岡山後楽園の入園者数、外国人が押し上げ 26年度は70万人回復
岡山城と桜02

日本三大名園のひとつ、岡山後楽園(岡山市北区)は15日、平成26年度の入園者数が70万758人(前年度比6・3%増)だったと発表した。県は28年度末までに同入園者を75万人に増やすプロジェクトを実施中で、「外国人入園者が大きく増えたのが底上げか。プロジェクトはいまのところ順調。何とか目標を達成したい」という。

 入園者のうち外国人は7万4097人で前年度比35・3%と大きな伸び。岡山城と連携した夜間開園や園内無線LAN環境の整備などが誘客の引き金になったと分析している。

 岡山後楽園の入園者は、山陽新幹線が開通した昭和47年の209万人をピークに減少の一途で、平成25年度は約66万人だった。

 県は28年度を達成年度とする長期指針「晴れの国おかやま生き活きプラン」で入園者を75万人まで増やす目標を掲げており、民間を交えた「後楽園魅力向上委員会」などで改革に取り組んできた。

/////
後楽園入園 5年ぶり70万人回復  岡山県

岡山県は15日、後楽園の2014年度入園者数が70万758人だったと発表した。前年度比6・3%増で、5年ぶりに70万人台を回復した。隣接する岡山城との一体的なイベントの実施や外国人観光客増が主要因とみている。
 14年度は、県が管理する後楽園の「幻想庭園」と、岡山市が管理する岡山城の「烏城灯源郷」という夜間ライトアップイベントの日程を統一し、8月1~31日と11月4~16日に初めて同時開催。8月の入園者数は前年度比13・0%増の10万8243人、11月は同32・1%増の9万9216人と大きく伸びた。
 県都市計画課は「夏、秋とも幻想庭園の期間を延長した上、両施設を回遊する観光客が増えたことが全体数を高めた」と分析する。
 外国人入園者は前年度比35・3%増の7万4097人。20人以上の団体客別で見ると台湾からが最も多く、香港、ドイツと続いた。円安効果のほか、昨年4~10月に岡山空港と台湾を結ぶ定期便が運航され、県内を訪れやすい環境が整っていた影響が大きいという。
 15年度は、「幻想庭園」「烏城灯源郷」の日程を再び統一するほか、クリスマスシーズンや来年3月からの桜の開花時期に「和のおもてなし」をテーマにした新たな共通イベントを検討。外国人ニーズが高い無線LANを園内全域に拡充する。5月1日からは、高校生以下の入園料を8月末まで試験的に無料にする。
 過去10年間の入園者数は、JRと提携して大型観光キャンペーンを展開した07年度の77万7371人をピークに減少傾向が続き、ここ4年は60万人台にとどまっていた。
 県の県政中期行動計画「晴れの国おかやま生き活(い)きプラン」では16年度に75万人とするのが目標。同課は「岡山市と連携しながら、ソフト、ハードのさまざまな視点で魅力アップに努めたい」としている。
/////