新岡山市民会館は22年度に開館

 岡山市は31日、老朽化した市民会館(北区丸の内)と市民文化ホール(中区小橋町)を統合移転する「新市民会館」の基本構想と、2022年度中の開館を目指す方針を発表した。大ホールは1500-1600席、中ホールは800-900席程度を想定していることも盛り込んだ。
 この日の市議会市民文教委員会で公表。移転先は表町商店街南部の「千日前地区市街地再開発事業予定地」(北区表町)だが、16年5月時点で地権者の同意率などから実現困難と判断した場合、市有地の後楽館中・高跡地(同天神町)に変更することをあらためて示した。
 スケジュールでは再開発組合が主体となり17、18年度に設計、19-21年度に建設工事を行い、市は合併推進債の適用期限(21年度末)までに新市民会館部分の引き渡しを受けることを明記。22年度中に運営態勢を整えた上で開館するとした。
 施設規模の想定は移転先候補地を募った際に目安とした席数を踏襲。プロ公演が可能な大ホールは市民会館(1718席)より削減、演劇に適した機能を備える中ホールは市民文化ホール(802席)と同規模とした。
 市は具体的な席数や事業費、運営方法などを盛り込んだ基本計画を16年度までに策定する方針。

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