岡山から イトーヨーカドー岡山 がなくなる日 (ヨーカド跡地には、何が?)2017年2月28日閉店
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( イオンモール岡山もなくなる?日が来るかも? イオン の業績が・・・)
参考

総合スーパー業態苦戦   (イトーヨーカドー岡山店閉店 跡地になにが・・・)


イオン 岡山も苦戦? 総合スーパー業態苦戦  / <イトーヨーカドー岡山店>閉店へ 来年2月めどに イオン開業で客奪われ

ヨーカドー岡山店跡地になにができる?   ヨーカドー岡山店で閉店セール 


「岡山ビブレ」 から 「イオンモール岡山」へ


イオンモール岡山 飲食  2017年  行列(人気)ランキング(昼食編)ランチ

イオン 岡山 飲食  2017年  行列(人気)ランキング(夕食編) 食事 ディナー
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イトーヨーカドー岡山店、2017年2月28日閉店  (今までの歴史 メモ)

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JR岡山駅近くのショッピングセンター「イトーヨーカドー岡山店」(岡山市北区)が、2017年2月28日に閉店する。

岡山駅そばのヨーカドー、近隣にイオン出店で苦戦(実は、 イオンも苦戦?している.)

(イオン 岡山 開業以来、イオンも1度も、目標をクリアーしていない?!
イオンモール岡山 2千万人の目標届かず、初年度1800万人、ピンチ? 車利用少なく目標割れ (問題は別にある気が・・・)

しかるに、 みんなで、「イオンモール岡山」 に行こう!  イオン 岡山 に 買い物に! イオンGO!)

イトーヨーカドー岡山店はJR岡山駅から徒歩10分ほどの場所にある複合商業施設「ジョイフルタウン岡山」の核店舗。
ジョイフルタウン岡山(JT岡山)はJT岡山工場跡地に建設された複合商業施設で、1998年11月に開店。専門店を合わせた売場面積は19,162㎡。別館のアネックス棟には中国四国地方で最大規模の大型複合ゲームセンター「SEGA・岡山ジョイポリス」が核として入居している。

ジョイフルタウン岡山は、2014年11月に開業した中国地方で最大のショッピングセンター「イオンモール岡山」(売場面積92,000㎡)と僅か300mほどしか離れておらず、ヨーカドーよりも岡山駅に近いうえに駅と地下街で直結しているイオンモールの開業後は苦戦を強いられていたという。


倉敷店は天満屋に譲渡-岡山はどうなる?

イトーヨーカドーは中国四国地方に3店舗(岡山・倉敷・福山。これ以西は未出店)しか出店しておらず、2013年に西日本での経営基盤強化を目的に中国地方各地で百貨店、ショッピングセンターなどを展開する「天満屋グループ」と業務資本提携を行っていた。
一方で、イトーヨーカドーはスーパー事業の不振から2017年までに約40店舗を閉店させることを発表しており、2016年8月に「アリオ倉敷」の核店舗であるイトーヨーカドー倉敷店(倉敷市)を閉店し天満屋に経営譲渡することを発表しているほか(アリオ専門店街は営業を継続、詳細は関連記事に)、ヨーカドーのなかで最も西にある店舗・イトーヨーカドー福山店(福山市)が入居する商業施設「ポートプラザ日化」は、1999年の開店時より天満屋グループの店舗と「2核1モール」を形成しているため、今後の状況が注視される。

 
建物は天満屋のライバル・両備グループ運営、後継店は?

