<アユモドキ>守れ 高校生らが吉井川を環境整備 /岡山
ayu mamore

吉井川流域に生息する国の天然記念物の淡水魚、アユモドキを守ろうと、市民有志による「アユモドキを守る会実行委員会」が23日、東区の同川の流域で繁殖環境を整備するための活動に乗り出した。高校生ら約50人がボランティアで参加し、作業に汗を流した。

 アユモドキは口ひげと体のしま模様が特徴で、体形はアユに似ているがドジョウの仲間。現在、国内では同川を含め3カ所にしか生息していない。実行委員会はこの貴重な魚を守ろうと、流域の地元が中心となって昨年、発足した。

 この日は、アユモドキのために川沿いに造られた人工の入り江に産卵用の草を移植する作業などに取り組んだ。瀬戸南高2年、林翠さん(16)は「地元にアユモドキがいることを今回初めて知った。大切にしていきたい」と語った。

 繁殖用の草は生え過ぎたり、枯れたりすると生息に適さなくなるため、実行委員会は今後も良好な環境が維持されるよう定期的に手を入れていくという。実行委員長を務める小林一郎さん(71)は「入り江の環境を維持するには、手をかけ続けることが必要。地域の多くの人に協力してもらいたい」と話している。