朝日・岡本がノーヒットノーラン
マスカット 球場

第97回全国高校野球選手権岡山大会第2日は12日、倉敷市のマスカットスタジアムなど県内4球場で1回戦9試合があり、朝日の岡本想大投手(3年)がBシードの城東戦で無安打無得点試合を成し遂げた。岡山大会では、1976年の第58回大会で操山の池上晶投手が達成して以来、39年ぶり5人目の快挙。
 岡本投手は打者32人に対し、4四球、1失策で出塁を許したが、切れの良い直曲球で11三振を奪うなど付け入る隙を与えなかった。137球で相手打線を封じ「途中からスコアボードを見ないようにして、目の前の打者に集中した。(打線が点を取ってくれ)楽に投げられた。みんなでつかんだ記録」と笑顔で振り返った。
 このほか、瀬戸と対戦した津山商は九回2死から春名紘征内野手(3年)の大会史上5本目となる代打本塁打で追い付き、延長十三回、サヨナラ勝ちした。2連覇を狙う関西、春夏連続甲子園を目指す理大付がともに五回コールドと好発進。作陽、一宮、高梁、岡山東商、興陽も2回戦に駒を進めた。
 第3日の13日も4球場で1回戦があり、金光学園、備前緑陽、倉敷、笠岡商などが初戦突破した。◇…13日の結果…◇
 ▽1回戦西大寺002110101|616010200X|10金光学園備前緑陽011001102|6100020000|3岡山工倉敷200000000|2100000000|1津山笠岡工0020001000|30100101001x|4笠岡商(延長十回)