岡山県がマイナンバーセミナー開催


マイナンバー制度の番号通知が10月中旬から始まるのを前に、岡山県などは30日、企業の担当者らを対象にしたセミナーを岡山市北区芳賀のテクノサポート岡山で開き、安全管理の徹底などを求めた。
 内閣官房社会保障改革担当室の清水達朗主査は、源泉徴収票など企業が作成する関係書類について、従業員の番号を集めてから行政機関に提出するまでの手順を紹介。「必ず従業員に利用目的を明示し、(成りすまし防止のための)厳格な確認作業が必要」と強調した。
 制度の運用を監視する特定個人情報保護委員会事務局の松元照仁総務課長は、取り扱い規定の策定、責任者の配置、情報漏えい時の対応といった事前に定めるべき安全管理措置の概要を説明した。
 県内企業や自治体の担当者ら約150人が出席した。県は理解促進に向け、商工団体への出前講座も行っており、5日には岡山市内で街頭活動を予定している。