岡山市の60年人口61.2万人

 岡山市は31日の市議会総務委員会で、国が進める地方創生に連動した「人口ビジョン」「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の素案をそれぞれ公表した。市の人口は出生率が改善しなければ、2060年には61万2千人まで減少すると推計し、人口減を食い止めるための82事業を盛り込んだ。
 人口ビジョンの将来人口推計によると、女性1人が生涯に産む子どもの数を表した「合計特殊出生率」が今後も09-13年の平均値(1・42)で推移した場合、20年の71万8千人をピークに、60年には現状(約71万6千人)より15%減の61万2千人まで減少する。
 一方、40年の合計特殊出生率を2・07と想定する国の長期ビジョンに基づくと、60年の人口が69万2千人になると推計。「国想定の出生率による人口推計を展望しつつ、減少傾向を抑制する」との目標を掲げた。
 15年度から5年間が計画期間となる総合戦略には、雇用創出や子育て支援、定住促進策などの施策を列挙。医療や介護といったヘルスケア産業の創業支援▽企業の工場や本社機能の誘致▽保育環境の拡充▽放課後児童クラブの整備?などを盛り込んだ。
 定住対策では、高齢者が地方に移住して医療や介護のサービスを受ける「日本版CCRC構想」を国が検討していることについて、受け入れに前向きな姿勢を示している。
 市は今後、市内就業者数や県外からの転入超過者数などの目標値を設定し、10月末までにビジョンと総合戦略を策定する予定。