中学生が段ボールでトイレ作り  岡山


岡山市南区芳泉の南公民館で30日、ジュニア防災リーダー養成講座があり、芳泉中学校1、2年生有志12人が段ボール箱を使った簡易トイレ作りを行い、災害時に役立つ知識を学んだ。 県災害ボランティアコーディネーターの森田靖さん(57)=北区=から手順の説明を受けながら、4人一組で洋式タイプ1個を作製。段ボール箱は1個を便器部分、もう1個を便座や補強用のパーツに使った。生徒たちはカッターナイフでパーツを切り出したり、便座部分を筒状にした新聞紙で補ったりして約1時間で完成させた。 2年女子生徒(13)は「意外に簡単で、頑丈な仕上がりに驚いた。万が一のため一家に1個用意しておけば良いと思った」と話した。 生徒たちは9月25日に開かれる芳泉学区連合町内会主催の防災訓練で、ジュニア防災リーダーとして地元住民らに簡易トイレを紹介する予定。