県庁通り1車線化 週末の通行量増  岡山県警  岡山市(社会実験)


岡山県警は、岡山市が中心市街地の回遊性を高めるため10月1-7日に実施した社会実験での交通状況の調査結果をまとめた。県庁通りを2車線から1車線にして歩行者が歩きやすくする実験で、車の通行量はそれ以前より週末に増える一方、平日は減少。付近の道路では最長約650メートルの渋滞が発生した。 1車線化は市役所筋?県農業会館前(同市北区磨屋町)の505メートル区間で1日(土曜)の午前7時から7日(金曜)の午後4時まで実施。市の社会実験で初めて平日を車線規制した。2日は西川緑道公園筋の桶屋橋?県庁通りの270メートル区間で市道西側を歩行者天国にした。 県警の調査(午前9時-午後5時)では、県庁通りの1、2日の車の通行量は前の週末と比べてそれぞれ315台、578台増加。平日は平均で339台減った。 県庁通りや周辺の市役所筋などで午前7時半-午後6時半、1時間ごとに車を走らせ、移動にかかる時間も調査。1日に市役所筋(約1キロ区間)で最大で4分20秒、2日に県庁通り(約670メートル区間)で同2分18秒延びた。平日には大きな変化はなかった。 西川筋では渋滞が起き、1日夕方に平和橋交差点から瓦橋交差点付近までの約650メートル、2日午後に平和橋交差点から田町橋交差点南側付近までの約550メートルで見られた。 岡山市は県庁通りの恒久的な1車線化も視野に入れている。県警交通部は「交通の安全と円滑を主眼として、岡山市と協議していく」としている。



//////
岡山がかわる? 岡山市街地の回遊性向上は? 社会実験など


//////