岡山・倉敷の暴力団組長宅に発砲か 抗争?けが人なし
30日午後6時10分ごろ、岡山県倉敷市林の特定抗争指定暴力団神戸山口組系熊本組の組長(75)の自宅に「拳銃を撃ち込まれた」と、組関係者を名乗る男性から通報があった。県警児島署員が玄関ドアに弾痕のようなものが複数あるのを確認。現場付近からは、拳銃1丁が見つかった。けが人はいないという。
県警は特定抗争指定暴力団山口組との抗争の可能性も視野に、発砲事件として捜査を開始。県内の警察署に男が出頭しているといい、事件との関連を調べている。現場は瀬戸中央自動車道の水島インターチェンジ東側の、住宅が点在する地域。
熊本組を巡っては昨年12月にも、倉敷市内の関連事務所に発砲される事件があった。
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岡山 暴力団抗争 銃撃事件が続発 2016年以降、岡山市と倉敷市
30日午後6時10分ごろ、倉敷市林、特定抗争指定暴力団神戸山口組系熊本組の男性組長(75)宅に銃弾が撃ち込まれたと、同組の関係者を名乗る男性から児島署に通報があった。同署員が組長宅の玄関などに複数の弾痕のような物を確認した。けが人はいない。
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岡山県内では2016年以降、暴力団の抗争による銃撃事件が相次いでいる。同年5月31日、岡山市南区豊成のマンション駐車場で、神戸山口組系池田組幹部が山口組系組員に拳銃で撃たれ死亡する事件が発生。死亡した組幹部の法要が営まれた昨年5月30日には、同市北区田町の池田組事務所近くで、同組幹部が山口組系組幹部に銃撃された。さらに同12月3日には、倉敷市児島味野の神戸山口組系藤健興業の事務所に、山口組系組員が銃弾を撃ち込む事件が起きている。
県公安委員会は山口組と神戸山口組を特定抗争指定暴力団に指定し、岡山、倉敷市を「警戒区域」として組の活動を厳しく制限している。
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