岡山県内の初日の出19スポット

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新年を初日とともに迎えようと、元旦には岡山県内各地の山頂や高台などの初日の出スポットに大勢の人々が訪れる。甘酒や豚汁の振る舞い、和太鼓演奏などのイベントが用意されている所もある。当日の天気予報は県南部、北部ともに「晴れ時々曇り」と御来光を拝めそう。主なスポットを紹介する(文中のかっこ数字は地図では●に白数字)。 


(1) 神道山(岡山市北区尾上) 午前7時ごろから山頂で日拝式があり、参加者に真庭市蒜山地区産の大根を炊いた「福福だいこん」が振る舞われる。約500台分の無料駐車場がある。 


(2) 金甲山(岡山・玉野市境) 標高403メートル。無料駐車場約50台を備える。31日午後10時から1日午前5時までは山頂への県道が封鎖され、一般車両は封鎖解除後に通行可能となる。

 
(3) 八塔寺城山(備前市吉永町加賀美) 「ご来光ツアー」は午前6時に麓の旧三国郵便局に集合。雑煮を食べた後、15分ほどかけて登る。天気が良ければ小豆島などが望める。参加無料で、丸餅2個を持参する。


(4) 熊山(赤磐市奥吉原) 標高508メートルの山頂付近にある熊山遺跡管理棟で午前7時ごろから、きなこ餅やぜんざい、甘酒を無料で振る舞う。天気が良ければ瀬戸内海の眺望も楽しめる。無料駐車場は約30台分。


(5) 竜天天文台公園(赤磐市中勢実) 標高約470メートルにある天文台で、午前6時から「初日の出を迎える会」を開く。地元住民が豚汁や甘酒、コーヒーを無料で振る舞う。無料駐車場は約100台分。


(6) 鷲羽山(倉敷市大畠) 標高134メートルの山頂付近で、瀬戸内海の島々を染める日の出を望める。第2展望台では午前6時から、住民グループがぜんざい600食を振る舞う。無料駐車場は約350台。 


(7) 王子が岳(玉野・倉敷市境) 標高234メートル。瀬戸内海に浮かぶ島々を日の出が照らす様子を楽しめる。瀬戸大橋、四国連山も望める絶景スポット。駐車場から徒歩5分の山頂に展望台がある。 


(8) 秋葉山(総社市井尻野) 午前5時半から、総社青年会議所が山頂(247メートル)で初日の出参拝式を開く。おでん、ぜんざい、温かいお茶などを無料で提供する。 


(9) 福山(総社市清音三因、西郡) 恒例の元旦登山は、麓のJA岡山西清音ライスセンターに集合して午前6時に出発。標高302メートルの山頂で初日の出を拝む。記念絵馬の無料配布、甘酒の振る舞いもある。 


(10) 経ケ丸山頂(井原市笹賀町) 標高281メートルの山頂展望台で日の出に合わせ、地元和太鼓グループ・井原鏡獅子太鼓が演奏を繰り広げる。 


(11) 高越山(井原市神代町) 山頂の高越城址(し)で、城址顕彰会などが「初日の出を見る会」を開催。甘酒の接待や、地元和太鼓グループ・井原早雲太鼓による演奏がある。 


(12) 黒沢山(津山市東田辺) 標高約670メートル。市中心部を一望できる。8合目の駐車場では午前6時半から約1時間、地元の東田辺町内会が甘酒やミカンを振る舞う。 


(13) 両山寺(美咲町両山寺) 標高約600メートルにある同寺周辺から、天候次第で眼下に雲海を見ることができる。 


(14) 津山城跡(津山市山下) 市中心部を間近に望めるスポット。通常より早い午前7時に開園する。入園料300円(中学生以下無料)が必要。甘酒などを振る舞う恒例の鑑賞会は、主催する市観光協会が管理する津山観光センターが火災に遭った影響で今回は行わない。 


(15) 那岐山麓山の駅(奈義町高円) 国定公園・那岐山(1255メートル)の中腹約400メートルに位置。午前6時45分から初日の出まつりを開き、雑煮を1杯100円で販売する。地元特産品が当たる福引もある。


(16) 櫃ケ山(ひつがせん=真庭市仲間) 標高953メートル。美しい姿から「湯原富士」とも呼ばれる。国道313号沿いの登山口から頂上までは徒歩約2時間。天候が良ければ山頂から蒜山三座や大山(鳥取県)を望める。


(17)弥高山(高梁市川上町高山) 標高654メートルの山頂は、県内有数の雲海スポット。地元青年団が午前6時半ごろから甘酒、コーヒーを提供する。駐車場からは徒歩15〜20分。 


(18) 霧の海展望の丘(高梁市松原町松岡) 展望台は標高約500メートルに位置。金甲山、弥高山などを望む風景が広がり、雲海が見られることもある。午前6時半ごろから、地元住民による甘酒と豚汁の接待がある。 


(19) 大和山(吉備中央町北、納地) 山頂(標高608メートル)付近までは車で登れる。午前6時半ごろから住民グループ・大和山野山の会がたき火をして、甘酒を振る舞う。