岡山県立大生が「てんこもり展」  / 学生から「伝わる」デザイン募集

岡山県立大生が「てんこもり展」

(デザイン思考で、イノベーション・科学。技術を起こす? という世界的潮流もあるが・・・)


岡山県立大(総社市窪木)デザイン学部造形デザイン領域の学生による展示会「てんこもり展」が7日、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ギャラリーで始まった。織物や焼き物にユニークな発想を取り入れた作品が会場を彩っている。12日まで。 3年生11人が計44点を披露。夜にお化けが怖くならないよう子どもがお化けと遊ぶ絵柄にしたシーツカバー、雨にぬれても大丈夫な焼き物のてるてる坊主、血小板と赤血球をイメージした白と赤のドレスなどが並ぶ。学生が常駐し、機織り体験、組みひもを使ったブレスレット作りのワークショップもある。 高梁市成羽美術館(同市成羽町下原)所蔵の古代エジプトの品々をモチーフに、学生が制作したTシャツやバッグなどの販売も行う。 徳島県の女性(49)は「どれも斬新なデザインでインパクトがあり、見ていて想像が膨らんだ」と話していた。入場無料。午前10時-午後5時(最終日は同4時)。

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学生から「伝わる」デザイン募集

 デザイナーを目指す岡山県内の学生らを対象にした公開コンテスト「学生デザインビエンナーレ岡山」が3月11日にルネスホール(岡山市北区内山下)で開かれる。主催する日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)岡山地区が18日まで出品者を募っている。 デザインの仕事に携わる若手人材の発掘や学生とデザイナーの交流などが目的。2015年3月に続き2回目。 募集するのは「メッセージ  伝わるデザイン  」を主題にした、制作者の意図が受け手に伝わる作品。ポスターやパッケージ、新聞広告、建築や立体作品など、デザインにまつわるものであればジャンルを問わない。授業の課題や卒業制作、他コンペ出品作品も可。 応募できるのは岡山県内の大学や専門学校、高校、特別支援学校などに通う15歳以上(中学生は不可)。専用ホームページなどからエントリーし、審査会当日に作品を持参する。 審査は県内で活躍するデザイナーやコピーライターら17人が担当。企画力やデザイン力などを基準に上位8作品を選び、通過者による作品のプレゼンテーションを経て、グランプリ、準グランプリ、特別賞を決める。来場者の投票で選ぶオーディエンス賞もある。 JAGDA岡山地区の田中雄一郎代表は「デザインは人に正しく伝わってこそ価値がある。デザイナーにとって不可欠なプレゼン力も磨けるので挑戦してほしい」と話している。問い合わせはJAGDA岡山地区のメール(info@okayamadesign.org)。
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