瀬戸内の夢二生家で子ども祭り 岡山

端午の節句を前に24日、大正ロマンを代表する画家・竹久夢二(1884-1934年)が少年時代を過ごした夢二郷土美術館分館・夢二生家(瀬戸内市邑久町本庄)で、子ども向けのイベント「夢二のふるさと 子ども祭り」が開かれた。
 地元の小学生でつくる糸操り人形劇団「星の子きらり」が夢二の少年時代を題材にした人形劇「泣き虫茂次郎」を上演し、夢二が好んで食べたとされる干しぶどう入りの焼き菓子・ガルバルジーを地元の女性グループが再現して販売。昔話の読み聞かせもあり、かやぶき屋根の風情ある生家は、子どもたちの笑顔であふれた。
 生家では夢二が五節句にちなんだ作品を多く描いたこともあり、季節ごとの演出を大切にしている。