ファジアーノ岡山、過去最高の6位 / ファジ「チャレンジ1」初達成


ファジ、過去最高の6位
桃瀬美咲 ファジ

明治安田J2最終節(20日・シティライトスタジアムほか=11試合)ファジアーノ岡山はホームで群馬と3-3で引き分け、過去最高の6位に入り、初のJ1昇格プレーオフ(PO)進出を決めた。通算成績は17勝14分け11敗(勝ち点65)で、年間勝利数、勝ち点ともクラブ史上最多タイ。 札幌が金沢と0-0で引き分けて勝ち点を85として優勝を決め、徳島を2?1で下して9連勝で84として2位を守った清水とともに来季のJ1昇格が決定した。松本は横浜Cを退けて84としたが、得失点差で3位となり、POに回った。 J1昇格の最後の1枠を争うPOは27日に準決勝があり、ファジアーノはアウェーで松本と対戦。勝てば12月4日の決勝で4位C大阪、5位京都の勝者とぶつかる。 讃岐は千葉と1-1で引き分け、勝ち点43の19位で今季を終えた。北九州は山形に敗れ、最下位でJ3に降格。21位の金沢が入れ替え戦で、J3で2位の栃木と対戦する。岡山3-3群馬前半3-1後半0-2岡山 17勝14分け11敗(65)群馬 11勝12分け19敗(45) 【評】ファジアーノ岡山は辛くも引き分けた。前半、DF岩政が頭で決めて先制し、FW押谷も2点を挙げ優勢に進めたが、前半ロスタイムに中央を破られ1点返された。これで相手を勢いづかせてしまい、後半は不用意なパスを奪われたりDF裏を取られたりして2失点。守勢に回り消極的なプレーが目立ったことやボールへの寄せが甘かったのは反省点だろう。 群馬は前線の決定力を生かし、3点差を追いついた。

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ファジ「チャレンジ1」初達成
モンげー岡山

 ファジアーノ岡山の今季のホーム平均入場者数は1万17人となり、観客1万人を目指す取り組み「チャレンジ1」を2年目で初めてクリアした。昨季の平均8412人から大きく伸ばした。 開幕後の出足は鈍かったものの、第21節の清水戦から6戦連続で1万人超えを記録するなど巻き返した。1万5千人超の満員となったC大阪戦と最終戦の群馬を含め「1万人超え」はホーム全21試合のうち9試合に上った。クラブの地道な取り組みのほか、天候にも恵まれた。

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ファジ 初のJ1昇格PO進出決定

サッカーJ2のファジアーノ岡山は20日、岡山市のシティライトスタジアムでリーグ最終戦に臨み、群馬と3-3で引き分け6位を死守、初のJ1昇格プレーオフ(PO)進出を決めた。 ファジアーノは前半、DF岩政の先制点やFW押谷の2得点で3-0とリードしたものの、前半終了間際に1点を返され、後半にも2失点し追い付かれた。勝ち点65(17勝14分け11敗)で7位町田に並ばれたが、得失点差で上回った。 ファジアーノは今季、堅守をベースに得意のセットプレーなどで得点を重ね、開幕から着実に勝ち点を積み上げた。最終盤は8試合白星がなく苦しんだが、POに進出できる6位以内に踏みとどまった。 POは3-6位の4チームがトーナメントで当たり、J1に昇格する最後の1枠を争う。準決勝は27日にあり、ファジアーノはアウェーで3位の松本と戦う。 この日、スタジアムには今季最多の1万5204人が詰め掛け、ホーム戦の今季平均入場者は1万0017人となり、クラブが昨季から取り組む「チャレンジ1」を初めて達成した。試合後のセレモニーでは木村社長、選手・スタッフが整列し、サポーターらの支援に感謝。長沢監督は「本当の戦いはここからで、われわれは魂で戦う。さらに勇敢に前に出て、目的を達成したい」と昇格への意気込みを語った。
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