県産材使って CLTや木製品紹介 岡山 (津山・真庭)
真庭 学習机

岡山県は、高い強度と断熱性が特徴の新建材・CLT(直交集成板)や県産のヒノキ、スギを使った木製品、建築用材を集め、県庁1階で紹介している。7月31日まで。
 県産材の需要拡大や木材産業の振興につなげる狙い。県内企業など13団体が出展しており、自由に見たり触ったりできる。
 学習机や長さ約80センチの滑り台、渋柿が原料の染料「柿渋」で染めた羽目板のほか、2010年に「グッドデザイン賞」を受賞した木製扉メーカー・イマガワ(津山市押入)の格子戸「漣(れん)」など計63点が並ぶ。
 CLTは集成材メーカー・銘建工業(真庭市勝山)の協力で、床や壁に見立ててボルトで接合したサンプル(厚さ15-18センチ)を展示している。
 14枚のパネルも掲げられ、木造住宅は夏に涼しく、冬は暖かいことや、木の香りにリラックス効果があることなどを説明。県林政課は「ぬくもりのある木の魅力を楽しんでほしい」としている。