ユネスコ70周年 岡山で記念式

国連教育科学文化機関(ユネスコ)創設70周年を祝う記念式典が31日、岡山市北区奉還町の岡山国際交流センターで行われ、岡山ユネスコ協会の会員ら約90人が世界平和や国際貢献への決意を新たにした。
 中国学園大・短大学長で同協会会長の松畑熙一氏はあいさつで、同市で開かれた昨年の「ESD(持続可能な開発のための教育)に関する世界会議」の成功を強調。「(教育や科学、文化を通じ国際理解を深めるという)ユネスコ運動をこれからも展開していこう」と呼び掛けた。
 日本ユネスコ協会連盟(東京)の研修でカンボジアを訪問した一宮高校2年女子生徒(17)の報告もあり、かつての内戦で埋められた地雷が多く残り、今も人々の生活に影響を与えていることを学んだとし「友人たちに現状を知らせ、将来、再び現地を訪ねたい」と話した。
 会場には「私のまちのたからもの」をテーマに岡山市の小中学生が描いた絵画の入賞作28点の展示もあった。

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10月27日

【現代を問う】虚構の「南京大虐殺」がユネスコ記憶遺産に 日本は毅然とした対応を

岡山学芸館高・清秀中学園長 森靖喜

 10月10日、産経新聞の一面トップを見て目を疑った。「南京大虐殺」ユネスコ記憶遺産へ・中国が申請とある。10日未明、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は正式に「南京大虐殺」関連文書を記憶遺産(重要な歴史文書を保存)とした。日本からは「慶長遺欧使節」、京都の東寺の国宝「東寺百合文書(ひゃくごうもんじょ)」、大東亜戦争後のシベリア抑留者文書「舞鶴への生還」など5点がある。

 「中韓が従軍慰安婦ともども記憶遺産として申請している」という情報には接していたが、「まさかそんなばかげた事が実現するはずは」というわれわれの期待は見事に裏切られた。日本はユネスコ脱退か、第1位のユネスコへの分担金を拒否すべきである。本学園も「ユネスコ・スクール」の指定を返上せねばなるまい。今回は採択されなかったが、戦時中日本軍が性奴隷として中・韓の女性20万人を強制連行したとする「従軍慰安婦問題」も記憶遺産とされる恐れがある。

 昭和12年8月、中国・上海の合法的な共同租界に居留していた日本人らに対して、蒋介石軍は20数万の正規軍・10個師団で攻撃。少数の日本海軍陸戦隊では邦人を保護しきれず、日本政府は2個師団を派遣し、支那事変が勃発(ぼっぱつ)した。激戦の後、中国軍は南京まで撤退。蒋介石とその夫人・宋美齢、南京防衛司令官の唐生智ら幹部は10万の兵士を置き去りにし、夜陰に乗じて南京から逃亡した。日本軍は混乱した南京市を占領し、治安を回復したが、その際一般市民など20万-30万人を虐殺したとするのが「南京大虐殺」事件だ。

 昭和20年の敗戦後、米国占領軍は、広島・長崎への原爆投下(国際法違反)を正当化するため、それ以上にひどい日本軍の行為として、南京大虐殺をでっちあげた。昭和23年11月、東京裁判の判決文で『日本兵は酒と勝利に酔っていて、何の規律もなく、殺人、強姦、掠奪、放火を行い、動く者は誰でも射殺し、道路は死体が散乱した、その数20数万人』という判決が読まれた。

 しかし、戦後の日本人は誰も「うそ」と知っており中国も問題視することはなかった。だが、昭和46年から朝日新聞に本田勝一記者による『中国の旅』が連載され、事態が動く。南京事件については、20万人が虐殺され、大通りは死体の山、と日本軍の暴虐の数々を書き、それを多くの日本人が読み、「日本軍は暴虐」「中国を侵略した」として定着した。

 「南京事件」は日本の教科書にまで載せられ、中国侵略・軍国主義=悪のシンボルになっているが、それは「虚構」でしかない。南京には多数の外国人も居留しており、その証言や実際に南京市内に入城した日本兵の証言から虚偽が明らかになり、記事への批判が高まると、本田記者は「中国側の視点」から見て、「案内人や紹介された人物」(中国共産党)の「日本軍が残虐な行為をしたという証言をそのまま記事にしたものだ」と弁明している。ジャーナリストなら常識である「裏を取る」ことなく聞いたことを、そのまま書き流したというのである。

 現在、『中国の旅』はその価値を失った。なぜ価値を失ったのか。それは「南京学会」の東中野修道・亜細亜大学教授等々の研究者の懸命な努力により、南京事件はまったくの「虚構」であることが証明されているからである。

 南京大虐殺で日本を糾弾する書物は多数あり、その代表は中国系米国人・アイリス・チャン著『レイプ・オブ・南京』(1997年・米国でベストセラーになった)である。『南京事件・証拠写真を検証する』東中野修道他著(草思社・2005年)は3年の歳月をかけた画期的研究成果で、アイリス・チャンが使用した写真などを含めて、証拠写真143枚すべて通用する写真は1枚もなかった「すべて偽物」と立証している。

 今回のユネスコの決定は「うそ」で日本をおとしめ、遺産としての価値はゼロである。銃や砲弾を撃ち合うだけが戦争ではない。中国は歴史戦・情報戦を仕掛けているのである。日本政府のユネスコへの毅然(きぜん)とした対応を期待する。

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 森靖喜(もり・やすき) 昭和16年、岡山市生まれ。明治大学大学院卒業後、43年から金山学園(現・岡山学芸館高校)の教諭、岡山市教育委員長などを歴任。現在は岡山県私学協会長、学校法人・森教育学園理事長、岡山学芸館高校・清秀中学校学園長、教育再生をすすめる全国連絡協議会世話人。専門は政治学。
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