イトーヨーカドー岡山店も天満屋グループに譲渡されることが確定的かと言えば、そうではない。

イトーヨーカドー岡山店が入居するジョイフルタウン岡山は、2016年3月に「両備グループ」が三井系の不動産ファンドから信託受益権を86億8500万円で取得したばかりで、現在の管理・運営は両備グループが行っている。
両備グループ(両備HD)と言えば岡山県内での鉄道・バスの運行を経営の中核としているほか、和歌山電鐡や中国バスの運営でも知られるように「企業再生」の分野でも有名である。
一方で、同グループは流通業も行っており、スーパーマーケット「両備プラッツ」(両備ストア)展開のほか、2010年からは岡山高島屋の経営にも参画している(なお、岡山高島屋は同社の経営参画後に黒字化したという)。
「両備プラッツ」と「岡山高島屋」の両店舗は、ともに天満屋グループの大きなライバルであることは言うまでもない。
天満屋ハピータウンが出店するのか、両備プラッツが核となるのか、もしくはイオンとの競合を避けて全く違った業態となるのか…岡山市中心部の大型店だけに、後継店舗の選定に注目が集まっている。

追記:閉店日は2017年2月28日に決定した。
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参考

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(イトーヨーカドー岡山跡地になにが・・
岡山ラーメン館とか・・・、イオン 岡山 には、中途半端な 書店しかない! 大型書店を誘致して欲しい。 岡山の食と文化を発信できる「岡山ラーメン館」や 「岡山 最大級の書店(本屋)」や「岡山水族館」や「運動施設・空中庭園のランニングコース(1周400m) 」や中心部に減少している「食料品中心の激安スーパー(イオンは、質はいいが高価格)」などがある複合施設がいいね! 岡山市民会館のコンセプトが失敗の可能性が高いので、 イトーヨーカドー岡山跡地に期待したい。)
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「イトーヨーカドー岡山店」閉店、地元「やはりイオンモールの影響が...」「噂には聞いていたが...」

