「備前片上ひなまつり」  岡山・備前市のまつり6日まで

お宮の石段62段におひなさま300体 地元高校生も連日の飾り付けに協力 岡山・備前市のまつり6日まで



“石段飾りびな”で知られる第16回「備前片上ひなまつり」が、岡山県備前市の片上商店街で開催されている。6日まで。

 同所の宇佐八幡宮の参道の石段(計62段)にひな人形約300体がびっしりと並ぶ。屋外のため、地元高校生らが協力して連日、朝夕に人形を出し入れしている。商店街でも協賛した商店や民家など約60軒で約2500体を展示。各商店の店頭では特価品の売り出しが行われ、すしや菓子などの露店も登場している。

 家族5人で同県赤磐市から訪れた青井美佳さん(26)は「昨年初めてきたときは終わった直後で悔しく、1年越しの念願がかないました。想像以上のスケールで、娘たちも大喜びでした」と満足そうだった。

 商店主らでつくる実行委員会の宇治橋雅子代表(71)は「今回は東京から、大学生の集団ツアー客や外国人観光客もあるなど遠方からの来訪が年々、増えています」と手応えを感じていた。