全国学テ、岡山県は厳しい状況 全国学テ 岡山小6は25位に上昇


全国学テ 岡山小6は25位に上昇

 文部科学省が29日公表した全国学力テスト(4月19日実施)結果で、岡山県内公立校の小学6年が25位(前年度28位)となった一方、中学3年は前年度と同じ41位と低迷した。県政中期行動計画で2016年度までに「10位以内」としていた目標は小中とも達成できなかった。 小6は苦手としてきた算数Bの平均正答率が初めて全国平均を上回るなど、4科目合計は4年連続で全国との差が縮小。順位としては過去最高位となった。中3は4科目とも全国を下回り、合計は全国と比べて8・2ポイントも開いた。 広島県の全国順位は小6が4位、中3が15位。香川県は小6が15位、中3が12位だった。

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全国学テ 小中正答率7市で改善

岡山県教委は29日、2016年度全国学力テストの市町別平均正答率を公表(小中学校それぞれ1校の町村のデータを除く)した。4科目合計で比較すると、玉野、笠岡、井原、総社、瀬戸内、赤磐、美作の7市は前年度と比べ、小中とも全国平均との差が縮まるなど改善。岡山、倉敷市など都市部の中学3年は全国との差が大きく開くなど苦戦している。 県教委によると、非公表の自治体も含め、全国との差が前年度より改善した自治体数は小6が17、中3は14。一方、県内でトップ、ワーストとなった市町村の差は小6が56・2ポイント(前年度比13・4ポイント増)、中3が48・7ポイント(同2・0ポイント増)となり、格差は広がった。 赤磐市は、小6が前年度より10ポイント以上伸びた。各学校で放課後や授業前の補充学習で基礎問題の繰り返しを徹底。市教委は「基礎が定着してきた。今後は応用問題への対応も検討する」。中3が10ポイント以上伸びた総社市は、生徒同士が勉強を教え合いながら授業を進める「協同学習」を導入しており、市教委は「互いに高め合えている」と分析する。 科目ごとに比較すると、全科目の正答率が全国以上だった自治体は小6が笠岡、総社、備前、美作市、和気、里庄、矢掛町の7市町、中3は高梁市のみ。小中ともに全国を上回った自治体はなかった。 テストと同時に行った学習状況調査では、中3の平日授業外の学習時間が「1時間以上」とした生徒の割合は公表された全市町で全国を下回った。特に井原、真庭市、和気町では「1時間以上」とした生徒が半数に満たなかった。 県教委は、地域や保護者に実態を知ってもらって学力向上への協力を得るため、14年度から市町別結果を公表している。
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全国学テ、岡山県は厳しい状況

29日に公表された2016年度の全国学力テストの岡山県順位は、小学6年が25位(前年度28位)、中学3年が前年度と同じ41位。小学校を中心に一部改善傾向は見られるものの、小中全8科目のうち小6の算数B以外は全国平均以下になるなど、依然として厳しい状況が浮かび上がった。 小中ともに全国10位以内との目標を掲げていた県政中期行動計画(生き活(い)きプラン、14-16年度)の目標達成がならなかったことに、竹井千庫教育長は「大変厳しい結果と受け止めている。早急に改善に向けての取り組みを徹底したい」とコメント。 一方、伊原木隆太知事は「教育県岡山の復活は、全力で取り組まなければならない課題。今後も目標を高く持ちながら、努力を続けたい」とし、引き続き10位以内の目標達成を目指していく姿勢を示した。 県内のテスト結果をみると、中3の各科目の正答率は全国と比べて2・7-0・9ポイント低く、4科目合計では8・2ポイントの差が開いた。答えを何も書かない無回答率が数学Bで17・4%(全国14・7%)となるなど全科目で全国を上回り、特に応用のB問題は正答率分布の下位層が多かった。 中学生の成績低迷について、県教委義務教育課は「授業外の学習時間が少ないことが大きな要因の一つ」と指摘。学力テストと同時に行った学習状況調査では、平日の授業外の勉強時間が「1時間以上」の生徒は57・2%で全国(67・9%)を大きく下回った。 小6は算数A以外の3科目は前年度より全国との差が改善した。正答率の分布も全国とほぼ同じとなり、特にB問題で下位層が減少。「授業中に応用問題を積極的に解説してきたことが結果として表れた」(同課)としている。 県内公立校では16年度、小6の1万6408人、中3は1万6613人が参加した。
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