016年7月20日、岡山市中心部にある大型商業施設「イトーヨーカドー岡山店」が来年2月末をめどに閉店すると、山陽新聞から報じられ、話題となっている。
同店は、1998年11月、複合商業施設・ジョイフルタウン岡山の核テナントとして開業し、直営の食品や衣料品売り場を持っていた。飲食や雑貨、書店などテナントも多く入居しており、岡山市でも有数のショッピング施設として賑わっていた。
山陽新聞のツイッター公式アカウントからは、次のような写真付きのツイートも投稿されている。
岡山市中心部の大型商業施設・イトーヨーカドー岡山店が、来年2月末をめどに閉店することが分かりました。イオンモール岡山が開業した14年12月以降の売り上げ低迷などが理由とみられています。https://t.co/0O6PNmsZ4J pic.twitter.com/hCZ51RKmFs
- 山陽新聞 (@sanyo_news) 2016年7月20日
「イオンモール岡山が開業した14年12月以降の売り上げ低迷などが理由とみられています」というコメントも添えられている。
ツイッターには早速、このニュースを知った岡山市民から、多くの声が届いているようだ。
「困ったな・・・食料品売り場だけでも残してもらいたい」
「イトーヨーカドー岡山店」(Phronimoiさん撮影、Wikimedia Commonsより)
ツイッターに寄せられた岡山市民の声を見てみよう。
山陽新聞にイトーヨーカドー岡山店閉店の記事。噂には出ていたが、やはり厳しかったか。 pic.twitter.com/zNeuv0sVRV
- シバタタカユキ (@yajiumanet555) 2016年7月19日
イトーヨーカドー岡山店が閉店へ イオン開業、売り上げ低迷: 山陽新聞デジタル|さんデジ https://t.co/mn1mBOC2ZV
おおう、やはりイオンモールの影響は大きかったか。ジョイフルタウンはどうなるんだろう?
- Shinya Fujiwara (@shinya_niji) 2016年7月20日
イトーヨーカドー岡山店来年2月に閉店とか。。確かにイオンに比べたらガラガラだけどさぁ
- ユウキ (@youki04121984) 2016年7月20日
「やはりイオンモールの影響は大きかったか」「確かにイオンに比べたらガラガラだけどさぁ」といった感想だ。2014年12月、300メートルほど離れた場所に開業したイオンモール岡山の影響を指摘する人が多い。
イトーヨーカドー岡山店が閉店すると決まりましたが
ココで近くにあるイオンモール岡山との距離を見てみましょう
(右端の建物がイオンモール岡山
(奥に見えるのがヨーカドー pic.twitter.com/aIbwYVtVmw
- 岡バス (@okabus_2021) 2016年7月21日
「ココで近くにあるイオンモール岡山との距離を見てみましょう」と、写真付きで投稿してくれた人もいた。確かに......近い。
イトーヨーカドー岡山店、
来年2月に閉店決まったかー
イズミヤも無くなるし、どんどん店が無くなってくな
- ショコラメリー (@chocolatcake) 2016年7月20日
困ったな・・・食料品売り場だけでも残してもらいたい。
イトーヨーカドー岡山店が閉店へ イオン開業、売り上げ低迷: 山陽新聞デジタル|さんデジ https://t.co/eCgsCxuFBH
- Miyoko KAWAHARA (@Miyoko0798) 2016年7月20日
イトーヨーカドー岡山さんの閉店ニュースにはスーパー大好きなので行くとこ少なくなる、不便になる人も多いと思います(私も)スーパーは毎日の生活に密着して大事で働いてるみなさんもいろいろ困る人もいらっしゃると思います...残念です...。 [mb]
- ここあ (@KOBE20100917) 2016年7月20日
「イズミヤも無くなるし、どんどん店が無くなってくな」「困ったな・・・食料品売り場だけでも残してもらいたい」「不便になる人も多いと思います」などといった、切実な声も多い。
イトーヨーカドー岡山店来年二月で閉店か
あ?イトーヨーカドーは倉敷店も秋に閉めるんじゃなかった?こっちは直後に提携関係の天満屋グループが引き継ぐ予定な噂も聞いたけど
岡山店の土地建物は両備の持ち物か、天満屋と両備はスーパーマーケット部門ではライバル関係やのw
- こたつむり (@cotathu16muli31) 2016年7月20日
イトーヨーカドー岡山店の閉店よりも先にアリオ倉敷からイトーヨーカドー撤退するのか 本当岡山からの追いだされ具合がすごいイトーヨーカドー
- ゆかしい (@sh_yukasi) 2016年7月21日
「イトーヨーカドーは倉敷店も秋に閉めるんじゃなかった?」という指摘もあった。「本当岡山からの追いだされ具合がすごいイトーヨーカドー」という感想も......。
流通大手セブン&アイグループのイトーヨーカ堂は、来年2月までに不採算の全国20店を閉鎖する方針だ。岡山県では、倉敷市にある「アリオ倉敷」内の食品スーパー「イトーヨーカドー食品館倉敷店」が8月末をめどに経営から手を引く。岡山店が閉店すると、岡山県からはイトーヨーカドーが全て姿を消すことになる。

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ヨーカドー岡山 18年の歴史に幕

 流通大手セブン&アイグループの大型商業施設イトーヨーカドー岡山店(岡山市北区下石井)は28日、最終日の営業を終え、約18年の歴史に幕を下ろした。近隣施設との競争激化による採算の悪化などが要因。跡地活用は、土地と建物を実質的に所有する両備グループ(同市)が検討する。 この日は売り尽くしセールがあり、終日買い物客でにぎわった。夫婦で訪れた同市、主婦(38)は「15年ほど前までバイトをして、その後もよく買い物に来ていた。たくさんの思い出があるだけに閉店は寂しい」と話していた。 午後8時の閉店後には正面入り口でセレモニーがあり、名残を惜しむ客を前に、浦崎大店長が「たくさんのお客さまにねぎらいの言葉をいただいた。この店があったことを心の片隅にとどめてほしい」とあいさつ。整列した従業員が頭を下げる中、シャッターが閉じられた。 同店は1998年11月、JT岡山工場跡地に整備された複合施設・ジョイフルタウン岡山の核テナントとして開業。地上5階地下1階の建物のうち地上1〜3階が店舗で、売り場面積は約1万4700平方メートル。直営の食品や衣料品売り場のほか、雑貨、飲食などのテナント約30店が入居していた。 2014年12月に、約400メートル北に開業したイオンモール岡山などの影響で売り上げが低迷。運営会社のイトーヨーカ堂は詳細を公表していないものの、かつては年間100億円超あった売上高が2割ほど減っていたとみられる。イトーヨーカ堂は昨年8月にアリオ倉敷(倉敷市)内の「食品館倉敷店」を閉めており、中国地方の店舗は福山店(福山市)のみとなった。 跡地活用については、ジョイフルタウン岡山の信託受益権を持つ両備グループが主体となって決める。同グループは「岡山の発展につながる活用策を検討している。来年春までには方針を示したい」としている。

