「あしもり学園」で教育を議論 岡山


江戸時代に池田家が藩主を務めた縁で連携している岡山市、鳥取市、兵庫県姫路市の住民自治組織が28日、足守中学校と蛍明小学校が同居する一体型校舎「あしもり学園」(岡山市北区大井)で教育をテーマに交流した。 岡山市連合町内会、鳥取市自治連合会、姫路市連合自治会の役員ら約70人が出席。学校関係者らから、岡山市立で初の小中一体型校舎であることや、小中学校の教員が連携して児童・生徒を指導している教育体制などの説明を受け、校内視察では「回廊式の校舎の造りがよい」「一体型でなく、小中一貫の方が明確な教育目標を打ち出せるのでは」と意見を出し合っていた。近くの県指定名勝・近水園や木下利玄生家も見学した。 岡山市連合町内会は2005年に鳥取市側、06年には姫路市側と姉妹交流提携を締結。3市は07年度から持ち回りで交流会を開いている。