熊本・御船復興へ20人派遣  日赤岡山県支部

日赤岡山県支部は29日深夜、熊本地震と6月の大雨で被災した熊本県御船町の人たちを支援するため、防災ボランティア20人を現地へ派遣した。31日まで、がれきの片付けなどに取り組む。 ボランティアは、県支部に登録している県内の20?70代の会社員や主婦ら。岡山赤十字病院(岡山市北区青江)で29日午後10時45分から出発式があり、同支部の豊田ひとみ事務局長が「心が和む笑顔と行動、言葉で被災者と接してほしい。岡山が被災したらどうなるかという意識も忘れずに」とあいさつ。リーダーの会社員市村功さん(47)=同市南区=が「町の人たちが笑顔を取り戻せることを目標に活動します」と決意を述べ、バスに乗り込んだ。 同支部によると、御船町は地震で家屋の倒壊が相次ぎ、2人が死亡。その後も大雨被害があり、復興が進んでいない。ボランティアは30、31の両日、崩れ落ちた屋根瓦の片付けなどをする。