児島の名所 現代アートで彩る 岡山「モンカーダ国際芸術祭」

倉敷市児島地区の観光名所や神社を現代アートで彩るイベント「ART(アート) PARC(パルク)児島」が、鷲羽山ビジターセンター(同市下津井田之浦)など3カ所で開かれている。彫刻、オブジェ、絵画など約30点を展示。作品を入れ替えながら来年5月末まで続け、独創的な芸術で地域を盛り上げる。 2013年から今春まで児島地区で5回開催した現代アートの祭典「モンカーダ国際芸術祭」の実行委が主催。芸術祭に参加した作家らから作品の常設を希望する声が上がり、企画した。 今はスペイン・バルセロナ出身の女性造形作家マルタ・モンカーダさん(55)=岡山市南区=ら県内外の5人が作品を提供。鷲羽山ビジターセンター、熊野神社(倉敷市林)、むかし下津井回船問屋(同市下津井)で展示している。 ビジターセンターの裏庭には彫刻家吉田正純さん(62)=島根県=による鉄の造形作品を配置。波打つようなデザインが、瀬戸内海の島々と瀬戸大橋を望むロケーションと絶妙にマッチしている。館内にはマルタさんの抽象絵画もある。 熊野神社は竹を組み合わせてしなやかな曲線を描き出した華道家西本秋翠さん(51)=倉敷市=のオブジェを展示。回船問屋では灰やアクリル絵の具を吹き付けるといった現代的な手法で水墨画のような趣を醸し出した具象絵画などを飾っている。 実行委事務局の西本さんは「気軽にアートに触れられるイベントとして大勢に楽しんでもらいたい」と話している。いずれの会場も観覧無料。