西川筋の歩行者 5月比21%増 社会実験 岡山

<社会実験>歩行者調査 緑道公園筋で増える 岡山市 /岡山
岡山 社会実験 2

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岡山市は27日、北区の県庁通りなどで10、11両日に行った2回目の社会実験に伴い、周辺3カ所で実施した交通量調査(速報値)を発表した。一部を歩行者天国にした西川緑道公園筋での11日の歩行者数は3418人で、前回実験時(5月)から602人増となったが、車線規制で歩道を広げた県庁通りの2カ所では前回と大差は見られなかった。

 市によると、イオンモール岡山(北区下石井1)開業前の昨年6月に実施した調査と比べると、西川緑道公園筋の通行量は約14・3倍、県庁通りの2地点はそれぞれ約4・2倍と約2・8倍だった(11日の数字で比較)。

 また、土曜にあたった10日は県庁通りのみで調査したが、いずれも11日に比べるとかなり少なかったという。

 大森雅夫市長は定例記者会見で、「5月と比べ実験は一定の効果があった。改善点を考慮し、次回の実験を行いたい」と話した。

 他の地点での結果など最終的な数値は11月中旬に公表する。3回目の社会実験を11月28、29両日に行う予定にしている。
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西川筋の歩行者 5月比21%増 社会実験 岡山

岡山市は27日、市中心部で歩きやすい空間をつくる社会実験(10、11日)に伴う交通量調査の速報値を発表した。11日の歩行者数は西川緑道公園筋が3418人で、5月の実験時の調査に比べて602人(21・4%)増加。初めて車線規制して歩道を広げた県庁通りは、2カ所の調査地点で人出が前回並みだった。
 速報値では、歩行者天国にしてオープンカフェを設けた西川筋は、イオンモール岡山(同市北区下石井)開業前の昨年6月の日曜と比較すると14・3倍。2車線を1車線に規制してスタンプラリーなどを展開した県庁通りについて、11日は県農業会館前(同磨屋町)が4292人(5月比77人増)、平和橋交差点西側は5360人(同25人増)。昨年6月比で同会館前は2・8倍、平和橋交差点西側は4・2倍だった。
 一方、県庁通りのみで実験を行った10日は同会館前が3502人、同交差点西側は3695人で、11日に比べそれぞれ790人、1665人少なかった。
 大森雅夫市長は記者会見で「(実験は)回遊性の向上と魅力づくりの観点から一定の効果があった」と強調。県庁通りでは10日よりも11日の歩行者通行量が多かったことについて「西川筋の歩行者天国の相乗効果もあった」と説明した。
 市は他の地点でも歩行者や車の交通量を調べており、11月中旬に最終的な結果を取りまとめる予定。
 交通社会実験は5月に初めて行い、10月が2回目。3回目は11月28、29日に予定している。

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県庁通り車線規制 歩行者最大4.2倍


◇岡山市が社会実験結果

 岡山市は27日、市中心部で10、11日に行った社会実験の交通量調査結果(速報値)を発表した。

 市は当日、県庁通りの一部区間で2車線を1車線に規制し、歩行者に開放。その結果、県庁通り(平和橋交差点周辺)の歩行者は、イオンモール岡山開業前の昨年6月と比較し、2.3~4.2倍の3500~5300人に増えた。

 歩行者天国にした西川緑道公園筋は、14.3倍の3400人。一方、県庁通りの歩行者の通行量は、5月の実験に比べて同程度か下回ったという。

 11月28、29日に予定している実験でも、同様に県庁通りの一部を1車線に規制。歩行者に開放した車線を、自転車走行用とし、29日は同公園筋を歩行者天国にする方向で、県警などと協議する。

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