岡山「マチノブンカサイ」楽しむ  旧内山下小学校 (大宮エリーさん)

岡山市北区丸の内の旧内山下小学校で27日、ワークショップや音楽ステージなどを繰り広げるイベント「マチノブンカサイ」(NPO法人ENNOVA OKAYAMAなど主催)が開かれた。家族連れらが訪れ、校内は活気にあふれた。
 教室ではブローチ、ランプシェード、消しゴムはんこ作りや切り絵などのワークショップがあり、子どもも大人も夢中で作業していた。アクリル絵の具などでデザインした布を背景に写真を撮る「アナログプリクラ」も人気で、来場者はポーズを決めて楽しんでいた。
 飲食屋台が並んだグラウンドには、この日のために結成した市内外の音楽愛好者らでつくる「内山下ハイコー楽団」が登場。20?70代のメンバー約30人が、リコーダーや鍵盤ハーモニカ、サックスなど演奏しながら練り歩いた。体育館ステージでは、脚本家、作家などマルチに活躍する大宮エリーさんや総社市出身のシンガー・ソングライターまきちゃんぐさんらが出演し盛り上げた。
 家族4人で訪れた岡山市南区の主婦(41)は「学校の雰囲気が良くて、文化祭を楽しんでいるような懐かしい気持ちになった」と話していた。
 マチノブンカサイは、市中心部にある同校を活用してにぎわいをつくろうと、2012年から毎年行っている。