岡山・渋川海岸、安心して泳いで サメ防御ネット設置
渋川海水浴にGO  岡山

渋川海水浴場 岡山

県下最大級の海水浴場として知られる渋川海岸(玉野市)で23日、来月11日の海開きを前にサメ防御ネットの設置作業が始まった。

 ネットは計10枚をつなぎ合わせ、東側65メートル、西側75メートル、沖合420メートルと遊泳区域を「コ」の字状に囲む。網にはたる型のオレンジ色のブイが付く。

 この日は同市から委託を受けた業者9人が船でネットを引っ張り、1枚ずつつなぎ合わせた。

 今後は海底部分(深さ7-8メートル)の固定作業を行い、水上バイクなどの進入禁止用ロープ、浮き飛び込み台などの設置作業も進める。

 同海岸の遊泳客は毎年5万人前後。サメ防御ネットは平成4年、愛媛県沖の瀬戸内海で起きたサメ騒動を機に毎年、設置している。今年も営業期間中、スイカ割大会や宝探しなどの催しが予定されている。


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渋川海水浴場でサメ防御網設置


7月11日の海開きを前に、玉野市の渋川海水浴場で23日、海水浴客をサメから守る防御網が設置された。
 防御網(網目約5センチ四方)はサメが嫌うとされるオレンジ色。約2メートルごとに同色のブイが付き、遊泳エリアの正面約400メートル、東側約65メートル、西側約75メートル、深さ最大約7メートルにわたって「コ」の字形に囲む。
 市の委託業者9人が午前8時半から作業を始め、小型船3隻で網を砂浜から沖合まで引っ張り、海底の土台に固定した。7月上旬までに水上バイクの進入を防ぐロープや飛び込み台も順次設置し、シーズンに備える。
 防御網は、瀬戸内海でダイバーがサメに襲われたのを受け、1992年から毎年設置。近年はサメの目撃情報はないものの、市商工観光課は「昨シーズンは天候不順などで海水浴客数は振るわなかったが、安全対策を整えているので安心して夏の海を楽しんでもらえれば」としている。
 海水浴期間は8月23日まで。

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