鳥取地震で宿泊キャンセルが続出  日本旅館協会岡山支部


日本旅館協会岡山支部(岡山市北区出石町)などは1日、最大震度6弱を観測した10月21日の鳥取県中部の地震により、岡山県内のホテル、旅館34施設で計1317人の宿泊キャンセルがあったと発表した。 同支部と岡山県旅館ホテル生活衛生同業組合(同所)に加盟する148施設にアンケートしたところ、31日までに80施設が回答した。地区別では、地震による給水管の破損で休館施設が出た奥津(鏡野町)が388人で最も多く、湯郷(美作市)374人、湯原(真庭市)275人と続いた。 震度5強を観測した県北部だけでなく、県南部でもキャンセルが続出。岡山(岡山市)が110人、鷲羽山(倉敷市)が73人に上った。このほか新見市37人、高梁市35人など。 同支部は「観光客だけでなく、余震を警戒してビジネス客が出張を見合わせるケースもあった。風評被害を払拭(ふっしょく)するため行政や観光連盟に協力を求めるとともに、県外への観光PRに努めたい」としている。