岡山市内私立全園にAED配備を 市が購入やリース対象に補助制度

岡山市は私立の保育園、幼稚園、認定こども園の計81園を対象にAED(自動体外式除細動器)配備に対する補助制度を設けた。

  市立は5~7月に全114園に配備済み。私立でも普及を促すため支援する。補助額は1園当たり30万円が上限。購入だけでなく、複数年度のリースの場合でも、経費の総額が30万円に達するまで市が負担する。

  市保育・幼児教育課によると、私立でAED未配備は保育園が67園中44園。幼稚園・認定こども園は14園中6園。配備済みの園も補助対象で、リース経費を支援するほか、購入した機材を更新するときなど2017年度までに申請すれば受け付ける。

  市は保護者や職員ら大人にも使用できるように、電極を大人用と小児用に切り替えられる機種の配備を推奨している。同課は「なるべく早く私立の全園設置を目指したい」としている。