歴史発見! 奉還町で「武士マルシェ」 町人姿の店主が温かい「奉還餅」でもてなす

岡山市奉還町商店街のわいわい広場周辺で2月25日、「西奉還町武士マルシェ」が開かれた。

 ちょんまげ姿の出店者たち

 同商店街は、1867年の大政奉還の時に、失業した武士が受け取った奉還金で商売を始めたとされるところから「奉還町」と呼ばれている。同マルシェは昨年2月にスタートし、今回は4回目の開催。

 かす汁、アユの塩焼き、ソーセージ、ビール、日本酒など約10店が出店。男性店員はちょんまげのかつらをかぶってはかまや足袋を身に着け、女性店員は和装をするなど、武士や町人でにぎわう市の雰囲気を演出した。各店主は同マルシェのルールとして、語尾に「ござる」または「候(そうろう)」を付けて買い物客に話し掛けていた。

 買い物客のお目当ての一つが、伝承を基に再現した「奉還餅」(300円)。前回のマルシェでは約1時間で完売したため、今回は数を60食に増やした。今回は、ゆでた餅にあんまたはきな粉をかけて汁わんに入れて提供。奉還餅を食べに来たという40代女性は「季節に合った温かい奉還餅が食べられてうれしい。奉還餅は毎回変わるので、次回も楽しみ」と話していた。

 同会場のステージでは、うえだあいさんによる筝(そう)の演奏、shirabe inoueさんによるDJ音楽、近藤良さん(サックス)・村岡充さん(ギターほか)・岩本象一さん(ドラムス)・三好麻友さん(キーボード)による即興演奏などが披露された。
 
 同マルシェ代表の北島琢也さんは「奉還町商店街は古い歴史があるが、若い人を受け入れる空気がある。楽しいことをどんどん行動に起こせる街にしたい」と話す。

 次の開催は5月27日。