昭和初期の活気彷彿 西大寺・五福通りで「レトロ・マルシェ」開催 岡山
「レトロ・マルシェ」 スケッチ


「レトロ・マルシェ」

昭和初期の古い商店などが残る岡山市東区西大寺の五福通りで31日、イベント「レトロ・マルシェ」が開催され、門前町として栄えた当時の活気をほうふつとさせた。

 岡山商工会議所西大寺支所などでつくる実行委員会が主催。同所は西大寺観音院につながる延長約200メートルの旧門前町で、江戸時代後期から昭和30年代に栄えた。昨年にイベントを初開催したところ好評で、今回は出店数が25店から40店へ増えた。

 現在開店している店舗(約10軒)は地域で愛され続けてきた団子などを販売し、自転車店では懐かしの二輪車を展示。かつての店舗や民家の軒先に出店が連なった。カフェ関係の屋台や地元産の商品を販売するテントも並び、射的や紙芝居などのコーナーは親子連れらの人気を呼んでいた。

 今回、地元のデザイン業「ディーグラウンド」が同イベントで初のオリジナルグッズを作製。シンボルマーク入りのデニム地バッグ(800円から、2種類)と缶バッジ(300円、6種類)を販売した。バッジは小型自販機(通称・ガチャガチャ)で売られ、今後は地元の「広谷屋書店」に自販機を設置するという。

 地元高校生たちも協力し、県立西大寺高の生徒が書道パフォーマンス、岡山学芸館高の生徒はチアリーディングや和太鼓演奏を披露。岡山学芸館高はカンボジアの子供を支援しようと、同国の民芸品やカレーなどを販売するバザーも行った。岡山学芸館高2年の山崎詩央さん(16)は「会場の雰囲気が良く、私たちもとても楽しめました」と笑顔を見せていた。

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昭和テーマ 西大寺で「マルシェ」

 昭和の面影を残し、映画のロケ地としても知られる岡山市東区西大寺中の五福通りで31日、昭和をテーマにしたイベント「レトロ・マルシェ」が開かれ、来場者は昔遊び体験や飲食販売を通して昭和の雰囲気漂う街並みの魅力に触れた。
 約200メートルの歩行者天国に、市内産の野菜や調味料、手作り菓子などの約40店がずらり。昔遊びを体験できるコーナーが設けられた多目的スペース「備前岡山西大寺五福座」では、子どもたちが射的ゲームやこま回しに興じ、笑い声が響いていた。
 
 西大寺高校書道部によるパフォーマンスや、学芸館高校生による和太鼓の力強い演奏もあり、イベントに花を添えた。レトロ・マルシェは昨年秋に続き2回目。
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三丁目の夕日 スケッチ 昭和優 撮影

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