「輝」の一瞬感じて 「倉敷フォトミュラルf」始まる =JR倉敷駅前商店街= 岡山

倉敷市のJR倉敷駅前商店街を布にプリントした写真で彩る「倉敷フォトミュラルf」(同市文化振興財団などでつくる実行委員会主催)が23日、始まった。今回が12回目の開催で、多彩な写真の数々が通行人らの目を楽しませている。11月18日まで。

 作品は公募され、1070点(前年比約15%増)の応募があった。選ばれた57点をアーケードにつるして展示。うち7点は縦2・9メートル、横3・7メートルの大きさで、残り50点が縦2メートル、横1・9メートルのサイズとなっている。

 今回のテーマは「輝」。大半が瀬戸内の夕日など風景写真だが、何気ない日常を写した題材も目立つ。一斉にジャンプする女の子の「若い輝き」や家族と思われる乳・幼児の表情など、撮影者が「キラッ」と感じた一瞬をとらえている。

 31日-来月15日には近くの倉敷アイビースクエアで、写真評論家の飯沢耕太郎氏らが選んだ新人写真家15人の個展を開催する。また、商店有志が写真などを店頭に飾る「うちとこの“もんげェ-”もん」なども展開している。

 同商店街は“市の顔”である美観地区への通り道であり、イベントは平成16年、芸術の秋らしい演出で観光客を出迎えようとスタートした。10回を過ぎて、さらなる発展を願って、昨年からタイトルに「f」を付け加えた。

 問い合わせは同市文化振興財団(電)086・434・0505。
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「倉敷フォトミュラルf」開幕 岡山

倉敷市中心部の商店街を公募の大型写真で彩る「倉敷フォトミュラルf」(市文化振興財団などでつくる実行委主催)が23日、開幕した。「輝」をテーマに、自然光のきらめきや人物の明るい表情を捉えた作品57点が並び、買い物客らを楽しませている。11月18日まで。
 岡山県内外から1070点の応募があり、写真評論家の飯沢耕太郎さん=東京=が選んだ。2種類の布(縦2・9メートル、横3・7メートルと縦2メートル、横1・9メートル)のいずれかにプリントし、JR倉敷駅南の商店街に約500メートルにわたり、アーケードからつり下げている。
 日の光を浴びて輝く水滴、ろうそくの火を見つめてほほ笑む親子、塀の上で目を光らせる猫などさまざまな被写体の作品が、商店街に彩りを添えている。通り掛かった女性(37)=倉敷市=は「きれいな写真ばかりで、商店街が華やかな雰囲気になりますね」と話していた。
 倉敷フォトミュラルfは、2004年から年1回開いていた公募展「倉敷フォトミュラル」を継承し、昨年スタート。31日から11月15日までは、気鋭の新人写真家15人の作品を倉敷アイビースクエア(倉敷市本町)に展示する。問い合わせは市文化振興財団(086  434 0505)。

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