岡山 3月12日から「倉敷音楽祭」 フェスティバル

第31回倉敷音楽祭(倉敷市、市文化振興財団、山陽新聞社主催)が3月12〜20日、同市美観地区一帯を主会場に開かれる。旧倉敷、児島、玉島の3市合併50周年を記念した今回は、プロによるホール公演をはじめ、日本各地の伝統芸能、市民制作のコンサート、ミュージカルなど盛りだくさん。文化都市倉敷に芸術の春の訪れを華やかに告げる。 同音楽祭の“花形”であるホール公演は、市芸文館(同市中央)などを舞台に計6プログラムが上演される。

■注目のホール 注目は、ロックバンド「東京事変」などで活躍した同市出身のピアノ・キーボード奏者伊澤一葉さんが歌手の由紀さおりさんと共演する「コラボレーションin倉敷」(16日午後6時半、市芸文館ホール)。同市出身のピアニスト松本和将さん、バイオリニスト守屋剛志さんら郷土ゆかりの音楽家6人が一堂に会する「倉敷のヴィルトゥオーゾ」(18日午後2時、同ホール)も話題を呼んでいる。 同ホールでは、ほかにも高松市出身のバイオリニスト川井郁子さん(14日午後6時半)やギタリスト押尾コータローさん(17日午後6時半、残席わずか)ら人気アーティストのステージが繰り広げられる。

■日本各地5演目 2009年から全国各地の伝統芸能の演じ手を招いてステージを企画してきた同音楽祭。今回は、合併50周年を記念し、過去8回の公演で特に人気が高かった5演目を選抜。「日本列島総集編」と題し、18〜20日に市芸文館で披露する。 メインとなるのは、同館ホールで19日午前10時と午後1時から行われる「共演! 越中おわら節&阿波おどり」。胡弓(こきゅう)や三味線の哀愁の調べが心を揺さぶる越中おわら節(富山県)、盛大な群舞が持ち味の阿波おどり(徳島県)—と、わが国を代表する「静」と「動」の伝統芸能が一つの舞台で繰り広げられる。 さらに、同館アイシアターでは、花笠音頭や虎舞など東北の芸能を紹介する「わらび座公演」(18日)、宮崎県の「高千穂の夜神楽」(19日)、島根県の「石見神楽」(20日)がそれぞれ正午と午後3時から上演される。「わらび座」の正午公演は残りわずか。「夜神楽」と「石見神楽」は完売している。

■参加型 和太鼓、ジャズ、管弦楽からミュージカルまで幅広く行われる市民制作公演。倉敷を拠点に活動するアマチュア団体が計6プログラムを企画する。 オープニングイベントとして、12日午後4時から市民会館(同市本町)ホールで開かれるのは「日本縦断和太鼓コンサート」。熊本地震の復興支援として「ゆふいん源流太鼓」(大分県湯布市)を迎え、倉敷天領太鼓をはじめ全国各地の和太鼓グループが迫力のパフォーマンスを披露する。 同日正午から市芸文館ホールで開かれる「くらしきビッグバンドフェスティバル」は、県内の約10団体が大編成ならではの華やかなジャズでスイングする。児島文化センター(倉敷市児島味野)ホールでは、18、19日の午後2時から市民参加型の創作ミュージカル「KAZEの道」を上演。抑揚のある歌と踊りでミステリアスな物語を織りなしていく。 ◇ 18〜20日は屋外イベントとして、美観地区の水上特設ステージや倉敷館(同市中央)、倉敷物語館(同市阿知)での町並みコンサート(午前10時)、音楽祭の会場を巡る謎解きイベント(同)も開催される。公演などの問い合わせは倉敷市文化振興財団(086—434—0010)。