岡山県 高校生の活躍 (発表会  開発   協力)  いろいろ


岡山県高校演劇発表会31日開幕

岡山県内の高校演劇部が表現力を競う「第65回県高等学校演劇発表会」(県高等学校演劇協議会など主催、山陽新聞社など後援)が、31日と11月1日に岡山市中区小橋町の岡山市民文化ホールで開かれる。
 9-10月に県内5カ所で行われた地区大会を勝ち抜いた11校が上演。愛と戦争をテーマにした創作脚本「むすんでひらいて。」で県大会に初挑戦する学芸館高や、ともに21回目の出場となる倉敷中央高、津山東高といった強豪校が、それぞれ1時間の熱演を繰り広げる。
 全国各地の高校演劇コンクールで審査員を務めてきた演出家の林成彦さんら8人が、芸術性や技術力などをポイントに評価。上位2校が11月20ー22日に広島市で開催される中国大会に進む。
 県高等学校演劇協議会事務局長の服部和美・岡山東商高教諭は「高校生のみずみずしい感性やエネルギッシュな演技に注目してほしい」と話している。入場無料。問い合わせは、岡山東商高内の事務局(086  272  1237)。


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高校生開発のスイーツ味わって

倉敷市内の2高校の生徒たちが、若い感性とアイデアを生かし、菓子、スイーツを開発した。それぞれ他校や地元企業と連携しながら試行錯誤を重ね、オリジナルの味を完成。近く岡山市内で開かれるイベントなどで売り出す。清水白桃使いジュレ
 倉敷市平田、翠松高校商業クラブ「ビジネス夢クラブ」の生徒たちは、岡山名物・清水白桃のジュレ飲料を開発した。高松農業高校(岡山市北区高松原古才)との連携商品の第2弾。高松農高の農園で栽培された白桃を使い、専用ストローで味わう瓶入りタイプにした。31日、11月1日に山陽新聞社(同市北区柳町)で開かれる「さん太マルシェ」で販売する。
 清水白桃の果肉を細かくつぶし、とろみのある滑らかなジュレに加工。付属のストローで崩しながら飲むと、濃厚な甘さ、上品な香りが楽しめるという。
 開発したのはビジネス夢クラブの2、3年生10人。若い女性らの間で「メイソンジャー」と呼ばれるガラス瓶にジュースやサラダを入れて味わうのがブームになっていることに着目。今年4月から瓶入り商品の開発に乗り出した。
 製造は、農産物加工会社「elims(エリムス)」(岡山市)に依頼。ジュレを飲みやすくする専用ストローは、ストローメーカーのシバセ工業(浅口市)に発注した。商品名は「飲むジュレ
 岡山清水白桃」で、1本(200グラム入り)350円。11月3日に翠松高で行う「翠松マーケット」でも販売する。
 ビジネス夢クラブ部長の3年児島亜衣羅さん(18)は「収穫期以外でも完熟した白桃の甘さを味わえる。ヨーグルトに入れたり、肉料理のソースにしたりするのもお薦め」とアピールする。
 同クラブは昨秋、高松農高との連携商品第1弾として清水白桃の「食べるジュレ」を作った。地場産品使用のクッキー
 倉敷市玉島、市立玉島高校商業科3年生の課題研究商品開発グループは、地場産品を使ったせんべいとクッキー。11月1日-3日、岡山市中心部で開かれる「備前  岡山ええじゃないか 大誓文払い」の奉還町会場で販売する。
 せんべいは専門店・草加屋(岡山市)の協力を得て焼いてもらった。地元の玉島味噌醤油(倉敷市)の一番搾りしょうゆで味付けした「玉島しょうゆせんべい」(1枚120円)や豊島屋(同市)のウスターソースを塗った「玉島ソースせんべい」(120円)、のり栽培・邦美丸(くにみまる)(玉野市)の製品を利用した「胸上きざみのりせんべい」(130円)をそろえた。
 洋菓子店「パティスリー  ラ・ビッシュ」(倉敷市)に依頼して作ったクッキーは、高梁市特産の紅茶葉を刻んで生地に混ぜて風味を生かし、備中松山城にちなみ「殿さまクッキー」(1個280円)とネーミングした。
 メンバー11人で話し合い、試作を重ねた。男子生徒(18)は「味や好みがまちまちでなかなか難しかったが、みんなで意見交換を繰り返し改良したことで、結構うまいのができた。ぜひ味わって」と話す。
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高梁地紅茶まつりに高校生協力へ

全国各地のご当地紅茶の飲み比べなどが楽しめる「第4回高梁地紅茶まつり」が11月1日、高梁市栄町の栄町商店街で開かれる。地元の高校生が飲み比べブースを運営し、来場者をおもてなし。国産紅茶のおいしさをアピールするとともに、若い力でイベントを盛り上げる。
 飲み比べは6種類を用意。甘い香りが特徴の丸子紅茶(静岡県)、若葉のような風味の月ケ瀬紅茶(奈良県)といった県外の銘柄のほか、爽やかな飲み口の高梁紅茶(高梁市)と渋みが少なく飲みやすいももたろう紅茶(真庭市)の県産も並べる。1チケット300円で飲み放題。
 地元の和菓子のほか、紅茶を使ったマドレーヌやブッセ、ケーキも販売。インディアントマト焼そば、備中牛バーガーなど地域の特産品も売り出す。煮出した紅茶を湯に加えた足湯体験もある。
 イベントには城南、高梁、日新の3高校が協力。飲み比べカフェや足湯を運営するほか、観葉植物の寄せ植え作り(城南)、髪や腕につけるアクセサリー・シュシュの製作体験(高梁)、ハンドマッサージのサービス(日新)など各校の特色を生かしたコーナーも開設する。
 イベントを前に27日、高梁高(内山下)でカフェ担当の生徒約30人を対象に紅茶の入れ方の講習会が開催された。高梁紅茶の生産者の男性(63)が講師を務め、「お湯を入れてポットの中で3、4分蒸らすと香りが引き立つ」「カップを温めておくのがこつ」などとアドバイスすると、生徒はメモを取るなどして真剣に聞き入っていた。高梁高2年の女子生徒(17)は「正しい入れ方の紅茶は香りが格別。元気よく接客し、イベントを盛り上げたい」と話している。
 午前10時半-午後3時。問い合わせは実行委事務局の市産業振興課(0866ー21ー0229)。
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