「頑張る学校」選考委が初会合

岡山県教委が学力向上や問題行動解決で成果を挙げた小中学校・学区に100万円を交付する「頑張る学校応援事業」で、2015年度分の選考委員会の初会合が4日、県庁で開かれた。市町村教委から推薦があった54校・学区に、選考委が独自に選んだ15校を候補に加えて検討した。
 県教委職員や有識者ら12人が出席し、非公開で協議した。学力や問題行動の傾向、校長のリーダシップといった評価観点を確認した後、県教委が推薦書を基に各校・学区について説明したという。
 終了後、委員長の有本明彦教育次長は「選考は前年度と同様に進めるという共通理解を図った」と説明。「前年度に選ばれた学校の取り組みを実践して今回推薦されているようなケースもあり、事業成果を感じている」とした。
 同事業は成果を挙げた学校の活動を普及する目的で、14年度から始まった。選考委が候補校の訪問を経て今月下旬の会合で30校程度に絞り、県教委が10月中旬に優良実践校を決定する。政令指定都市の岡山市に関しては、県教委と市教委の協議で選定する。