Dream Ami岡山で思い語る

 ディズニー映画最新作「ズートピア」の公開が23日、全国で始まる。女性ダンス・ボーカルグループ「E-girls」の中心メンバーで、主題歌「トライ・エヴリシング」の日本版を歌うDream
 Amiが来岡し、「聴いてくれた人に寄り添い、背中を押せるような曲になれば」と歌に込めた思いを語った。
 動物が人間のようなハイテクの文明社会で暮らす“ズートピア”を描いた作品。警察官になる夢をかなえるため、田舎町からズートピアにやってきた主人公のウサギ「ジュディ」。努力の末、史上初のウサギの警察官になったジュディは、詐欺師のキツネ「ニック」を相棒に、ズートピア最大の危機に立ち向かう?。
 「小さい頃から大好きで、憧れていたディズニーの世界。主題歌を担当できるなんて、びっくりしたけど、本当にうれしい」と喜ぶAmi。
 14歳で2002年、ガールズグループ「Dream」に加入。しかし「歌手になる夢をかなえたはずなのに、歌う機会がない。思い描く仕事ができず、理想と現実の壁にぶつかった」と、決して順風満帆な歌手生活ではなかったという。グループの解散危機もあり、「歌やダンスではない、違う道に行こうかなと思うこともあった」と告白。それでも「夢を諦めて後悔したくない」という思いから「CDが出せない、ライブもできない、なら自分たちで歌う場所をつくろう、とメンバーで機材を買ってストリートライブを始めた。そういう経験があるからこそ、今がある」。警察官になる夢をかなえてからも悪戦苦闘するジュディの姿と、自分自身を重ね合わせた。
 キャッチーなメロディーに「『あきらめないでいこう』など、最初から最後までどこを切り取っても胸にズンと響く」という歌詞。劇中、ジュディが夢をかなえるために家族と離れ、故郷からズートピアに向かう途中、イヤホンで自分自身を励ますように同曲を聴く場面は印象的だ。「いつも前向きに夢を追いかけるジュディに元気をもらえるはず。映画と一緒に歌も愛してもらえるとうれしいですね」
 イオンシネマ岡山、TOHOシネマズ岡南、岡山メルパ、MOVIX倉敷などで公開。