岡山  <今夏振り返って>猛暑続き お疲れさま~◇雨少なく 総体開催 ポケGO特需



梅雨明けから厳しい暑さに見舞われたこの夏。県内でも熱中症で病院に運ばれる人が続出した。メダルラッシュに沸いたリオデジャネイロ五輪に負けず、全国高校総体では郷土勢が健闘。好天に恵まれ、海水浴場やビアガーデンもにぎわった。今年の「夏」を振り返る。

 ■天候

 平年より3日早い7月18日の梅雨明けの発表後、県内は高気圧に覆われ、平年より雨の少ない状況が続いた。岡山市では気温が35度を超えた猛暑日が18日を数え、8月としてこれまで最多だった1995年の17日を上回った。岡山地方気象台によると、9月に入っても、平年より気温の高い日が続く見通しだという。

 県消防保安課のまとめでは、7月以降、熱中症とみられる症状で救急搬送されたのは前年同期比130人増の1167人(8月28日現在、速報値)。7月3日には、自宅で昼寝をしていた倉敷市内の70歳代男性が亡くなった。岡山市消防局は「エアコンや扇風機を使い、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を」と注意を呼び掛けている。

 ■スポーツ

 中国5県を中心に開催された全国高校総体では選手たちに熱い声援が送られた。大会県配宿センターによると、期間中、県内の宿泊予約は、選手や関係者だけで延べ6万人超。ほぼ空室がない時期もあったという。県旅館ホテル生活衛生同業組合にも、応援の保護者らから宿泊先を探す問い合わせが多く寄せられた。

 ■レジャー

 渋川海水浴場(玉野市)には7月16日の海開きから8月27日までに約6万2000人が来場。玉野市商工観光課によると、昨季より約3000人増えたという。岡山市北区の池田動物園ではエゾヒグマの「大地」に氷柱をプレゼント。夢中でかじりつく姿に親子連れらが見入り、涼を感じていた。

 ■ポケモンGO

 スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が7月22日に配信された直後、ビックカメラ岡山駅前店(岡山市北区)は、携帯充電器や日焼け止めなどを集めた特設コーナーを設置。配信後2週間の携帯充電器の売り上げは、例年の6倍に達した。担当者は「製造が追い付かないほどの売れ行きで在庫も切れ、お客様に申し訳なかった」と振り返る。

 一方、同ゲームをめぐってはトラブルや事故が発生。県警は、ゲームをしながら車を運転したドライバーに、道路交通法違反(携帯電話使用)で交通反則切符を切った。街頭では「歩きスマホ」をやめるよう呼びかける啓発活動も行われた。


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 ■家電量販店

 エディオン(大阪市)によると、7月のエアコンの売り上げは県内21店舗で前年比2割増。残暑が続き、お盆後も伸びた。リオ五輪の開幕前には積極的に販売促進を展開。50インチの4Kテレビを中心に売れ、売り上げは前年に比べて約1・5倍。担当者は「大画面、高画質で五輪を楽しみたかったのでは」と話す。

 ■百貨店など

 屋上ビアガーデンもにぎわった。岡山高島屋(岡山市北区)では、昨季より2~3割増え、約600席が満席になった週末も。家族連れや女性客の利用も増えた。同店広報は「晴天が多かった」。キリンビール岡山工場(同市東区)では、ビールや発泡酒などの製造量が1割増えた。

 天満屋岡山店(同市北区)では、7月30日の「土用の丑うし」以降もウナギの売れ行きが好調。店内に約130種類あるアイスクリーム類のPRにも力を入れ、買い物客に好評だったという。

 ■電力

 中国電力によると、8月25日午後2時に、中国地方の瞬間的な電力使用量が1044万キロ・ワットを記録。昨年の最高値だった1075万キロ・ワット(8月6日)には及ばないものの、「8月下旬も暑い日が多く、電力使用量の多い日がみられる」という。

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参考

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岡山<去りゆく夏>猛暑と豪雨/納涼商戦好調/五輪熱く

厳しい暑さが続いたかと思うと、突然の豪雨に見舞われたこの夏の県内。涼しさを求める人たちで納涼イベントやプールなどがにぎわい、エアコンなど夏の商戦も好調だった。リオデジャネイロ五輪では、日本人選手のメダルラッシュに感化された人も少なくなかったようだ。去りゆく夏を振り返る。

 □熱中症相次ぐ

 岡山地方気象台によると、6月は前年並みだった岡山市の平均気温は7月は前年より1・1度高い27・5度、8月は29日現在で29・0度で、昨年の8月の平均より1・6度高い。最高気温が35度以上の猛暑日は7月に4回、8月には18回を記録した(29日現在)。

 この暑さで熱中症も相次いだ。県消防保安課によると、6月1日〜7月末に熱中症で搬送されたのは計683人で、前年同期比91人増と大幅増。8月も579人(28日現在の速報値)で前年同期(531人)を上回る。当面、残暑が続くと予想され、同課は「水分補給や室温調整をしっかりと」と呼びかける。

 一方、集中豪雨も目立った。8月15日夕には、岡山市中心部で1時間に41・0ミリの猛烈な雨を観測。JR西日本岡山支社は、在来線のダイヤの乱れを受けて駅に車両を置く「列車ホテル」を用意し、約400人が利用した。26日夕や29日早朝にも激しい雨が降り、道路の冠水やJRの運転見合わせなど、影響が出た。

 □涼を求め

 プールやビアガーデンは、昨年を上回る人出でにぎわった。総社市のサントピア岡山総社が運営するレジャープール「WAPS」の入場者数は、7月2日〜8月27日で7万2417人(昨年は7月3日〜8月27日で7万134人)。岡山高島屋(北区)の屋上ビアガーデンの売り上げは7月は前年比3割増で、8月も2割増だった。いずれも、好天に恵まれてコンスタントに客が来たという。

 □売れ行き上々

 夏の商戦では、猛暑と節電対策、五輪関連が好調だった。家電量販の「ビックカメラ」岡山駅前店(北区駅前町1)では、エアコンの売り上げが好調。7月以降は前年同期比約2割増で、特に省エネ型の機種に人気が集まった。日本勢が史上最多の数のメダルを獲得した五輪の放送に合わせ、テレビやブルーレイレコーダーもよく売れたという。

 また、スポーツデポ岡山伊島店(北区伊島町2)では、バドミントンや卓球の初心者向けの商品が人気を集めている。いずれも、日本人選手の活躍が後押したとみられる。
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