「古墳」テーマに多彩なアート  岡山県内外
芸術の神 の前で
( 芸術 サポーター 美人 スケッチ)

岡山県内外の陶芸家やイラストレーター、写真家らジャンルを超えたアーティストたちが「古墳」をテーマに制作した作品の展覧会「古墳カフェin吉備」が4日、岡山市中心部の2会場で始まった。ユニークでアイデアあふれる力作が並ぶほか、古墳をイメージした「古墳カレー」も味わえる。17日まで。
 気軽に歴史に触れてもらおうと、地域の歴史などを紹介する小冊子「おかやま街歩きノオト」を発行する福田忍さん(同市中区浜)らが昨春に続いて企画。今回は出展作家を倍の28組に増やし、会場も前回からのカフェ・ネイロ堂(同市北区番町)にギャラリー・pieni
 deux(同出石町)を加えて規模を拡大した。
 埴輪(はにわ)をあしらったポーチやアクセサリー、前方後円墳を模したクッキーや鉢、高松塚古墳(奈良県)の壁画に描かれた女子群像をモチーフにしたこけし、神話に登場する神々を描いたマスキングテープ…など合わせて約2千点を公開。購入もできる。実際にかぶれる古墳の着ぐるみや中に横たわれる段ボール製の古墳模型もある。
 会期中、ネイロ堂では古墳型にご飯を盛り付けた「古墳カレー」(サラダ付き、800円。1日25食限定)を提供。このほか、“コフニスト”と呼ばれる古墳愛好者たちの座談会(5日後1時半、pieni
 deux。800円。要予約)などイベントやワークショップも計画中。
 「歴史が苦手な人も楽しめる内容。ぜひ足を運んで」と福田さん。ネイロ堂(086 234 8418)は午前11時~午後7時(最終日は同5時)、火曜休み。pieni
 deux(086 231 6420)は正午~午後8時(同)、月曜休み。
芸術の神