公衆トイレの命名権売却先決まる 西川緑道公園と石山公園 岡山
岡山市は24日、公園の魅力づくりや環境美化などを目的に市中心部の西川緑道公園と石山公園にある各1カ所の公衆トイレに導入するネーミングライツ(命名権)について、売却先を決めたと発表した。いずれも市内の企業で、4月から社名などにちなんだ愛称を取り付けて使用を始める。市有施設の命名権導入は初のケース。 西川緑道公園は平和橋北(北区平和町)で、売却先は電気工事のカジノン(同番町)。同公園の飲食イベント・ハレノミーノに絡め、愛称は「西川緑道公園トイレ Hare・ル-ノ Produced by KAJINON」とする。イベント案内のデジタルサイネージ(電子看板)を設置するほか、すべての便器を取り換えて女子トイレにパウダールーム(化粧室)を整備するなど、大幅にリニューアルする。 石山公園(同石関町)は、総合リサイクルのインテックス(同神田町)。愛称は、同社のイメージキャラクター名を入れた「水辺のインテックス エコタントイレ」とする。外壁に愛称入りのプレートを取り付け、周辺の植栽には古い赤茶色の瓦を破砕処理して敷き詰め、明るい雰囲気を持たせる。 年間の命名権料と契約期間は、カジノンが10万円で3年間、インテックスが10万8千円で1年4カ月。ともに施設の定期的な見回りも行う。 市は昨秋、命名権料を年額5万円以上などと設定して売却先を募り、西川緑道公園は3社、石山公園は1社が応募していた。この日の会見で大森雅夫市長は「市民や観光客に気持ちよく利用してもらいたい」と述べた。
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参考
岡山がかわる? 西川緑道公園 岡山市の歩行者天国実行委が発足 回遊性向上なるか?岡山中心街活性化?
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岡山<岡山市>公園トイレ2カ所に愛称 命名権売却先決定 美化へリニューアル
岡山市は、市内中心部の公園を快適にしようと、2カ所の公園の公衆トイレで公募していた命名権(ネーミングライツ)の売却先2社を決めた。公募の際には美化のアイデアも一緒に募っており、それぞれアイデアに沿って4月のリニューアルを目指す。市によると、公衆トイレへの命名権導入は全国的にも珍しい取り組みという。
西川緑道公園の平和橋北(北区平和町)と、石山公園(北区石関町)にそれぞれ設置してある公衆トイレで募集していた。
西川緑道公園の売却先は、電気工事のカジノン(北区番町1)。愛称は「西川緑道公園トイレ Hare・ル〜ノ Produced by KAJINON」。女子トイレに化粧室を整備し、全ての大便器を洋式に変更。外壁にデジタルサイネージ(電子看板)を施す。命名権料は10万円で3年契約とする。
石山公園は、総合リサイクルのインテックス(北区神田町)で、「水辺のインテックス エコタントイレ」と名付ける。トイレ周辺に古瓦を再利用したガーデニング材を敷き詰めるという。命名権料は10万8000円で期間は1年4カ月。
大森雅夫市長は「市民や観光客に気持ちよく使用してもらい、経済の活性化につなげたい」と話している。
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公衆トイレ 命名権契約<岡山 北区の2業者>(西川緑道公園と石山公園)
岡山市が公募していた公衆トイレ2か所の命名権(ネーミングライツ)は、北区の2業者と契約することが決まった。それぞれ2月に正式契約し、業者が改修して4月から利用できるようにするという。市によると、公衆トイレの命名権契約は中四国で初めて。維持管理コスト軽減に加え、美化につながる動きとして注目される。(加藤律郎)
命名権の対象となったのは、ともに北区の西川緑道公園(平和町)と石山公園(石関町)の公衆トイレ。昨年9月、契約期間1~3年、契約金額は年間5万円以上とし、市内の法人・事業者から候補を募っていた。
◇西川緑道公園 化粧室完備
西川緑道公園には3社が応募し、電気工事会社「カジノン」(番町)の案「西川緑道公園トイレ Hare・ルーノ Produced by KAJINON Inc.」を採用。契約は3年間で、年額10万円を希望している。屋根に太陽光パネルを設置し、便器を和式から洋式に変更。女子トイレにはパウダールームを完備し、外壁には市のイベント情報などを掲示するデジタルパネルを設置するという。
◇石山公園 植え込みに園芸材
一方、石山公園は、総合リサイクル業「インテックス」(神田町)のみが応募。愛称は「水辺のインテックス エコタントイレ」で、使用期間は1年4か月、契約は年額10万8000円を希望している。トイレ周辺の植え込み部分に瓦を砕いたガーデニング材を敷き詰め、水たまりを出来にくくして清潔感を保つという。
大森雅夫市長は「これまで公衆トイレは『怖い、臭い、汚い』のイメージがあったが、利用しやすくなる」と期待。効果を検証し、今後の継続や対象の拡大について検討するという。
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