岡山 天満屋・重友、リオ五輪へ手応え


リオデジャネイロ五輪の代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソン(31日)の招待選手記者会見が29日、大阪市内であった。ロンドンに続き2大会連続の五輪出場を目指す重友梨佐(天満屋)は「思っていた練習をやれた。レースでしっかり出したい」と手応えを話した。
 特に、年末から1カ月の米国合宿などで40キロ走を定期的にこなせたことに自信を見せ「以前(のマラソン前の練習)より、やれたことが増えている」。ロンドン行きを決めた4年前のこの大会での自己記録(2時間23分23秒)の更新を目標に挙げた。今回ペースメーカーがつくことには「特に意識はしないが、いいペースにはまれば」とした。
 ロンドンでの惨敗(79位)などこれまでの浮沈については「いろいろな経験をしたことを強みにしたい」と前向き。「チャレンジする気持ちや、レースを楽しむ気持ちは最初のころと変わりない」と明るい表情で話した。
 会見には外国勢3人を含む10選手が出席。重友とともに注目の福士加代子(ワコール)は「(日本陸連が設定する)2時間22分30秒を切って優勝」と目標を述べた。
 レースは31日午後0時10分、大阪市のヤンマースタジアム長居をスタートする。


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2大会連続五輪へ!重友、月2の40キロ走で「自信」/マラソン 岡山

リオデジャネイロ五輪選考レースとなる「第35回大阪国際女子マラソン」(31日号砲、ヤンマースタジアム長居発着)の記者会見が29日、大阪・中央区のホテルニューオータニ大阪で開かれ、2大会連続五輪出場を狙う重友梨佐(28)=天満屋=は豊富な練習量で仕上がり万全。2000年シドニーから続く天満屋所属選手の連続五輪出場継続を誓った。

 落ち着いた表情は自信の表れだ。3年連続4度目の浪速路。通算9度目のマラソンに挑む重友は、充実感を口にした。

 「距離への不安をなくすため、40キロ走を定期的に入れることができたので、自信になっている」

 昨年8月の北京世界選手権後、9月下旬から今大会に向けて始動。1カ月に2度のペースで40キロ走を行ってきた。これまでは計2、3度の40キロ走でレースに臨んできたが、今回は2倍に増やし、走り込みは十分だ。天満屋の武冨豊総監督(61)は「これまでで内容は一番いい。(日本人最高の2位だった)去年の大会と比べて、今年の方が期待度は高い」と太鼓判を押した。

 チームの“伝統”を守る使命がある。天満屋所属選手は、2000年シドニーの山口衛里から12年ロンドンの重友まで4大会連続で五輪に出場。「(記録更新が)できたらいいなという思いはある」と重友。さらに、女子マラソンでは日本選手3人目となる2大会連続出場もかかる。「チャンスがあるのは自分だけ」と意欲を見せた。

 4年前はマラソン2度目の挑戦で優勝。ロンドン五輪出場を果たした。

 「今回は経験しているので、強みにしたい。自己ベスト更新を目標に頑張りたい」

 2時間23分23秒を出した4年前の自分を超えられれば、リオの切符はついてくる。 (白石大地)

★招待選手の声

アツェデ・ハブタム(エチオピア)「2時間29分を切るのが目標。自信が完全にあるかはさておき、10月以降は大阪をターゲットにいい準備をしてきた」

カプチッチ・セリー・チェピエゴ(九電工)「目標は(母国)ケニアの五輪選考基準タイムの2時間23分。チームメートとトレーニングをしてきたことが一番の自信につながっている」

金成恩(韓国)「国外での国際大会参加は初めて。チャレンジ精神が自信につながっている。これを一つの契機にして成長したい」

堀江美里(ノーリツ)「今できることを精いっぱいこなして準備してきた。確実に自己ベスト(2時間27分57秒)を更新したい」

大阪国際女子マラソン

 東京国際女子マラソン(2008年終了)に次いで国内2番目の女子マラソン大会として1982年に始まり、今年で35回目を数える。世界で活躍する選手を多数輩出。好記録が出やすいことで知られ、日本陸連から世界選手権、五輪などの代表選考レースに指定されている。今回はリオデジャネイロ五輪の代表選考会を兼ねている。コースはヤンマースタジアム長居発着。最多優勝はカトリン・ドーレ(ドイツ)の4回。

データBOX

 ◎…1984年ロサンゼルスから五輪正式種目に採用された女子マラソン。過去、日本代表では20人(のべ22人)が五輪に出場している。そのうち、複数大会に出場した選手は、有森裕子(92年バルセロナ銀、96年アトランタ銅)と土佐礼子(04年アテネ5位、08年北京途中棄権)の2人。アテネ金の野口みずきは08年北京でも代表に選ばれたが、けがで欠場した。

 ◎…女子マラソンでは日本選手3人目となる2大会連続五輪出場を狙う重友には、天満屋所属選手として5大会連続出場がかかる。過去、天満屋所属選手は山口衛里(00年シドニー7位)、坂本直子(04年アテネ7位)、中村友梨香(08年北京13位)、重友(12年ロンドン79位)が出場。

重友 梨佐(しげとも・りさ)

 1987(昭和62)年8月29日生まれ、28歳。岡山県備前市出身。岡山・興譲館高3年時に全国高校駅伝で優勝し、天満屋に入社。12年の大阪国際女子で、2時間23分23秒の自己ベストをマークし、初出場初優勝。同年ロンドン五輪のマラソン日本代表に選ばれるが、79位。昨夏の北京世界選手権で14位。1メートル68、52キロ。
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