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イトーヨーカドー18年で幕◇岡山店 市民ら別れ惜しむ

 「イトーヨーカドー岡山店」(岡山市北区下石井)が28日、閉店した。他店との競合で販売不振が続いたためで、市民に惜しまれる中、18年で幕を閉じた。

 「イトーヨーカ堂」(本社・東京都)を傘下にするセブン&アイ・ホールディングス(HD)によると、岡山店は1998年11月に開店。当時では珍しい駅近くの大型店としてにぎわったが、近年はイオンモール岡山などに対抗できず、昨夏に閉鎖を決めた。社員約30人は他店舗に配置換えとなり、パート従業員約200人には意向を聞いた上で、対応するという。

 この日は、朝から約1000人が長い行列を作った。午前9時に開店すると、入り口で紅白のまんじゅうが配られ、訪れた人たちが最後の買い物をしていた。

 午後8時の閉店後に行われたセレモニーでは、浦崎大店長(43)が「この店が岡山にあったことを、心の片隅に残しておいていただければ幸いです」とあいさつ。客から拍手が送られる中、シャッターが閉じられた。

 岡山に来た時はよく買い物したという広島県三原市、主婦川上妙子さん(68)は「閉店すると聞いたので来ましたが、また一つ、岡山市の『顔』がなくなってしまい寂しい限りです」と惜しんでいた。

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どうなる? 岡山の中心街?・・・・
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2014年5月8日 
イオン、積極出店が呼ぶ地方商業圏の地殻変動と、グローカル経営で狙う地方との共存共栄


昨年末にオープンした「イオンモール幕張新都心」(千葉市)。イオンが本社近くに築いた城(旗艦店)として話題を呼んだのも束の間、3月16日、南海電鉄・和歌山大学前駅(ふじと台)にオープンした「イオンモール和歌山」(和歌山市中字楠谷)が日本一のクオリティーを実現したショッピングモールとして、流通業界で注目されている。

 しかし、この巨大モールの話題もすぐに霞んでしまうのではないかと思われるビッグプロジェクトが現在進行している。今秋11月にオープンを予定している「イオンモール岡山」である。竣工すれば、西日本最大のショッピングモールとなる。郊外を中心に展開してきたイオンモールにとっては、県庁所在地の中心駅前に位置する初の都市型店舗である。

 年間の来場者数は「イオンモール倉敷」を上回る2000万人以上を見込む。会社更生法手続き中のバイオ企業である林原から、岡山駅南側の土地を取得して現在建設している。直線距離15キロメートルほど西にある郊外型のイオンモール倉敷との立地的な競合を避ける狙い。地上8階、地下2階で、敷地面積4万6000平方メートル、延床面積25万平方メートル、営業面積は8万8000平方メートル。幕張新都心店と並ぶ旗艦店舗に位置づけられている。専門店350店舗をはじめ、シネマコンプレックス、岡山放送のスタジオ、約600席のホールも入居する予定。

