岡山市、ふるさと納税の返礼品拡充 マスカットや白桃など40品目に
高級ブドウ「マスカット・オブ・アレキサンドリア」

 岡山市は「ふるさと納税」の寄付者への返礼品を今年度から、30品目から40品目に拡充する。マスカットや白桃などの岡山を代表する“旬の果物”が選べるようになった。

 市税制課によると、同市は昨年度から「ふるさと納税」の返礼品を導入。申し込み件数は返礼品のなかった平成25年度の69倍となる1441件に急増した。寄付額も27倍の3524万円に上った。

 同市のふるさと納税の返礼品は、第1弾の送付が始まったのが昨年12月で、特産のモモなどは旬を過ぎており、カタログに載せることができなかった。

 拡充する返礼品は、寄付額が1万円以上3万円未満の場合と3万円以上の場合の2コースで、それぞれ5品目増やした。3万円以上のコースでは高級モモ「清水白桃」(5玉約1・3キロ)や「シャインマスカット」(1房約800グラム)、白桃とマスカットの詰め合わせなどが追加された。

 同課では「特産品のフルーツを追加できたので、全国各地の人たちに興味をもってもらい、より多くの寄付が期待できる」と話している。