう、東京地方裁判所は訴えを却下する判決を言い渡しました。
訴えを起こしていたのは岡山市内を中心にバス事業を手掛ける両備グループです。
訴状によりますと両備グループは岡山市の西大寺地区と市中心部を結ぶ西大寺線に参入した八晃運輸の新規バス路線は認可手続きに不備があるとして認可の取り消しを求めていたものです。
訴えにあたって両備グループは黒字路線だけを選び新規業者が参入すれば多くの赤字バス路線を維持する既存業者の経営が圧迫されると主張していました。
これに対しきょう、東京地方裁判所で開かれた判決公判で鎌野真敬裁判長は原告不適格の判断を示し両備グループの訴えを却下しました。
事実上の門前払いとなる判決で公共交通のあり方を問いたいとしていた両備グループには厳しい結果となりました。
両備グループでは判決の内容を精査して控訴するかどうか検討するとしています。
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岡山公共交通戦争? 「これはいかがなものか」 岡山市がバス路線再編案を提示も、運行会社などからの合意得られず (両備グループ(両備バス) VS 八晃運輸 循環バス「めぐりん」)
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「世界大恐竜展」最終盤もにぎわう 岡山、9月1日まで
「世界大恐竜展」最終盤もにぎわう 岡山、9月1日まで
岡山シティミュージアム(岡山市北区駅元町)で開催中の「よみがえる地球の覇者! 世界大恐竜展」の会期は9月1日まで。最終盤の30日も家族連れらが次々と訪れ、迫力ある骨格標本や模型を通じて最強、最大の生物として太古の地球を支配した恐竜の歩みをたどっていた。
恐竜が出現した三畳紀後期(約2億3千万年前)から、多様化し、栄えた後に絶滅する白亜紀末(約6600万年前)までの歴史を、最新の研究成果を反映した約90点で紹介。ジュラ紀に大型化した竜脚類ディプロドクスの全身骨格(全長27メートル)、白亜紀末の暴君・ティラノサウルスの生体ロボットなどに、子どもたちが「かっこいい」と声を上げながら見入っていた。
会場は写真撮影(フラッシュは禁止)が自由で、にらみ合うように並んだステゴサウルスと天敵アロサウルスの骨格標本の前などで記念撮影する姿も。母親と訪れた岡山市の小学4年男子(9)は「恐竜の生態や生きていた時代のことを知りたくて、来るのが楽しみだった。初めて見たディプロドクスの大きさに驚いた」と話していた。
夏休み明け 子どもの自殺どう防ぐ 岡山県対策推進センター・佐藤医師に聞く
夏休み明け 子どもの自殺どう防ぐ 岡山県対策推進センター・佐藤医師に聞く
夏休み明けの新学期に増える傾向がある子どもの自殺。SOSにどう気付き、対応していけばよいか。思春期の子どもの心の問題に詳しい岡山県自殺対策推進センター(岡山市北区厚生町)の佐藤俊介医師(35)=精神科=は「大人の側から声を掛け、まずは悩みをしっかり受け止めることが大切」と話す。
―なぜ夏休み明けに子どもの自殺が増えるのか。
長い休みから現実の世界に引き戻される時期はストレスを感じやすくなる。何らかの悩みを抱えて周囲に相談できずにいると、そこにストレスが加わって心理的に追い込まれ、自殺のリスクが高まる。自殺総合対策推進センター(東京)が1973~2015年度の小中高校生の自殺について分析した結果、中高生の自殺は9月1日が最も多かった。
―自殺イコールいじめが原因と捉えられがちだが。
実際は異なる。18年に全国で自殺した10~19歳を対象に、遺書などから特定できた原因や動機を1人につき三つまで調べると、「学校問題」が最多の188人だったが、このうち「学業不振」が57人、「進路の悩み」が46人、「学友との不和」が27人と続き、いじめは2人だった。ただ、自殺はさまざまな原因や動機が複雑に絡み合って起きると考えられる。
―周囲はどう関わるべきか。
子どもは大人ほどうまく悩みを説明できず、自分から切り出せない場合が多い。大人の方から積極的に踏み込んで声を掛けていくことが重要だ。次に大切なのは傾聴する姿勢。子どもが勇気を出して相談した時に、大人はつい人生経験や知識を基にアドバイスしがちだが、それよりも子どもの悩みをしっかり聞いて、受け止めることを意識してほしい。
―子どもが出す異変のサインをどう認識したらよいか。
食欲がない、眠れない、イライラする―など普段と違う様子が見られたら要注意。これまでの臨床経験で、子どもには悩みや不安を聞いてほしいという思いが絶対にあると感じている。教育を通じて子ども自身が苦しい時に他者に助けを求められる力を身に付けていく必要もあるが、それを受け止める大人の側が意識を変え、社会全体で子どもの自殺対策に取り組むことが求められる。