 筆者は、神戸の国立と私立大学の研究所に所属する一方、岡山の私立大学でも教授を務めているため、東京駅から岡山駅まで毎週、新幹線で通勤している。そのため、首都圏と地方都市の両視点から、最新の経済・社会現象を比較的見地から把握できる。グローバル化が叫ばれ高度情報化時代に入った今、どこにいても情報を得ることができそうなものだが、今も主要マスコミのほとんどが東京に集中しているため、ウクライナの政情を知っていても、国内の県庁所在地で何が起こっているかについて東京のビジネスパーソンはほとんど知らない。インターネットを検索すればなんでもわかると思いがちなのも、ビッグデータ時代の死角といえよう。

 中でも首都圏の人々がほとんど目にすることがない情報として貴重なのが、ローカルテレビ局の番組だろう。YouTubeをはじめとする動画検索サイトでさまざまな映像が見られるとはいえ、地方に住むか、活動拠点を持っていないと、意外と重要な情報を見落としがちである。また、番組を見た直後にその内容について地元の人びとと語り合うことはおろか、現地にすぐ足を運び、自分の目で確認することは難しい。

●イオンモール出店を経済活性化につなげる
 4月2日の午後7時から、岡山ローカルのRSK(山陽放送)テレビが2時間特別番組『政令市5年の岡山・生かせるか! ビッグチャンス』を生放送した。イオンモール岡山開店による経済効果と地元老舗百貨店・天満屋を中心に拡がる岡山市街の商店街・表町(おもてちょう)の活性化について議論していた。ちなみに、伊原木隆太・現岡山県知事は天満屋・前社長で、現在は父・一衛氏が会長、その実弟である省五氏が社長を務めている。

 イオンモールができた各地では、商業地の地殻変動が起こっている。岡山でも周囲の商店街だけでなく、天満屋や駅前の高島屋、イトーヨーカドーも安穏としていられない状況だ。その危機感が同番組のテーマでもあった。表町商店街はイオンモールとの共存共栄を図り、買い物客の回遊性を促進し、これを機会に活性化できないかと前向きの姿勢を見せている。400年の歴史を誇る同商店街は、ブランド力を向上し「岡山の銀座」を目指すという。

 岡山はイオンモールの4番バッターとして登場してくるのだが、その前にリーディングヒッターが打点を稼ぐかのように、昨年以降、イオンは怒涛のごとくモールを新規出店している。前述の幕張新都心、和歌山に加えて、東員(三重県)、天童(山形県)、名古屋茶屋(愛知県/6月オープン予定)を、今秋には岡山だけでなく多摩平の森(東京都)、京都桂川(京都府)、木更津(千葉県)の開店を予定している。さらに、15年春にJR旭川(北海道)と北中城(沖縄県)、16年秋には東松本(長野県)を開く計画だ。田中角栄・元首相がぶち上げた「日本列島改造論」ならぬ、「日本流通改造論」を展開しているようにも見える。

●海外展開、新規分野参入も加速
 さらにイオンは日本にとどまらず、アジアを中心にグローバル化を加速している。中国、アセアン諸国等合計14カ国で小売事業や金融事業、サービス事業などを展開。さらに、日本、中国、アセアンにそれぞれ本社機能を設置し、新たな国・エリアへグループ一体となりビジネスを拡大している。まさに「グローバル流通改造論」を実践しているといっても過言ではない。

 また、イオンは4月1日から、通信サービスをセットにした低価格スマートフォン(高機能携帯電話)を総合スーパー「イオン」の携帯電話売り場で発売し、同社の多角化戦略があらためて注目されている。端末は米グーグルと韓国LG電子が開発した「Nexus 4」で本体価格は3万4080円(税抜、以下同)。これに基本料とネット定額を1560円にした携帯電話用ICカード「SIMカード」を組み合わせる。端末代金と基本料、定額のネット接続料を含め、携帯電話大手の半額以下の月額2980円で予約を開始した。

