岡山で初の「シニアフェア」開幕
「看護の日」

熟年者向けに健康や趣味などの情報を発信する初のイベント「アクティブシニアフェア2015」(山陽新聞社主催)が28日、岡山市北区大内田のコンベックス岡山で始まった。資産運用や相続対策、人生の終わりに備える「終活」といった約50のブースがあり、大勢の人でにぎわっている。29日まで。
 初日は、芸能生活55周年を迎えた歌手橋幸夫さん(71)が人生観をテーマに講演。高校時代にデビューした歌手生活、認知症の母の介護などを振り返り「明るく楽しいだけの芸能生活ではなかったが、今は感謝の気持ちを忘れず、何のために歌うか考えている」と語った。さらに「生きることはすごいこと。素晴らしい人生を謳歌(おうか)して」と呼び掛けた。
 講演を聴いた男性(71)=同市=は「刺激になった。今後も妻と元気に過ごしたい」と話した。
 会場に設けられたブースは終活や介護、歯科、住宅改修などの相談をはじめ、健康チェック、外車、ボート、スポーツ用品など多彩。29日も午前10時から午後5時まで開かれ、俳優高橋英樹さんのトークショー(同1時10分開始)、ハーモニカやウクレレ、二胡演奏もある。入場無料。