 イオンは、小売、ディベロッパー、金融、サービスをはじめとする事業群と、これを支えるITや商品、物流など、グループ横断的な共通機能会社から成る日本一の「総合流通グループ」(14年2月期連結営業収益は6兆3951 億円、前期比112.5%)になった。これらが有機的に結集することによって生まれるシナジーにより、さらなる成長を加速しようとしている。

●地域密着経営の推進
 最近、地域を重視しながらもグローバルな活動を展開することを表す造語として「グローカル」がよく使われるようになった。まさに、イオンはグローカル企業を目指している。地域の顧客とともに、環境保全や地域の食文化継承、ならびに地域行事にも参加し、施設を提供することで、地域文化の継承に取り組む。また、雇用創出や自治体との包括協力協定の締結など、地域経済の活性化に寄与するため地域密着経営を推進。そして、地域の優れた産品を国内外に広がる店舗網を活用して積極的に販売し、地域経済の振興に努めている。近年では日本の優れた食材を海外の店舗でも販売し、そのすばらしさをアピールしていることも注目に値する。

 イオンモール株式会社の経営理念には、次のように書かれている。

「イオンモールは、『輝きのあるまちづくり』を目指します。
 私たちは、パートナーとともに、輝きのあるまちを創造し、地域で生活する人々の、より彩りあるくらしの実現に貢献し続けます。
 ※輝きのあるまちとは、私たちが創る『驚き、感動、喜び』のある生活拠点によって魅力あふれる新しい生活があるまちのことを指します。
 ※パートナーとは地域社会、行政、NPO、テナント企業、協力企業、地権者、投資家など、街づくりにかかわるすべての人を指します」

 イオンの創業家・岡田屋には「大黒柱に車をつけよ」という有名な家訓がある。「家を支えている大黒柱は、本来動かしてはならないものだが、いつでも車をつけて家を動かせるようにしておけ」という意味である。時代、顧客ニーズの変化、人の流れに柔軟に対応し、店を移動せよ、過去の成功体験にこだわるな、と教えている。

 一部メディアは、この家訓を揶揄して、巨大なショッピングモールをつくっても、儲からなくなればすぐに撤退するのか、それでは企業としての社会的責任を果たしていないではないか、と指摘する。

 イオンモールが進出した地方都市では、完全にインフラとして定着している。ショッピングだけでなく、生活のさまざまな面でイオングループの便益を受ける「イオニスト」が増殖中。これほどまで地域に定着してしまえば、たしかに撤退されると地域住民は困る。だからこそ、イオンモールには持続的成長が求められる。イオンもそうありたいと考えている。

 しかし、イオンも盤石ではない。イオンモールの約70%は、25年までに人口が5%以上減る地域に立地しており、そうした地域は高齢化も著しい。

 いつの世でも、永遠に同じ形の商売が続くわけがない。長くても20~30年といわれる商業施設のライフサイクルを考えれば、いずれ、このインフラの大黒柱を動かさざるを得ないだろう。だが、その大黒柱をどう動かすかが肝心である。それは、撤退という形でなくなっているかもしれない。例えば、今、ファミリー主体のニュータウンでさえ、20~30年後には、高齢者中心のオールドタウンと化す。しかし、その頃には自動車の自動運転が普及していることだろうし、それを利用して、むしろ、歳をとると刺激を求めて、ショッピングモールへ出かけるようになると予測される。イオンモールは広すぎて歩くのに疲れるという高齢者に対しては、売り場と自宅、もしくは休憩スペースをネットで結び、ショッピングを中継するようなサービスも考えられる。

 技術にせよ、サービスにせよ、新しいものが出現すると、とかく負の局面に目が行きがちである。「イオン栄えて、街滅びる」という見方もその一つだろう。そうではなく、正の局面に注目し、「イオン栄えて、街も栄える」という構図を前提に、すべての関係者が「共創」することにより、日本の流通、そして社会が生まれ変わるのではないだろうか。